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書評『裸でも生きる』【ochi】

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月末ではないですが、書評です。

今回、ご紹介する書籍はこちら
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『裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記』
山口 恵理子 / 講談社


サブタイトルにあるとおり
本書は25歳で起業をしたマザーハウス代表 山口さんの
幼少時代から起業までを自ら綴った自伝エッセイになります。

書籍の帯についていた内容文に
少し肉付けしてご紹介しますと。。。

小学生時代にイジメを、中学時代には非行を経験。
そんな折、出会ったのが柔道。
なんと県で優勝し、全国大会に進出するも、2回戦で敗退。
もっと強くなりたいと高校時代に入部したのは「男子柔道部」。
そこでも最終的にかなりの成績を納めるも、大学に行きたいと切望する。
そして偏差値40からの一流大学への挑戦、合格。
大学を卒業し、本当の現場を見たいと渡ったのが
アジア最貧国であるバングラデシュ。
日本で生活している我々には想像もできなくらい
腐敗にまみれた国で見つけた眠る素材、出会う人々。
やがてバッグ造りで起業を決意。
数々の失敗、挫折、裏切りに遭いながらも歩みを続け、
途上国発ブランド、マザーハウスを軌道に乗せる。

25歳といえば社会人としてはまだまだ若造かと思いますが、
その経歴は、なかなかすさまじいものがあります。

25歳という若き起業家から、 我々が学ぶことはたくさんありそうです。


■ 目次
第一章 原点。学校って本当に正しいの?
第二章 大学で教える理論と現実の矛盾
第三章 アジア最貧国の真実
第四章 はじめての日本人留学生
第五章 途上国発のブランドを創る
第六章 「売る」という新たなハードル
第七章 人の気持ちに甘えていた
第八章 裏切りの先に見えたもの
第九章 本当のはじまり
エピローグ 裸でも生きる


■ 書感
文字通り波乱万丈な経歴なわけですが、
山口さんに特別な才能とか、強さがあるわけではありません。

実際、本書でもよく泣いていますし、よく挫折してます。

しかし、本書を通して感じることができる著者山口さんの性格。
頑固で、負けず嫌い。まっすぐで、思ったら即行動。
そしてなにより、自分に正直であること。
この辺りが、マザーハウス立ち上げの原動力になっているのは間違いないことでしょう。

・7冊以上たまった柔道日記を見た。そこには
 「絶対にあきらめない。絶対にあきらめない。あきらめたらそこで何もかも終わってしまうから」
 と書かれていた(p29)


バングラデシュに行くきっかけとなったのも、
ある些細な出来事が心の中に引っかかり、それが大きくなっていったため、

・事務所に置いてある真新しいパソコンで
 「アジア 最貧国」
 と検索した。
 そして出てきたのは、
 「バングラデシュ」
 という国だった。
 それからバングラデシュ行きのチケットを取るまでは、一週間も経たなかった。(p68)

ものすごい、行動力です。

しかし、そのバングラデシュでうける『教科書には載っていない現実』は半端じゃありません。
腐敗、賄賂、格差。。。
そんな国を知れば知るほど湧いてくる疑問。
滞在時間が足りないと痛感するようになった山口さん。
そんな彼女のとった次なる行動は、

・「受かったんだよ!私!大学院生になるんだ!」
 「へぇ〜、やっぱり大学院に行くことにしたんだー。でもやけに早いね〜。どこの大学院?」
 「バングラデシュ!」

というわけで、
初めての日本人留学生として、バングラデシュの大学院生になってしまいます。
本当にものすごい行動力です。

そして得た結論

・必要なのは途上国への施しではない。貧しい国で作られたものを
 欲しくもないのに「かわいそうだから」という理由で
 高い値段で先進国のバイヤーが買っていくフェアトレードという発想じゃダメ、
 先進国の消費者が本当に「これカワイイ!」と思うものを、
 このアジア最貧国で作ろう。(amazon内容紹介より)
・発展途上国ブランドを創る(p121)

こうして、マザーハウスという会社が誕生します。
(もちろん、会社になるまでの苦労も半端じゃないです。)


社会起業家という言葉があります。

社会起業家(しゃかいきぎょうか)は、社会変革(英: Social change)の担い手(チェンジメーカー)として、社会の課題を、事業により解決する人のことを言う。社会問題を認識し、社会変革を起こすために、ベンチャー企業を創造、組織化、経営するために、起業という手法を採るものを指す。(wikipediaより)

本書の山口さんもいわゆる社会起業家なわけですが、
日本の成熟した経済状況で、社会起業という考え方は
とるべき道の一つのように思います。


最後に、本書で最も印象に残った一文をご紹介します。

そして、今日もバングラデシュのみんなが私に問いかける。
「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」(p260)

景気がどうのこうの言っても、
私たちのいる日本の環境は平和で、そして幸せ。
やりたいことがあるのならやるべきではないでしょうか?
(まぁ、それがなかなか難しいわけなんですけど。。。)

「自分もがんばろう」
そんな気にさせてくれる良書です。
是非、ご一読ください。


■ 書籍概要
『裸でも生きる』
山口 絵理子 / 講談社 (2007/9/22)




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