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『大塚製作所訪問記』【takano】

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株式会社大塚製作所 訪問記

茨城県 水戸市 小高い丘の上にある工場です。

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案内してくださったのは取締役 根岸忠宏さん。
お伺いした日は土曜で会社はお休みだったのですが、快く応じてくださいました。

さて、実は大塚製作所へ訪問するのはこれで2回目になります。
私と根岸さんはちょっと変わった形で知り合いました。
2年前、茨城で開催された「サスガ☆カミスガ」という町おこしイベントのお手伝いに製造業的復興支援プロジェクトのメンバーとして参加したときに会場で知り合ったのです。
一日の活動を終えて、挨拶をして名刺交換しました。
会社に戻って、名刺に書いてあるホームページにアクセスして、驚きました!
なんと恒温室に○○が○台!
すぐに連絡し、そして会社を見学させてもらったのでした。

株式会社 大塚製作所は歴史ある工場です。
従業員さんも40名以上。
とても大きな工場です。
会社の歴史や概要などは、山本さんの記事にお任せして
私がなぜ、すぐに見学したくなったのか?
工場のなにが、他の工場と違うのか?
そういう事を中心に記事を書いていこうと思います。

「ジグを作る。」
ジグとは、品物を加工するために使う物。
当たり前ですが、品物そのものよりも高精度でなければなりません。
では、なにを持って高精度を実現させるのか?
書くのは簡単ですが、実際にはとても難しい事なのです。

まず、丘の上にある工場ですが話を伺ったところ巨大岩盤の上に工場があるとのこと。
それによって、東日本大震災の時にもテーブルの上のカップさえ落ちなかった。
それも、偶然では無いのです。
「精度」を求めて行くために、あえてしっかりした地盤の上に工場を建てたのです。
地盤の強さが影響する精度??? そう、私の工場より一桁上の精度。
「ミクロン」を安定して加工するために、地盤から考慮したのでしょう。

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整理整頓された工場には、きれいな機械が並んでいます。
今回の見学の目玉は、↓ これ。オークマ MULTUS B400

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複合加工機には、私も興味深々なのです。
(買う事を夢見る現状ではありませんが。)
このマシンは、登場時にウチにもパンフレッドを持ってオークマの営業さんが来ました。
その時のセリフです。
「複合機にありがちな精度低下をついに克服したマシンです。」
自信満々で、営業マンが語っていました。
その時から、実機を見たいと思っていました。
今回、じっくりと見学させて頂きまして、やはり素晴らしいマシンでした。

そして、従来の加工機。 ここにも私が感心させられたお話があります。

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私がよく目にするタイプのNC旋盤は刃物台が斜め上に付いています。
でも、このマシンはベッドに水平の刃物台です。(汎用旋盤と同じ構造)
説明を聴いて、納得でした!
「重力があるのだから、大きな刃物台が上下に動くという事はそれだけ精度に影響があると考えております。」
目から鱗でした。 
ここでも、精度を考慮して機械を選択してあったのです。

他にもずらりと機械が並びます。

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特に研磨は、ほとんどの加工品に行う作業とのことでした。
ジグですから、焼き入れ部品も多いでしょう。
平面と平行をしっかり出す。 とても大切なジグの要素です。

そして、ここが大塚製作所ならではの設備が並ぶ恒温室。

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そしてこれが!! 私がすぐに見学したくなった理由!
5台が並ぶ、「ジグボーラー」 !
初めて来た時は、そりゃ驚きました。

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さて、マシニングセンターとジグボーラーでは何が違うのか?
そう、精度が違うのです。
位置決め精度を聴いたところ、「ほぼフルストロークで3ミクロンです。」
簡単に聴いちゃいましたが、これは物凄い事なのです。

マシニングセンターのカタログでも、同じような事を謳っていますね。
でもそれは繰り返し位置決め精度なのです。
いつでも、サクッとミクロンを求める事はマシニングセンターでは不可能なのです。
また、その精度を求めればこその恒温室です。
気温を一定に保って、機械の熱変異を抑えているのです。

刃物も、まったく同じように精度を追求するための物が並びます。

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私は、安直に超硬のチップを使ってボーリングすることが多いです。
ですが、大塚製作所では「ハイス」のバイトを多用しています。
ボーリングの経験があればわかるのですが、径を測りながら加工します。
そこで・・よくあることが。 「あと0.01ミリ削りたい。」
これは、刃物の切れ味が良くないと不可能な事なのです。
まして、大塚製作所では穴の公差もミクロン。
それをしっかり加工するための「ハイス」なのです。

超硬の方が長持ちします。 また、チップなので管理も楽です。
ですが、切れ味に関しては、達人が研いだハイスバイトには敵わないのです。

工場、機械、環境、そして卓越した技術。
その総てが「精度のため」 これこそが、実際に見て感じたかった事なのです。

技能検定合格の表彰状が並んでいます。

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基本に忠実に、しっかりと技を身につけて。 そして高精度のジグを生み出す。

これからの課題もあるとのこと。
それは技術の継承。
どこの工場でも、同じ悩みを持っているかもしれません。
もちろん、私自信もその悩みは抱えています。

でも、根岸さんなら、きっとできることだと思います。
仕事を理解して、現場作業も充分に経験のある取締役さんなのですから。

最後に。大塚製作所 取締役 根岸 忠宏様
土曜日で、会社はお休みだったのにも関わらす丁寧な対応ありがとうございました!
今後とも、よろしくお願いいたします。

株式会社大塚製作所
茨城県水戸市谷津町細田1-64
TEL:029-251-4567
FAX:029-252-4800
http://ohthuka.co.jp/

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