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2009年10月アーカイブ

月末恒例の書評です。

私がこのブログで書評を始めるときに、
勝手に決めたルールがあります。

それは、
発売から半年以上経過した本は紹介しない。
ということ。

なぜかと言いますと、
本は年間で8万冊以上出版されるそうですので、
半年以上経過した本は、書店に置いていない可能性が高いから。。。

もちろんアマゾンをはじめとするネット書店では
ほぼ確実に在庫がありますが、
しかし、私自身、本を購入するときは、
書店で現物をパラパラ眺めてから購入を決めるタイプでして。。。

ですから、
できるだけ確実に書店で、
実際に手に取った上で購入できるように、
発刊から半年以内の書籍を紹介しようと
決めていたわけです。



が、今回、そのルール破ります。

今回、ご紹介する書籍が発売されたのは2008年の3月。
今は2009年の10月。。。
半年どころか、一年半以上前に出版された本です。

しかし、侮るなかれ、
未だに書店によっては平積みされています。

すなわち、それだけ多くの人の共感を得たわけです。
そして、
私自身もルールを破って紹介する気になってしまったわけです。

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■ 書籍概要
『日本でいちばん大切にしたい会社』
坂本 光/著
あさ出版(2008/03)
ISBN 4860632486

■ 目次
第1部 会社は誰のために?
(「わかっていない」経営者が増えている!
会社経営とは「五人に対する使命と責任」を果たすための活動
業績ではなく継続する会社をめざして
業績や成長は継続するための手段にすぎない
社員は利益だけを求めているわけではない
「多くの人を満足させる」こと。それが会社の使命
経営がうまくいかない理由は内側にある
中小企業にしかできないことがある
日本で大切にしたい会社を増やそう
続けていくことの大切さ)
第2部 日本でいちばん大切にしたい会社たち
(障害者の方々がほめられ、役立ち、必要とされる場をつくりたい-日本理化学工業株式会社
「社員の幸せのための経営」「戦わない経営」を貫き、四八年間増収増益-伊那食品工業株式会社
「人を支える」会社には、日本中から社員が集まり、世界中からお客様が訪ねてくる-中村ブレイス株式会社
地域に生き、人と人、心と心を結ぶ経営を貫いていく-株式会社柳月
「あなたのお客でほんとうによかった」と言われる、光り輝く果物店-杉山フルーツ)


著者のモットーは
● 現場で中小企業研究や、がんばる中小企業を支援する
だそうです。

これまで訪問した企業数は、優に6000社を超えているそうで、
著者の情熱が伝わってきます。

そんな著者が訪問している企業というのは、
どんな企業でもいいというわけではありません。

● 私が意識して訪問させていただいている企業は、

長期にわたり好業績を持続している企業や、業績はともかく、
真に世のため人のためにになる経営に取り組んでいる価値のある企業です。

著者の掲げるその条件は、
企業として理想的な経営をしていると言ってもさしつかえないでしょう。


目次からも分かるとおり、本書は2部構成になっています。
第1部では、「会社は誰のために」。
経営者が心すべき「5人」に対する使命と責任について書かれています。
ちなみに「5人」については、本書をご確認いただければと思います。

また、第2部は「日本でいちばん大切にしたい会社たち」。
実際に実在する企業5社を取り上げ、
その会社の大切にしたい理由とその経営について書かれています。

紹介されている企業は
「日本理化学工業」、「伊那食品工業」、「中村ブレイス」、「柳月」、「杉山フルーツ」
の5社になります。
またこのほかに、コラムとして9社ほど紹介されていますので、
もしかしたら、ご存知ある会社もあるかもしれませんね。

ちなみに「杉山フルーツ」さんは、
当ブログの編集長yamagさんの会社のご近所だそうです。


さて、本書の最大の特色は
好業績を維持している実在する会社について書かれていること。
実在している会社ですから、その内容も非常に具体的で、
経営という部分で大いに参考になるのではないかと思います。


例えば、

● 業績や成長は継続するための手段にすぎない。
もちろん、業績は業績で大切です。
しかし、本当に大切なのは会社を存続させること。
業績ばかりを重視して従業員に負荷がかかりすぎて、
それについていけない社員はいっせいに辞職。
結果的に倒産に追い込まれるような会社もなかにはあります。

● 「伝統産業は時代が変わってしまったらダメだ」というのではなく、
それを守りながら、さらに新しい価値をつけて商品価値を高めていく
ということを行っているのが伊那食品工業です。

どの会社にも得意な技術や売りとなる商品があるかと思います。
それらに新たな付加価値を付け、新たな顧客を開拓すること。
これはどんな企業でも意識すべきことではないでしょうか。

● 「物づくり日本を復活させよう」などという運動が一時盛り上がりました。
しかし本当に大切なことは、弱者にやさしい、人間の尊厳を高めるような物づくりで
世界的なメッカになることだと思うのです。

これからの日本の製造業が生き抜くためにはどうすればいいか?
我々、中小企業の製造業者は自動車産業への依存度が高いです。
そのため、自動車関連がさえないと業界全体に停滞感が漂います。
それを将来、どのように打破していくか、
そのあたりに日本の物づくりの生き残る道があるように感じます。

いかがでしょう?
企業の経営という視点で非常に参考になるのではないでしょうか

また、経営者でない方が読んでも、
これらの会社の取り組み、考え方は非常にすばらしく。
読んでおいて損はないと断言できます。


最後に今回紹介されている企業に共通する点がありました。
それは、責任を外のせいにしないこと。

景気が悪い、業種が悪い、大企業が悪い。。。
のような外部要因のせいにすることを
本書で紹介されている5社はしません。

実際、外部要因のせいにしたところで、
自社の業績が回復するわけではありません。

確かに、そんな暇があるのなら、
社内に目をむけ、自社製品に付加価値をつける検討をした方が
はるかに有効であることは間違いないでしょう。
(と、いいつつもついつい愚痴を言ってしまいがちですが。。。)


景気に関係なく好業績を維持している企業の話が
具体的に書かれている
ちょっとした感動すら覚える良書です。


 心技隊の車両はとても完成度が高いです。

 

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 赤レンガ倉庫。

色や形が忠実に再現されています。

窓がくり貫かれているのは、走行時の空気抵抗を減らすため?

屋根の上のメッシュは、どういう機能があるのか。。。気になります。

 
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マリンタワー。

この反り具合は、お見事です! 

格子も、ちゃんとくり貫かれているんですよ。

しかも、上に行くほど、徐々に大きさが変化していくという芸の細かさ。

ケミカルウッドの削り出しだそうです。

 

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 インターコンチネンタルホテル。

これはウレタンで作ったのでしょうか。

窓は、ひとつひとつ彫り込まれていて立体感があります。

円筒素材に彫りこまれた“YOKOHAMA LOVE SONG”の文字は、横浜を愛する心技隊のみなさんの想いが伝わってきます。

 

さて、ドライバー2名とアシスタント2名に注目してみましょう。

(アシスタントって呼び名でいいのでしょうか?)

 

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この車両は、二人乗りの設計になっています。

ハンドルを握るのは、今回のリーダー的存在、通称”あにぃ”さん。

そして、リアシートに座って、飛行機を回し続けるのは、ケイテックさん。

ピンク色のツナギを着ている2名です。

何故、ピンク色なのか。。。今度、教えてください(笑

 

さて、問題はアシスタント2名です。

この仮装、まったく誰だか分かりません。

ひとりはおじいさん、もうひとりは魔法使いです。

特に魔法使いの方は、ほとんど隠れてしまっているため、誰なのか本当に検討もつきません。

魔法使いが僕の方に近づいて来たとき、隣のチームの人かと思って、目も合わさず避けたくらいですから(笑

おじいさんの方も、最初は誰だ分からなかったのですが、魔法使いの正体が○○○さんと分かって、

であれば、あの方しかいないと。

でも、正体が分かっても、なかなか普通には話せませんでした(笑

 

これらの仮装も、みなさんで楽しんで決められたのでしょうね。

ワイワイと盛り上がっている心技隊の皆さんの姿が目に浮かびます。

 

このあと、レースが始まり、心技隊は無事、完走。

得点は38点(50点満点)でしたが、車両の完成度、パフォーマンス、安定した走りなど、内容的には満点だったと思います。

正式な順位はまだ発表されていないようですが、参加された心技隊のみなさんは、順位よりもみんなでやり遂げたことに満足されているようでした。

 

出場が決まってから、およそ2ヶ月間。

数社の企業がひとつのチームとなり、目標に向かって、知恵を出し、持てる技術を出し合って成し遂げたこのイベント。

このチーム内には、大きな絆が生まれたに違いありません。

みんなで同じ目標へ向かっていく一体感、連帯感、団結力。

その過程で感じるさまざまな思い、信頼、責任、思いやり、厳しさ、やさしさ、温かさ。

仲間内にだけに通じる合言葉、笑い、くやしさ、うれしさ。

多くの感情や思いが生まれ、絆が深まっていく。

それは、チームとして参加した者だけが得ることができる大きな財産だと思います。

 

ものづくりのプロたちが連携し、自ら意思を持って、ひとつのプロジェクトに挑む。

日本の製造業に活気を取り戻せるカギが、そこにあるのかもしれません。

 

おわり


心技隊のレッドブル出場のきっかけから当日を迎えるまでの密着取材のレポートを産業ナビさんが書かれています。

作業風景や裏話、心技隊の素顔を知ることができます。

また、レポートの語り口調も面白いので、是非、ご覧になってみてください。

HPは、こちらです。

 

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(すみません、画像借りました)

心技隊のキャラクター「ヨーコ」さんです。

ナッちゃんでおなじみの"たなかじゅん"さんが書き下ろしてくれたものです。

心技隊は、このキャラクターとともに今後も製造業を発展させるために活動していくということです。

また、会員の募集もされていますので、是非一緒に活動してみたいと思う方は、?ミナロまでお問い合わせください。

 

 

会場へ着いたのは、13時少し前でした。

心技隊を探しに出場者控えエリアへ入ろうとしたのですが、入り口がよく分からなかったので、適当なところから中に入って行きました。

観覧車から見たときは、まだ人はまばらでしたが、着いたときにはかなりたくさんの人が集まっていました。

各チームの様子は様々で、学生サークルのようなハイテンションなチームもあれば、落ち着いた大人の雰囲気のあるチーム、家族愛が満ち溢れているチームなどがありました。

 

それら個性的な車両を眺めながら歩いていくと、、、

 

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おぉ、ありました!「心技隊」!

少年の心を持ったものづくりプロ集団!

このイラストでエントリーされたわけですね。

フロントマスクは、赤レンガ倉庫。

中央にそびえるのは、横浜のシンボル、マリンタワー。

そして、リアビューを引き締める、コンチネンタルホテル。

路面とタイヤの間から燃え出でる炎と煙は、この車両の重量感、トルク感を感じさせます。

横浜の香りがたっぷり漂うこのデザインは、間違いなく見る者を魅了させることでしょう。

 

さぁ、それでは実際の「心技隊」のマシンを拝見させて頂きましょう。

パシャ。

 

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フロントに赤レンガ倉庫、中央にマリンタワー、そして、コンチネンタルホテル。

おぉ!まさに、あのイラスト通りのマシンではありませんか!

す、すごい・・・。これをみんなで作ったのですね。

まさに横浜ですよ。ここは〜。

 

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NCCCの大河原さんが車両の横にいたので、ご挨拶し、少し説明をしてもらいました。

車体のフレームは、YAMAHAのY字フレームを使用、タイヤホイールは原付のものを使用したのだそうです。

足回りは、原付の部品そのままでは使えないため、一から設計をし直して組み上げたそうです。

そして、ブレーキは本格的な油圧式。

赤レンガ、マリンタワー、コンチネンタルは、アクリルやケミカルウドッド、ウレタンなどの樹脂素材から削り出しで作られたそうです。

すごいです!さすが、プロ集団。

 

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そんな説明をしながらも、大河原さんは、くるくる、くるくるとマリンタワーの飛行機を回していました。
 

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これは、飛行機を回すハンドルの下の部分です。

チェーンで回転運動を飛行機に伝えていたのでした。

 

つづく・・・(あと1回)

10月11日、日曜日。

お台場夢の大橋にて、レッドブルボックスカートレースが開催されました。

 

レッドブルボックスカートレースについては、各メディアやブログ等で、すでに多くの記事が書かれているので説明するまでもないかもしれませんが、知らない人のために、また、このページの行数を稼ぐため(笑)にも、一応、簡単に説明しておきます。

 

このレースは、オーストリア資本の飲料メーカー「レッドブル」が、世界各地で2000年より開催しているエンジンなしのカーレースです。

ベルギーのブリュッセルで第1回が開催されて以降、50回以上も開催されています。

日本では、今回が初めての開催となります。

競うのはレースタイムだけでなく、車両の独創性や完成度、スタート前の30秒のパフォーマンスも含まれます。

今回のレースには、応募数600チーム以上の中から78チーム(1チーム棄権)が選ばれ、優勝賞金100万円を目指して熱いバトルが繰り広げられました。

 

このレースに、神奈川県の製造業軍団「心技隊」が見事選ばれ、出場しました。

「心技隊」とは、このブログでも紹介しました、?ミナロ?MSP、、?NCCC?ケイテックデザインの4社連合のものづくりプロ集団です。

今回は、そのほかに数社加わり、更に力強いものづくりプロ集団となって参加されました。

ものづくりのプロたちによって作られた車両はどのようなものか。

これはもう見に行くしかありません。

 

朝早く東名を飛ばし、午前中に着いた僕は、イベントスタート前の様子を高い位置から眺めてみることにしました。

 

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[写真1]ボックスカートレース会場全体

 

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[写真2]各チームの控えエリア(心技隊は見つけられるかな?)→ 正解はここ

 

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[写真3]大会コース ( 解説付き)

 

中央にあるスタートゲートで、30秒のパフォーマンスをして、写真右手上の方に向かって、スタートします。

緩やかなS字コーナーが連続して続き、ゴール手間に30〜40cm程度のジャンプ台があります。

日本では初の開催なので、コースはこのようにやさしく設計してあるのだそうです。

 

後半へつづく(10/21UP予定)

 【彦】でございます

 前回につづき、航空機関連の部品製造を手がける栃木県宇都宮市の加治金属工業(株)をご紹介します。

 

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加治金属工業(株)
http://www.kajimetal.co.jp
所在地: 栃木県宇都宮市 不動前2−2−46
従業員: 約100名 

 

最高のアルミ部品を製造する"最高の中小企業"が目標

 近年の航空機部品の製造では、複数部品をアセンブリしたコンポーネント状態での加工や、複数部品を一体化して組立不要な部品構造にする取り組みが進行しているそうです。
 加治金属工業では、すべての製造工程で認証を取得したISO9001/JISQ9100に則して組織全体でシステマチックな品質保証を行うことと合わせ、自動寸法測定を活用した品質検査・保証のしくみづくりに取り組んでいます。
 3D-CADのモデルデータに加工品に対する寸法検査の測定ポイントを定義して自動測定を行うほか、顧客との設計情報の共有と取引先企業の要望に応じた関連データを、要望に応じて直ちに提出できるしくみを構築しています。
 加工設備についてもMAG3の2号機を導入。2台のMAG3による、より強力な加工体制を整えました。


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画像1 ワーク+治具のモデリング例。 とめネジ1本、ワッシャ1枚にいたるまで忠実にモデリング。

 

"高付加価値加工への対応力"が最重要、加工ノウハウを活かせるCAM機能を選択

 

 CAMシステムはどうでしょうか。

 5軸機能が不可欠な航空機部品の分野で世界的に多く用いられているCAM製品は2つ。 しかし、同社は自動化や省力化を謳い 価格も手頃なこれらのCAMをあえて選びませんでした。

 理由は、「それらのCAMは、クルマでいえばオートマチック車。自動ではあるけれども加工の仕方に自社のこだわりを反映できない。私たちが必要とするのはいわばマニュアル車。ツールパス1本1本に意志を込めた加工データを作成でき、加工を熟知したNCプログラマーが使用すれば工夫するほどに加工機の能力を引き出せる。当社の場合、操る人間によって違いが出せるCAMの方が好ましい。」というもの。 この考え方をもとに、より高度で付加価値の高い高速・高精度な加工を日々研究しています。

 さらに、加工が完了すると自社に完備した設備であらゆるニーズに応える表面処理( → http://www.kajimetal.co.jp/tosou.html )を施すこともできます。

 確立最高の加工設備と航空機部品の製造ノウハウ、設計・加工から各種試験まですべてに対応できる一貫生産体制と少量多品種生産への対応力を活かして、航空機だけにとどまらず高速鉄道やロボット等の他の先端技術フィールドにもチャレンジする計画、『 最高のアルミ部品を製造する"最高の中小企業"』を目指しています

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画像2 加工品の例

平面のように見える部分にも強度の確保などを目的とした微妙なRがついていることが多い。

加工データの作成においては、ポストプロセッサの不具合に起因する誤ったNC加工の経験も何度となくある」ことから、ツールパスだけでなくNCデータでの加工シミュレーションも必ず実施。

 

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画像3 ツールパスの動きと表面の仕上がり

ツールパスに沿った凹凸があるように見えるが、写真中央付近の光の反射からもわかるように表面はきわめて平滑。

 

  10月になりました。

  今回は航空機部品の加工を得意分野とする栃木県宇都宮市の加治金属工業(株)をご紹介します。

 

ユーザーの要求に応える一貫生産システム、複雑形状の5軸加工

 

 同社は、国産航空機やボーイング社の各種航空機の胴体や主翼を構成するメンバー(=骨格)部品を中心に、"大型の5軸マシニングセンタを用いた高速・高精度加工" と "あらゆるニーズに応える表面処理" を提供している航空機部品のエンジニアリング企業です。

 加工〜品質保証に必要な治具の設計・製作から加工品の表面処理・塗装にいたるまで、部品製作のすべてのプロセスを社内で対応できる一貫生産体制をもち、日本では数少ない米国ボーイング社の認定工場となっているなど、その技術力は国内外から高く評価されています。

 具体的には、ボーイング737、747、757、767、777について、主翼、フラップ、スポイラー、フェアリング、メインランディングドアなどを、また、エアバス機についてもA380の垂直尾翼の部品を製造しています。  みなさんが仕事に・旅行に利用している飛行機のどこかにも、おそらく加治金属工業の部品が使われているに違いありません。

 (機種と担当部品についての詳細は同社Webサイトをご覧ください→ http://www.kajimetal.co.jp/gijutsu.html

 

 また、官需機向けには、航空自衛隊のF-2戦闘機の垂直尾翼やパイロン等、F-15戦闘機のリアスキン、AH−1S対戦車ヘリコプターの胴体、MBRS多連装ミサイルシステムの発射台、輸送機の主翼、海上自衛隊の対潜哨戒機の主翼に関連する部品も製造しています。

加治金属工業(株)
http://www.kajimetal.co.jp
所在地: 栃木県宇都宮市 不動前2−2−46
従業員: 約100名

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写真2 加工例

 

主力加工機は「MAG3」。同社の1号機は牧野フライスの国内1号機


 航空機の部品は、薄肉・軽量・高剛性・高信頼性の確保のために鋳造などは行わず、アルミ合金のブロック材から注文数だけ部品一点一点を削り出して製造することが一般的です。

 同社が手がけている各種部品も、アルミ合金のブロック材の大部分を切削除去するため、加工歪みの発生にも配慮しつつ最少の段取り回数と治具レス加工を基本方針として高精度・高能率に加工を行う必要があります。 また、加工するサイズも大きく、複雑な曲面形状も多い特性があります。

 このような加工の要求に応えるため、同社は牧野フライス製作所のフラッグシップ機のひとつである「MAG3」を主力NC加工機として稼働させています。

MAG3を選択した理由としては、
 1)海外製の5軸加工機よりもメーカーのサポート対応がよいこと、
 2)ファナックのNC装置を選択したかったこと、
 3)海外製に比べて高速加工と高精度の両立を期待できそうなこと、などがあったそうです。

 なお、MAG3を導入する際には、素材をセットしてから連続加工ができる加工システムを構築するべく、"機械加工専用の工場"も新たに建設したそうです。

 

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写真3 5軸高速マシニングセンタ「MAG3」
 牧野フライス製作所製、主軸の最高回転数は30000rpm、3000×1500×500mmの加工サイズで、主翼の付け根や胴体の骨格部品にも対応。 なお、同社のMAG3は牧野フライスの国内納入1号機。"6パレットチェンジャ付きMAG3"としては世界1号機。
 なお、MAG3のほかにも、BMC-50E(東芝機械)、M-300L(森精機)、MC108H(牧野フライス)なども活躍。

 

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写真4 ワーク・治具のベースプレート

部品の素材(ブロック材)や第2治具を取り付けるためのベースプレート。 いくつかのパターンをあらかじめ用意している。

 

次回は同社のものづくりについて、もう少し詳しくご紹介したいと思います。

 

 【彦】でございます。

 10月3日(土)は「中秋の名月」でした。

 その晩の首都圏付近は夕方から晴れて、夜にはすっきりと月を見ることができました。

 秋、寒くてそれどころではない冬の夜や水蒸気やチリ・ホコリで空が濁る春〜夏とちがって、もっとも夜空に親しみやすい季節です。

 

 きたる10月24日(土)、国立天文台 三鷹キャンパス(=かつての"東京天文台")では、年に一度の一斉公開である『特別公開』がおこなわれます。

 普段は見学できない観測・実験施設の公開、天文学の最新の成果を紹介する展示、特別講演会、家族で楽しめるスタンプラリーなど、もりだくさんの内容です。

 メカ好き・道具好きな向きには、望遠鏡・双眼鏡・デジタルカメラなども興味の対象かと思います。 特別公開の日には普段は非公開の http://www.nao.ac.jp/about/mtk/visit/shisetsu_sonota.html#50cm などを見ることができます。 私個人としては「太陽フレア望遠鏡」など、是非とも間近で見てみたいです。

■ 国立天文台 三鷹キャンパス 『 特別公開 』 Webサイト

 → http://www.nao.ac.jp/about/mtk/visit/tokubetsu.html

 

 ところで、今年は ガリレオ・ガリレイが眼鏡のレンズを組み合わせて自作した4cm口径の望遠鏡を星空に向けてから400年になることを記念した『国際天文年』です。

 10月22日(木)〜24日(土)の3日間は「Galilean Nights(ガリレオの夕べ)」と題した"世界一斉観望会&木星観測キャンペーン"に設定されています。 

 

■ 世界天文年2009 日本委員会 ホームページ

 → http://www.astronomy2009.jp/index.html

 

■ ウィキペディア 『 世界天文年2009 』

 → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A9%E6%96%87%E5%B9%B42009

 

 さて、具体的に「秋の夜空を見てみたい」となったとき、どうすればよいでしょうか。 私は、まず(株)ニコンのWebサイトにある『 星空案内 』のページを見ることをおすすめしています。

 とくに、"詳細ページ"中ほどにある各惑星についての案内や『今月の星さがし』、『今月の星座』は親切だと思います。

 国立天文台の「ほしぞら情報」(http://www.nao.ac.jp/hoshizora/topics.html )も有力ですが、

書き方の平易な前者の方が、初級者にも馴染みやすいと思います。

 

■ ニコン 『 星空案内 』 Webサイト

 → http://www.nikon.co.jp/main/jpn/feelnikon/discovery/stars/

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10月3日(土)の夜、デジカメで撮影した月。

太陽の光を反射している月面は地球の昼と同じ明るさ。 三脚を使わず、手持ち撮影でもきれいに撮れます。

 

では、よい秋の夜長を。

 

 9月の後半は、今回が初めてという"シルバーウィーク"でした。

 

 「国民の休日」を含んだ大型連休の期間中、高速道路は想定外の渋滞だったということで、夜間の移動で渋滞に巻き込まれてバッテリー上がりによるエンストに見舞われた人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 、、、各種の灯火と照明+無休のエアコンならびにカーナビ・カーテレビ+ノロノロ運転で低いままのエンジン回転と灯り続けるブレーキランプ、、、それはそれはバッテリーには過酷、、、というより、もはや残酷であります。

 わが家も、走行中のエンストこそなかったものの、連休最終日の朝、エンジンが始動できなくなってしまいました。 車格の割りに大サイズとはいえ使い始めて8年半になるバッテリー、これから寒くなりますし、臨時出費にも涙しつつも交換することに。 自転車に乗ってホームセンターへ出かけると各社・各ブランドいろとりどりですが、仕様通りでもっとも廉価なこちらを選びました。(写真1)

 

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 写真1

 

 しかし、交換を終えて気になったのは最近のバッテリー事情。 あれこれWebを見た中からおすすめをいくつかご紹介します。

 まずイチオシは、2009年2月に資源エネルギー庁が編集した「蓄電池技術の現状と取組について」。
 内容としては、
I.蓄電池の種類について
II.我が国の蓄電池の競争力と蓄電池を巡る産業構造について
III.蓄電池のコストの現状比較と将来的な価格目標について
の3部構成です。 シンプルながらもとても濃い内容ですので、是非ご覧いただきたいと思います。

 → http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g90225a05j.pdf

 

次に、2009年4月の週刊誌「東洋経済」の記事。 こちらもおすすめです。
『 底力を発揮する日本の蓄電池産業、新エネルギーブームで世界が注目 』。
 →
http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/a2b39199db4a0e4fdddf448b907d2c7d/

 

また、一般的な事柄としては、ウィキペディア 『 二次電池 』。
 →
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E9%9B%BB%E6%B1%A0


あるいは、電池メーカー各社で組織する(社)電池工業会のWebサイト。
電池の知識」、「図書と講習のご案内」、「統計データ」、「処理方法とリサイクル」、「リチウムイオン二次電池」、「自動車用バッテリー」、「蓄電池設備の認定」などの項目があります
 →
http://www.baj.or.jp/

 

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