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『株式会社ヤマコー』後半 【彦】

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朝夕には涼しさも感じられるようになり、夏休みも残り1週間となりました。

 

今回は、梱包資材の製造・販売の(株)ヤマコーが手がける高付加価値な段ボールの利用の続編です。

前半では、個人市場向けのオリジナル商品「ダンボ」を中心に書きましたが、今回は同社が本流の業務として位置づける企業向け梱包材の製造・販売についてご紹介いたします。

  

株式会社ヤマコー04

株式会社ヤマコー
本社・工場 京都府綴喜郡宇治田原町緑苑坂54-2
URL http://www.yamakoh.com
創業 昭和49年9月
年商 10億円(グループ決算)


 

地域に根ざしたFace to Face の営業
ダンボールの環境性能を活かしたエコロジーな梱包を提案


 個人市場向けのオリジナル商品「ダンボ」では人手を省くオンライン販売に取り組む一方で、同社創業時からの本流の業務である「企業向けの梱包材の製造・販売」については顧客のもとへ営業マンが通うスタイルを貫いています。
 ただし、従来からの製品の大きさと重さ、荷姿に応じた最適な段ボール箱の提案に加え、製品の底部の形状や輸送方法に適した緩衝材の設計・製作、運送車輌の手配、荷造り、発送までトータルで請け負える体制を整え、総合的な最適提案ができる営業体制としているそうです。

 このような顧客と二人三脚ができる営業体制によって梱包の潜在ニーズを引き出して対応することで、強度、耐水・耐湿性・密封性に優れるプラスチック段ボール製の通い箱の提案によって顧客の梱包資材費を年間40万円以上も削減した例もあるそうです。

 たとえば、発泡スチロールの緩衝材やエアパッキン(いわゆる「プチプチ」)相当の代替例だけでも、

 ・段ボールの端材を活用したタイプ、

 ・素材に含まれる<不安定な塩素>を取り除いた焼却時のダイオキシン等の発生が少ないタイプ、

 ・重金属を固化する機能があり残灰を埋め立て後の重金属溶出防止に役立つタイプ、

 ・土中に埋めると数カ月で減容、約1年で100%水と炭酸ガスに分解される生分解性のコーンスターチ系

などがあり、用途に応じた最適な梱包材によって"物流まわりのお悩み解決"を展開しています。

 

株式会社ヤマコー15

【写真1】 緩衝材の最適化
(設計を工夫、使う素材を最少化、廃棄物を抑制)


 かつては地味な脇役にとどまっていた段ボールですが、エコロジー(=環境性能)を切り口にすると、新しい魅力の提案ができます。 梱包材としての段ボールの特性を木箱と比較すると、軽量、保管スペースの節約、組立・梱包・開梱の作業性のよさ、優れた緩衝性(内容物へのダメージ抑制)、木材を巣とする寄生虫や小動物を防疫するための薫蒸処理が不要、カラフルな印刷が可能といったメリットがあります。

  丈夫で繰り返し使えるプラスチックダンボールなどは、リユースによってリサイクルに伴う手間と資源の浪費さえも低減できます。 廃棄物の処理はそれ自体が資源の浪費ですし、コストもかかります。木箱など他の素材の多くが使用後に解体・廃棄されるのに対し、段ボールは古紙としてリサイクルでき、梱包そのものを軽くできるので輸送エネルギーの削減にも効果があります。


株式会社ヤマコー14

【写真2】 段ボール利用の提案例
(上:イベント用ゴミ箱。簡単組立・軽量・印刷OKの特長を活かした)
(下:配送・通販用小口箱。ジャストサイズ・省スペース・緩衝性・印刷OKの特長を活かした)

 

CAD/CAM +ワイヤソーの加工に注力
形状・サイズ自在で1 ケースから納品
 生産方法に注目するとどうでしょうか。

 一般に、段ボール箱の製作数が50を超す場合の段ボールシートを裁断には木型を使用します。段ボール用の木型は厚さ20mm の木板(コンパネ)に金属カッターを取り付けた構造で、価格は2〜10万円だそうです。 展開状態で2500 × 3000mm までの大きなシートサイズに対応でき、ロットが大きい場合には特に生産性が高い一方で、使用した木型の交換・保管に場所・手間・錆や損傷のリスクが伴うといったデメリットもあります。

 同社では、最適な梱包の提案にあたって、小ロットの場合にはCAD/CAM+ワイヤソー(糸鋸)を用いて1枚ずつ切り出す工法で、内容物の寸法に合ったコンパクトで使い勝手の良い段ボール箱を1枚から納品しています。 木型を使う場合には納期が1週間程度かかる例でも、木型を使わないことで4〜5日で納品できるそうです。
 このため、同社ではNC制御のワイヤソーを積極的に推進し加工の高速化による短納期と、木型の使用数の削減を推進しています。

 

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【写真3】 段ボール加工風景(裁断工程)
(汎用段ボールケースの木型による高速裁断)

 

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【写真4】 段ボール加工風景(折り工程)

 

それほど気にもしてとめなかった身近にある段ボール箱、そして、前回ご紹介した段ボール家具の「ダンボ」。素材に惚れ込んで"段ボールの魅力の一番の理解者"としてビジネスに取り組む(株)ヤマコー様に大きな感動を受けた取材でした。 ありがとうございました。

そして、こころを込めたものづくりで、ますますステキで元気な日本を、みんなで一緒に作っていきましょー!

 

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