アイテム

  • DSC_0209_800.jpg
  • DSC_7196_800.jpg
  • DSC_7128_800.jpg
  • DSC_0262_800.jpg
  • DSC_0291_800.jpg
  • DSC_0485_800.jpg
  • DSC_0123_1k.jpg
  • DSC_0580_800.jpg
  • DSC_0582_800.jpg
  • DSC_7291_800.jpg
  • DSC_0604_800.jpg
  • DSC_0685_800.jpg
  • DSC_0625_800.jpg
  • DSC_0518_800.jpg
  • DSC_8859_800.jpg
  • DSC_9250_1K_bw.jpg

『株式会社ソルテック』 【彦】

user-pic
0

【 加工技術を訪ねて(1)「工業彫刻」 】

はじめまして。彦と申します。
今月から毎月月末に技術的な匂いがちょっと強め(?)のレポートを寄稿させていただきます。

今回はその第1回として、工業彫刻の一端を株式会社ソルテック(代表:小泉 源一郎さん、http://www.saltec.co.jp/ )の取り組みにみてみたいと思います。

10103998865.jpg


10103998866.jpg

 

10103998868.jpg

【参考】 ソルテックは、2004年に開催された第1回切削加工ドリームコンテスト(主催:森精機製作所)の微細加工部門に挑んだ「刻印付きエジェクタピン」。φ0.6先端部の「SSS」の凸文字や段付き部(φ0.6→φ1.0)の「SALTEC」の凹文字を彫刻機で加工。文字サイズは、高さ方向(長手方向)で0.18〜0.2mm。コンテストでは技能賞を獲得


 

10103999004.jpg


1. 彫刻機も大活躍
(株)ソルテックは、東京都墨田区東駒形に本社工場、弘前市のおとなり青森県南津軽郡田舎館村に青森工場をもつ50人規模の精密加工メーカです。
同社の工業彫刻に今も大活躍しているのが、NC加工機が普及し始めた昭和50年ごろから次第に使われなくなった彫刻機。

右手側のテーブルにセットした金属製の版下をトレースして、顕微鏡で見ながらワークに彫刻します。
彫刻機は、母型をトレースして加工する仕組みの加工機でCAD/CAMもNCデータも要りません。

必要とする図形(=文字やマーク)のサンプルがあれば手早く加工を始められますし、"削りの状態"を顕微鏡で常に観察しながら加工するため、送りの速さや切り込みを自在に変化させられます。

また、工具の形状や特性は、工具研磨機でつくるオリジナルの工具で作り込みます。
これによって、NC機では加工が困難な熱処理材などの硬い材質や超硬合金、立ち壁ぎりぎりの底面など狭い場所、平面だけでなく、うねった面や自由曲面など、「これは放電加工でしょ!」という場所にも、文字や会社のマーク、模様などを、材料や形状など諸条件に適した加工ができます。


10103999012.jpg

 
<エジェクタピンの加工例>
写真左はφ1エジェクタピン先端への文字の凹加工。
写真右のエジェクタピンは、左の4本がφ3、中央の2本がφ1、右の5本がφ0.3。いずれも彫刻機による加工。


 

10103999005.jpg

<工場内の彫刻機>
昭和40 年代には、カメラや双眼鏡をはじめとする光学機器など、"Made in Japan"の輸出を支える工作機械として大活躍。



 

10103999008.jpg

10103999007.jpg

<研磨作業>
彫刻加工用の刃先を加工するための工具研磨機
(サカザキマシナリー「SG-V10」、昼間精機「SG-5」など)


2.仕上げの決め手は"手わざ"
彫刻機でもNC機でも、加工した凹凸形状のエッジ部には"ダレ"が残ります。

これを顕微鏡を覗きながらタガネを使って手仕上げ。

超硬材への凸文字加工であれば、文字の天地サイズ0.3mm、高さ0.1mm、文字刃先の幅0.02mm± 0.005mm、複数文字でのサイズ・高さのバラツキは0.01mm以内(!)まで対応でき、さらに、凹文字ならば深さ0.15mm±0.005mm(!)が可能。

放電加工でできたダレもこのような手仕上げで修正するそうです。

なお、凹文字・凸文字の電極も彫刻機で製作しています。


 

10103999140.jpg

<原図・版下>
加工形状を紙に描いた原図をエッチング処理して作成します。


10103999142.jpg 10103999144.jpg

  <彫刻機による加工>



3.加工面へのこだわりに応える
一般にいわれる直彫り加工のメリットは、電極の準備と放電加工、その後の手仕上げにかかる時間やコストが不要にできることです。

しかし、近年の精密金型部品ではこれらの理由に加えて、放電加工による表面の荒れを嫌って直彫りを指定する例も増えているそうです。

このような加工面へのこだわりなど、よりハイレベルな直彫りニーズに対応できる同社は、とりわけ会社のマークなどの精密刻印や複雑・微細な模様、IT機器・OA機器や電装品向けコネクタ類の精密金型部品などが好評です。
もちろん、直彫りニーズの一方では、「ツヤなし」、「放電シボ」といったリクエストもありますし、深い形状や立ち壁面の角Rのない凹エッジなどの放電加工でしかできない形状には放電加工を最適活用します。
同社は、"彫刻の手わざ"で培った精密加工のノウハウを、NCによる高速直彫りや精密放電、研削,フライス手加工に展開して、顧客からのさまざまな製作ニーズに最適対応できる体制づくりを推進しています。



【彫刻機による加工例】


 

10103999146.jpg

<彫刻機による文字彫刻例>


 

10103999148.jpg

<立ち壁のキワへの文字加工>


 

10103999240.jpg

<曲面への文字やマークの加工>


10103999241.jpg

 
<曲面上に文字を加工した電極>



10103998860.jpg


株式会社ソルテック 本社工場
東京都墨田区東駒形2-16-10
電話 03-3624-3381 / FAX 03-3623-6174


 

10103998861.jpg

株式会社ソルテック 青森工場
〒038-1141 青森県南津軽郡田舎館村
大字川部字上船橋46-2
電話 0172-58-2281 / FAX 0172-58-3188


今回、紹介致しました?ソルテックさんの技術にご興味のある方は、
直接、お問い合わせ頂くか、
もしくは山本の方へご連絡頂ければ、ご紹介を致します。
どうぞお気軽にご連絡ください。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.sugoizo-blog.com/mt/mt-tb.cgi/21

コメントする


RSS

Copyright © 2008-2013製造業応援ブログ