5月の大型連休が過ぎてしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
今回は、「インターモールド2010」のレポートの後半として、展示会への出展コストなどについて書いてみたいと思います。
■ JETRO(日本貿易振興機構)『 見本市・展示会データベース 』
世界や日本の見本市開催情報を業種や開催地ごとに検索できるほか、世界の展示会場、見本市レポート、見本市月間ランキングなど、様々な見本市関連トピックスを提供。
→ http://www.jetro.go.jp/j-messe/
□ ウィキペディア 『 見本市 』
ページの中ほどに書かれているところの、“インターネットを通じて情報の氾濫する現代ではあるが、実際の製品・新商品や試作機に実際に触れ、見聞できる有意義なイベントである。”の文言が印象的です。
→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%8B%E6%9C%AC%E5%B8%82
【1】 おいくら?、展示会への出展コスト
さっそくですが、イベント名に「国際○○」とつくような大きな展示会への出展費用はどれくらいかかるものなのでしょうか。
出展には、場所を確保するための「小間代」のほか、ブースの壁面パネル(=パーティション)やカーペット、照明やコンセントの設置といった「装飾」、受付机や商談テーブルなどの「備品」の料金が伴います。
小間代は、2〜3坪くらいの床面積がある“1小間”あたり10〜20万円、装飾+備品代もほぼ同じくらいの額がかかります。 展示する自社の紹介パネルや製品・加工品などのサンプル、会社案内や製品カタログなどの配布物、説明員など関係者の交通費や宿泊費なども考慮すると、1小間だけの出展でも50〜100万円の予算が必要です。
このようなブースの設営費や、当日ブースに立つ説明員の確保が難しい場合のために、近年は「カタログコーナー」や「パネルコーナー」という展示方法を用意する展示会も増えています。
このような出展方法では、カタログを希望する来場者がカタログコーナーにくると、
1)窓口の担当者(=展示会の主催者)が来場者から名刺を受け取って、
2)引き替えにカタログを手渡しする、
という流れでの対応が一般的です。
《見込み顧客とブースで直接あって話すことで、先方の事業の概要や社風、担当者の人物像なども感じ取れる》 というメリットはなくなりますが、「興味をもった来場者の名刺(=連絡先)を集める」という目的は達成できます。(※)
※ 手軽な出展方法であるため、陳列(=出展)を希望する業者が多くなり過ぎたり、展示会の趣旨にそぐわないカタログやパネルが持ち込まれたりすることを防ぐため、申し込み条件に制約がつく場合もあるようです。
ご参考として、以下にいくつかの展示会の小間単価と装飾・備品代をのせておきます。
■ インターモールド/金型展 ( http://www.itp.gr.jp/im/ )
2006年に開催された大阪会場(インテックス大阪)の例では、小間単価(3m×3m)は、場所のみで小間仕切りがないAタイプが33万6千円。 基本装備・電気設備・備品付きのBタイプが40万9500円。 日本金型工業会の正会員には会員割引がある。 東京会場(東京ビッグサイト)の場合も同価格。
■ 機械要素技術展 ( http://www.mtech-tokyo.jp/ )
東京ビックサイトで開催される同展、3m×2.7mの小間単価が454,650円、設備・装飾・備品代は別途。(2005年データ)
■ 国際プラスチックフェア ( http://www.a-tex.co.jp/plastics/ipf/ )
同展はプラスチック&ゴム総合展の分野での世界3大展示会のひとつ。通称:IPF。
標準ブースは、小間代:26万2千円+装飾:13万6千円=38万8千円から。 カタログコーナーは10万5千円。 これらのほか、IPFには、ブース内で製造の様子を実演したり、製品サンプルや説明パネル、パンプレットなどを持ち込むだけで出展できる「受託加工・製造小間」(2m×2m、157,500円、装飾・備品代2.5万円(展示セットA)、同6万円(〃B))という選択肢が用意されています。 “自社の技はしっかりアピールしたいがブースの装飾に凝るのは本意ではない”という向きには好適だと思います。
下記リンク先PDFファイルの5〜6ページに図解で詳細な説明があります。 『出展に興味があるけどさっぱり分からない』という方に是非ご一読をおすすめしたい分かりやすさです。
PDFファイル→ http://www.a-tex.co.jp/plastics/ipf/download/pdf/2008/2008_guideline_j.pdf
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【2】 地域密着(ローカル)の展示会 & ベンチャー企業向けの展示会
前述したような全国規模の展示会に対して、地域の商工会や工業組合が主催する地元志向の展示会も多数行われています。 とくに、大阪、名古屋、福岡といった各経済圏の大都市や、京都、静岡・浜松、東京都大田区、新潟県燕三条などの工業集積地では活発に開催されてきました。
多くの場合、会期が1〜3日と短いことや、都市にくらべて会場の使用料が安いこと、地域振興の観点から自治体が後援することも多い、といった理由で、ブースの設営費等が比較的お手頃です。(自治体そのものが主催者をつとめる展示会もあります。)
■ ウィキペディア 『 日本の見本市会場一覧 』
→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%A6%8B%E6%9C%AC%E5%B8%82%E4%BC%9A%E5%A0%B4%E4%B8%80%E8%A6%A7

写真: ローカルな展示会の例(1) 『 テクニカルショウヨコハマ2010 』
正式名称は 『 第31回工業技術見本市 』。 2010年2月3〜5日の3日間、パシフィコ横浜で開催。
333の会社・団体が出展した神奈川県ローカルで最大規模の工業技術・製品の見本市。
→ http://www.tech-yokohama.jp/tech2010/
■ テクニカルショウヨコハマの当ブログでの関連記事
2010年 → http://www.sugoizo-blog.com/2010/02/post-53.html
2009年 → http://www.sugoizo-blog.com/2009/02/2009-1.html
□ 参考:横浜市>製造業の振興> 『よこはまものづくり情報ポータルサイト』
→ http://www.city.yokohama.jp/me/keizai/shien/seizou/

写真: ローカルな展示会(2) 『 あつぎテクノフェスタ 』
関連情報 → http://www.city.atsugi.kanagawa.jp/shiminbenri/shisei/atsugilibrary/live/p001743.html
■ 当ブログ、「あつぎテクノフェスタ 2007」に出展した(株)ケイテックデザイン紹介記事
→ http://www.sugoizo-blog.com/2009/05/post-24.html
また、ベンチャー企業の製品やサービスを対象としたマッチングイベントもあります。
たとえば、東京・丸の内にある東京国際フォーラムを会場に行われる「ベンチャーフェアJAPAN」は、医療・福祉/生活文化/情報通信/新製造技術/流通・物流/環境/海洋/バイオテクノロジー/都市環境整備/航空・宇宙(民需)の15分野を対象に事業パートナーや投資家等とのマッチングを図るべく開催されています。
お役所((独)中小企業基盤整備機構)の主催ですので、例によって年度末の開催で、2010年は2月2・3・4日に開催されました。 3日間の来場者は、29,049名(2008年)、29938名(2009年)だったそうです。
この「ベンチャーフェアJapan」の興味深い点として、“出展者一覧”のページ( http://vfj.smrj.go.jp/exhibitor/category_list/all )に写真が掲載されている各社の製品をあげることができます。 いろいろな感じ方があると思いますので、是非見てみてください。
■ 『ベンチャーフェアJAPAN2010』ホームページ
→ http://vfj.smrj.go.jp/
□ 『東京国際フォーラム』ホームページ
所在地は千代田区丸の内3丁目。東京駅から歩5分。
→ http://www.t-i-forum.co.jp/general/
さて。
今年の10月28日(木)〜11月2日(火)の6日間、2年に1度開催される世界3大工作機械展示会のひとつ、『日本国際工作機械見本市』(通称はおなじみ“JIMTOF”、http://www.jimtof.org/ )が開催されます。
第25回となる今回の開催キャッチコピーは“ココロを動かすモノづくり”。 《 うーむ、、、少し抽象的すぎないか?? 》などと、企画・運営サイドのセンスにかすかな心配も去来しますが、景気の回復傾向も出てきたこのごろ、ぜひとも充実の内容と、それに裏付けられた成功裡のお開きを願う次第であります。
大型連休明けです。 事故やケガ、体調etc.に気をつけて、今週もがんばってまいりましょう。
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