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2010年12月アーカイブ

今年も残り僅かとなりました。
応援ブログ、2010年最後の更新です。

応援ブログを始めてから早2年と3ヶ月。
本当に月日の流れは早いものです。
今年は2周年記念パーティーを盛大に挙げることができて、本当に思い出の残る良い1年となりました。
みなさま、本当にありがとうございました。

さて、今年もやり残したことや出来なかったことがいくつかありました。
来年に向けて整理してみます。

・学生たちの工場見学
半年も前になりますが、岐阜県関市にある株式会社ナック様から工場見学及び取材の許可を頂きました。
9〜10月ごろにお伺いしようかと計画していたのですが、なかなか都合が付けられず現在に至っています。
サッと行ける距離ではないですし、人数も多いので、何かツアーみたいな形にして、来年行ければと思っています。
株式会社ナック様、その際には是非よろしくお願い致します。

・取材記事
今年取材し、記事に出来ていないものがいくつかあります。
箇条書きまでは済んでいますが、まだ文章として成り立っていません。
これから1ヶ月以内に仕上て、来年早々にはアップしたいと思っています。願っています。
あと、最近はochiさんの取材記事が好評なので、今後はochiさんに取材部長をお願いしようかと思っています。
産業ナビさんとのコラボ取材や共同企画なんかもしていければと思っています。

・新コンテンツ立ち上げ
新しいコンテンツを立ち上げたいと数ヶ月前に書きました。まだ構想段階です。
製造業について知る、楽しむ、また他業種、他業界の人たちにも楽しめるようなサイトを作っていきたいです。
youtube、にこにこ動画、youstremなどの動画サイトも利用していきたいです。
それに合わせてブログデザインも見直しする予定でいます。
「製造業応援ブログ」という硬いタイトルで記事も硬派ですが、少しゆるい面も持ち合わせていければファン層がもっと広がるのではないかと思っています。

・求人コーナーの充実
応援ブログの求人窓口を株式会社プレナーさんにご協力頂いております。
企業側からも求職者側からも使いやすく、双方が情報を共有できるようなサイトを作っていきたいと思っています。
求人コーナーの企業情報と応援ブログでの取材記事がリンクされているのが一番理想的で、そのような形にしていきたいと思っています。

来年以降、この項目がどれだけ実現できるかわかりませんが、
時間の許す限り精一杯活動して実現できるよう頑張っていきたいと思っています。
来年も引き続き応援よろしくお願い致します。

それでは、みなさま、良いお年をお迎えください。

【募集】
・取材先を募集しています。いいよ!と言ってくださる方は、こちらからご連絡ください。
簡単な会社PRとご担当者のお名前をご記入ください。
・寄稿者、ライターを募集しています。書きたい方、書いてみたい方はぜひご連絡ください。
現在は手弁当で活動しているため、報酬などはございませんが、それでもいいよ!と言ってくださる方ご連絡お待ちしております。
【特別企画】「ページランク5からリンクします!」を募集しています。
ぜひ、この機会に製造業に対しての思いをぶちまけてください。
・通常の工場リンク、ブログリンクも引き続き、募集しています。こちらからご連絡ください。
【心技隊企画】ものづくり流行語大賞
今年一年で流行ったものづくり関連の言葉をぜひエントリーしてみてください。優秀作には賞品があるようですよ。

ochiです。

 

以前、由紀精密さんの記事を書いた時に、

応援ブログとしては初となるコラボ企画として、

産業ナビさんとの同時取材を敢行しました。

『株式会社由紀精密』 【ochi】 - すごいぞ!日本の製造業!

 

今回の記事は、

まさかの産業ナビさんとのコラボ企画第2弾となります。

 

前回同様、すでに産業ナビさんでは記事がアップされております。

相変わらず素晴らしい文章力です。

あぁ、またプレッシャーが。。。

株式会社タシロ【さんなびったー働訪記! | 産業Navi】

 


。。。気を取り直しまして、今回取材させていただいたのは、

神奈川県平塚市にある株式会社タシロさんです。

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【株式会社 タシロ】

259-1216 神奈川県平塚市入野284-1

HP       http://www.tasiro.co.jp/

(写真はタシロさんの事務所に上がるための階段、色々な標語が貼ってあります)


 

取材に応じてくださったのは、同社の代表取締役社長である田城裕司さん

実は田城社長と私は、サロン・deWINEという勉強会で

毎月ご一緒させていただいており、毎月毎月多くの刺激をいただいています。

また、私事ですが、父の後を継ぐ2代目社長としても大先輩にあたります。

そんな関係から、ぜひ一度、会社にお邪魔したいと思っていた折、

産業ナビさんから今回の提案をいただき、食いついた次第です。

Salon de WINE  ホームページ

 

()タシロさんの前身は、

お父様である先代社長が昭和41年に自動車販売・修理業として起業したところから始まり、

昭和43年には、自動車部品のスポット溶接、プレス加工に着手します。

時代はいわゆるモータリゼーションの時代。

自動車産業が大躍進をしていた時代ですから、

同社の業績も好調だったようです。

そんな中、田城社長は1年間勤めた会社を退職し入社します。

 

しかし、入社して経験を重ねてくるたびに湧き上がるもやもやがあったようです。

それは、下請けであることへの不満、現状の会社への不満。

そこで、色々な人からの助言もあり、平成3年精密板金への業種転向を決意します。

 

ちなみに、そのときの会社の年商は8000万円だったそうですが、

それに対して必要な設備投資額は1億円必要だったそうです。

当時、売り上げが、がくっと落ちたため許された決断だったそうですが、

それにしたって、ものすごい決断力だと思います。

この決断ができずに今苦しんでいる会社というのは、案外多いように思います。

 

しかし、いきなりの方向転換ですから、当然仕事はありませんでした。

赤字続きの苦渋の2年間を味わいます。

その当時は、もう、見積もりが来た、図面が来た、それだけで嬉しかったそうで、

見積もり図面が来た段階で、受注も決まってないのに加工してしまったそうです。

こうして腕を磨き、加工データを蓄積していきます。

そうして3年目。ポツポツと仕事が出始めます。

 

この仕事が出るようになってきた最大の理由として挙げられたのが、

苦しい2年間で得たデータの蓄積。この蓄積がスピードに結びついたそうです。

今の製造業でスピードが一つの重要な要素であるのは言うまでもないことですよね。


 

その後、会社の成長とともに積極的な設備投資を行います。

聞いたところによると、アマダ製のレーザー加工機は

()タシロさんのものがなんと1号機だそうです。

 

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現在工場内には、大型のレーザー加工機が複数台工場に設置されています。

しかし、何でもその加工機で加工するわけではありません。

例えば、非常に薄肉な板などは、レーザーでは加工できないそうで、

条件によってワイヤーカットを使用したりするそうです。

この辺りのノウハウは、まさにデータの蓄積によるものと言えそうです。

 

図面化作業はベトナムへのアウトソースを利用しています。

このあたり、設計屋の自分としては面白くないわけですが。。。

やっているのは設計ではなく、トレース作業ということです。

客先から来た紙図面をCADデータにする作業を依頼しているそうです。

海外に出すメリットは、言うまでもなく、

こちらが寝ている間に仕事が進んでいるということ。

インターネットがこれだけ発達している現在、

残念ですがそういうトレース作業は金銭的にも、納期的にも、

日本の設計屋に外注しても意味ないです。

設計屋としては、その辺りのことをよく考えて

業務展開していかないといけませんね。。。

って、これはだいぶ個人的な話になってしまいました。

 


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VPSSの導入による工場の見える化も進んでいます。

工場内は24時間無人でも稼動するシステムが構築されています。

その作業状況は2階のモニターで、確認することができます。

写真では分かりませんが、動いている機械は画面でも動いていますし、

止まっている機械は画面でも止まっています。

もちろん、何かトラブルがあった際には、

携帯電話に呼び出しがかかるシステムになっています。

町工場でこれだけのシステムはなかなかないのではないでしょうか?

 

 

17時までに工場見学を終えないと!!』

と今回の会社訪問、実はかなりバタバタとしていました。

この日はノー残業デイ。。。というわけではなく、

原則として残業はしない体制だそうです。


先のリーマンショックで、多くの会社が残業規制、禁止を掲げています。

急な残業規制に不満を漏らす方を多く見かけます。

しかし、()タシロさんの場合はそれ以前から

『残業手当に頼らない仕組み』を実行していたそうです。


製造業では、残業手当あることを前提に

生活を成り立たせている状態が多く見受けられました。

しかし、このたびのリーマンショックでそれが崩壊し、

残業手当というものが当てにならなくなりました。

原則として、就業時間内で業務を終わらせ、

基本給でやっていくという考え方は非常に賛同できます。



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ところで、()タシロさんの外には大きなショーケースが置かれています。

なぜ、外なのか??

『同じ地域に住んでいても、

この会社がなにをしているか解らない、知らない人が案外多い。

道行く人が()タシロという会社がなにをしているのか知ってもらう。』

そのための外のショーケースなわけです。


確かに、会社名だけ見ても何をしているか解らない会社って多いと思います。

こうやって、自ら外にアピールすることは必要なことなのかもしれません。

 

 

最後になりますが、今回の取材では、

田城社長から我々の心に響く言葉を多々いただきました。

そのあたりは産業ナビさんの記事に書かれていますので、

そちらを見ていただくとして

個人的に印象に残っていることを書きたいと思います。

 

それは、

『息子が『経営者になりたい』と言っている。』

ということ。

 

田城社長には大学受験を控えた息子さんがいらっしゃいます。

その息子さんに将来何になりたいのか聞いたところ、

『経営者』と答えたそうです。

 

それは正真正銘、父親の背中を見て何か感じるものがあったからでしょう。

自分にも息子がいます。そしてまだ新米ですが一応は経営者の端くれです。

自分自身、将来息子にそういう風に思われる経営者になりたいと思います。

 


以上。

取材に応じてくださった株式会社タシロ 田城社長

2回目のコラボ取材を提案してくださった、産業ナビさん。

また、取材に同行してくださった株式会社由紀精密 笠原主査。

本当にありがとうございました!!

 

 

今回ご紹介したタシロさんの技術に興味のある方は、直接お問い合わせ頂くか、当ブログのお問い合わせページからご連絡ください。
http://www.sugoizo-blog.com/toiawase.html


【株式会社 タシロ】

259-1216 神奈川県平塚市入野284-1

HP       http://www.tasiro.co.jp/


【彦】でございます。 今年の投稿は今回が〆となります。

今回は 今年の後半に出会ったところの

興味深かったWebページをいくつかご紹介したいと思います。

 

1) ものづくり進化論

 日経系です。新聞社目線で正攻法のシリーズと思われます。

 最新記事は「プレス加工の魔術師たち」です。

 → http://www.nikkei.com/tech/ssbiz/page/p=9694E0E5E2E3E0E2E3E2E1EAE4E0

 

 とりわけ、11月2日の記事、『金型メーカーに潜むズレ』 はおすすめ。

 → http://www.nikkei.com/tech/ssbiz/article/g=96958A9C93819696E2E3E2E7858DE2E3E3E3E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E5E2E3E0E2E3E2E1EAE4E0

 

 なお、電気自動車については、[ Techトレンド ] に「特集:電気自動車」のコーナーがあります。

 → http://www.nikkei.com/tech/trend/page/p=9694E3E0E2E3E0E2E3E2E1E7E6E3

 

 

 2) ザ・分解

 おなじく日経系。メカものを分解して考察や感想を述べるブログはあまたありますが、

 日経が連載しているこの企画はなかなかアカデミックかと思います。

 日経ですので有料会員限定ページが多いのは難ですが、、、。

 → http://www.nikkei.com/tech/trend/page/p=9694E3E7E3E0E0E2E2EBE0E2E2EA

 

 歴代の一覧はこちらです。 

 → http://www.nikkei.com/tech/trend/index/p=9694E3E7E3E0E0E2E2EBE0E2E2EA

 

 

3) 三菱電機お楽しみコンテンツ 『 サイエンスサイト・DSPACE 』

 2010年は、夏の「はやぶさ」の帰還もあって、宇宙技術に沸いた年になったと思います。

 三菱電機、はやぶさプロジェクトにこそ参加していませんでしたが、老舗です。

  → http://www.mitsubishielectric.co.jp/dspace/

 

 なお、同社のお楽しみサイトには、

 岩合光昭×三菱電機 "the beauty of NATURE"( http://www.mitsubishielectric.co.jp/nature/ )や

 「キーテクノロジー」( http://www.mitsubishielectric.co.jp/key-technology/ )もあります。

 

 

4) NEC 『 太陽系大航海時代の幕明け 』

 はやぶさのみならず、2010年は宇宙の可能性を再認識した1年でもありました。

 関係メーカーからの情報発信が嬉しいです。

 → http://www.nec.co.jp/ad/cosmos/

 

 なお、はやぶさの本家 宇宙航空研究開発機構 (=JAXA) のサイトはこちらです。

 → http://www.jaxa.jp/projects/index_j.html

 

5) JR東海 『 超電導リニア公式ホームページ 』

 リニアモーターカーの走る未来が、ぐっと現実的になった年でもあった気がします。

 超電導リニアの原理、歴史、山梨リニア実験線での走行予定、お知らせ等が掲載されています。

 → http://linear.jr-central.co.jp/

 

 ご参考: ウィキペディア 『 リニアモーターカー 』

 → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC

 

6) ヤマハ発動機 『 超精密ペーパークラフト 』

 二輪車レースの世界最高峰 『MotoGP』で、祝・V2達成のヤマハ。

 同社の大型バイク「VMAX」、「MT-1」はじめ 10車種の "超精密ペーパークラフト"のほか、

 希少動物シリーズ、日本の情景シリーズなど種々のペーパクラフトがあります。

 エンターテインメントサイトには、各車・各製品やバイクのある風景の壁紙、ブックカバー、

 ブログパーツ、ゲームなどもあります。

 → http://www.yamaha-motor.co.jp/entertainment/

 

7) 森精機 『 切削加工ドリームコンテスト 』

 今年が第7回の切削加工ドリームコンテスト。

 JIMTOFにて森精機ブースで実物をご覧になった方も多いと思いますが、

 拙、毎度のことながら受賞作品のレベルの高さには脱帽です。

  → http://www.moriseiki.com/dreamcontest/jp/

 

興味深かったWebページはほかにもありますが、とりいそぎ7選。

みなさまご自愛のほど、好い一年の締めくくりをお過ごしくださいませ。

 

12月も半ばになり、今年も残すところ半月ちょっと。

季節も冬らしくなってまいりました。

 

巷では、『あたらしいみかんのむきかた』という本が大変な人気だそうで、そうでなくても

ミカンのむき方については Webを検索してもさまざななアイデアや動画が掲載されており、

家族・親族、あるいは友人・知人らとコタツでテーブルで団欒を過ごす時間の増えるこれからの時期

皮の剥き方を楽しむミカンの味わい方も 《 これも日本人の粋の系譜? 》 と感じます。

 

これからの日本の/日本人の くらし方・生き方・ものづくりのありかたの再構築にあたっては

遊び心・アート心あふれる感性豊かな人が主役になるのだろうなぁ、、と思います。

少なくとも、[ 昨日の続きが今日で、今日の続きが明日ですー ] みたいな人ではないと思います。

(ってゆうか、そういう人が主役の世の中になってほしくない。。。 )

さらに、ミカンの皮ごとき、、と蔑む(※)ことなかれ。

"小さなことができない人は大きなことはなおできない"ということも

『真』であってほしいと思います。

 

※ 読み:「さげすむ」です。為念。 ( 先日、大のオトナが「いやしむ」と読んでちょっとびっくり 。 。 。 )

 

■ 『あたらしいみかんのむきかた』 ( 著・岡田 好弘、イラスト・神谷 圭介、小学館 )
 → http://www.amazon.co.jp/dp/4092271468/ref=nosim?tag=japangamenews-22&link_code=as3&creativeASIN=4092271468&creative=3999&camp=767

 

 

月末ではないですが、書評です。

今回、ご紹介する書籍はこちら
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『裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記』
山口 恵理子 / 講談社


サブタイトルにあるとおり
本書は25歳で起業をしたマザーハウス代表 山口さんの
幼少時代から起業までを自ら綴った自伝エッセイになります。

書籍の帯についていた内容文に
少し肉付けしてご紹介しますと。。。

小学生時代にイジメを、中学時代には非行を経験。
そんな折、出会ったのが柔道。
なんと県で優勝し、全国大会に進出するも、2回戦で敗退。
もっと強くなりたいと高校時代に入部したのは「男子柔道部」。
そこでも最終的にかなりの成績を納めるも、大学に行きたいと切望する。
そして偏差値40からの一流大学への挑戦、合格。
大学を卒業し、本当の現場を見たいと渡ったのが
アジア最貧国であるバングラデシュ。
日本で生活している我々には想像もできなくらい
腐敗にまみれた国で見つけた眠る素材、出会う人々。
やがてバッグ造りで起業を決意。
数々の失敗、挫折、裏切りに遭いながらも歩みを続け、
途上国発ブランド、マザーハウスを軌道に乗せる。

25歳といえば社会人としてはまだまだ若造かと思いますが、
その経歴は、なかなかすさまじいものがあります。

25歳という若き起業家から、 我々が学ぶことはたくさんありそうです。


■ 目次
第一章 原点。学校って本当に正しいの?
第二章 大学で教える理論と現実の矛盾
第三章 アジア最貧国の真実
第四章 はじめての日本人留学生
第五章 途上国発のブランドを創る
第六章 「売る」という新たなハードル
第七章 人の気持ちに甘えていた
第八章 裏切りの先に見えたもの
第九章 本当のはじまり
エピローグ 裸でも生きる


■ 書感
文字通り波乱万丈な経歴なわけですが、
山口さんに特別な才能とか、強さがあるわけではありません。

実際、本書でもよく泣いていますし、よく挫折してます。

しかし、本書を通して感じることができる著者山口さんの性格。
頑固で、負けず嫌い。まっすぐで、思ったら即行動。
そしてなにより、自分に正直であること。
この辺りが、マザーハウス立ち上げの原動力になっているのは間違いないことでしょう。

・7冊以上たまった柔道日記を見た。そこには
 「絶対にあきらめない。絶対にあきらめない。あきらめたらそこで何もかも終わってしまうから」
 と書かれていた(p29)


バングラデシュに行くきっかけとなったのも、
ある些細な出来事が心の中に引っかかり、それが大きくなっていったため、

・事務所に置いてある真新しいパソコンで
 「アジア 最貧国」
 と検索した。
 そして出てきたのは、
 「バングラデシュ」
 という国だった。
 それからバングラデシュ行きのチケットを取るまでは、一週間も経たなかった。(p68)

ものすごい、行動力です。

しかし、そのバングラデシュでうける『教科書には載っていない現実』は半端じゃありません。
腐敗、賄賂、格差。。。
そんな国を知れば知るほど湧いてくる疑問。
滞在時間が足りないと痛感するようになった山口さん。
そんな彼女のとった次なる行動は、

・「受かったんだよ!私!大学院生になるんだ!」
 「へぇ〜、やっぱり大学院に行くことにしたんだー。でもやけに早いね〜。どこの大学院?」
 「バングラデシュ!」

というわけで、
初めての日本人留学生として、バングラデシュの大学院生になってしまいます。
本当にものすごい行動力です。

そして得た結論

・必要なのは途上国への施しではない。貧しい国で作られたものを
 欲しくもないのに「かわいそうだから」という理由で
 高い値段で先進国のバイヤーが買っていくフェアトレードという発想じゃダメ、
 先進国の消費者が本当に「これカワイイ!」と思うものを、
 このアジア最貧国で作ろう。(amazon内容紹介より)
・発展途上国ブランドを創る(p121)

こうして、マザーハウスという会社が誕生します。
(もちろん、会社になるまでの苦労も半端じゃないです。)


社会起業家という言葉があります。

社会起業家(しゃかいきぎょうか)は、社会変革(英: Social change)の担い手(チェンジメーカー)として、社会の課題を、事業により解決する人のことを言う。社会問題を認識し、社会変革を起こすために、ベンチャー企業を創造、組織化、経営するために、起業という手法を採るものを指す。(wikipediaより)

本書の山口さんもいわゆる社会起業家なわけですが、
日本の成熟した経済状況で、社会起業という考え方は
とるべき道の一つのように思います。


最後に、本書で最も印象に残った一文をご紹介します。

そして、今日もバングラデシュのみんなが私に問いかける。
「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」(p260)

景気がどうのこうの言っても、
私たちのいる日本の環境は平和で、そして幸せ。
やりたいことがあるのならやるべきではないでしょうか?
(まぁ、それがなかなか難しいわけなんですけど。。。)

「自分もがんばろう」
そんな気にさせてくれる良書です。
是非、ご一読ください。


■ 書籍概要
『裸でも生きる』
山口 絵理子 / 講談社 (2007/9/22)




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