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2013年12月アーカイブ

yamagです。

今年も1年間お付き合いいただきありがとうございました。

ブログ開設から5年経ちました。早いものです。
5年経った現在。中小企業、町工場をとりまくネットワーク環境は、このブログ開設当時とだいぶ変わりました。
僕はこの環境を大きく変えた要因は以下の2つだと思っています。

まずはコミュニケーションツールの変化。
当時はmixi、twitterを活用していましたが、現在は多くのひとがFacebookに移行しています。
このFacebookの台頭によりひととつながることがより容易に出来るようになったと思います。
もうひとつは、ミナロみどりかわさんが始めたコマ大戦。
このイベントがきかっけで全国の中小企業、町工場の距離感が縮まり連携の輪が一気に広がったと思います。
今年も各地でコマ大戦が行われました。この輪はこれからもどんどん広がっていくことでしょう。

さて、このように変化したネット環境の中で、この応援ブログもそれに合わせた形に変わってかなければならないと思っています。

開設以来、"たくさんの企業を紹介したい、その技術がたくさんのひとの目に留まり、仕事につながれば"と思って行動してきました。
しかし、上記で挙げたふたつの出来事をきっかけに町工場が自ら情報を発信し、輪を広げていくようになると、この応援ブログで改めて企業紹介として取り上げる必要性もそれほどなくなってきているのではないかと思うようになりました。
言い方を変えると、現在の形での応援ブログ的な役割は終わった、と言えるのかもしれません。

そのような思いから、今までの企業紹介という形だけではなく、別の形で製造業を応援していけないものかとライターさんと話し合いを重ねてきました。
そして、アイデアはたくさん挙がりましたが、最終的に以下の4項目にまとまりました。

・年に数回企業紹介をする(これはいままでと同じ)
・記事の趣旨を明確にカテゴリ分け
・一問一答スタイルの記事
・スポンサーという形での応援(実現できるか確認中)

現在、これらの形で運営ができるか検討、実現に向けて調整をしています。

5年も経つといろいろと環境が変わってきます。
運営側の環境も然り。
そのような状況の中で応援ブログを末永く運営していけるように形を変え、これからも製造業を盛り上げていければと思っています。

まだまだ応援ブログは続けていきます。
どうぞ来年以降も引き続きよろしくお願いいたします。

それでは、みなさま良いお年をお迎えください。


オートバイレース。 実は、意外と町工場と関わりがあるのです。

私の場合ですと、大企業の二次下請け仕事で部品を製作することがあります。
世界的なレースを走るマシンに装着される部品であることも。
もちろん、試作で将来の量産車用の部品を受注することもあります。
もう、何年前でしょうか。 ウチの受注の多くはそういう仕事でした。
ですが、リーマンショック以降は激減しています。
おそらく、もう、当時の受注量に戻ることは無いでしょう。

そういう日常の中で、下がってしまった売り上げをなんとかしたい。
受注確保に向けての努力は、どこの町工場でも同じ苦労だと思います。

私が選んだ道。
それは、オートバイカスタムショップから仕事を受注することでした。
メーカー系の試作部品を手がけてきた経験が活かせるはず。
今から5年前の決断でした。



当初、強く感じたのは・・・
「安い」
でした。
受注しても、利益を産み出すのには相当な苦労があるだろうと。
実際、販売されている価格がそもそも安いのです。

もちろん、海外調達されている部品もありました。
それはもう請けるのは相当困難な単価で。

でも、そこで諦める気持ちには全然ならなかったのです。
自分達が何年も加工してきた技術が活かせる。
そう信じて。

「方向性、違ってないか?」 自問する日々。

それでも、ウチで受注するからには精一杯良い物を作ろう。
それだけはしっかりと。
仕事を受注して行く中で、ショップさんとたくさんの話し合いをしました。

例えば、
価格がキツイので納期には余裕が欲しい。
1回の発注個数も効率を重視した数量で考えて欲しい。

どのお仕事でも同じだと思います。
しっかり話し合って、お互いが納得できる形にしていく。
そして、約束は守る。

品質に関しては、最初から狙っていたことがあります。
「どこよりもキレイに。」 こだわりですね。

もちろん問題が発生することもあります。
ちょっとした勘違いやミスなどなど。

でも、厳しい時期に受注量だけは増えていきました。

そして大きな転機がやってきます。



平成24年の終わる頃の話です。

㈱ノーブレスト http://www.noblest.co.jp/
リアルコンプリートマシンという名で、過去のマシンをフルレストア。
現在の技術で作られたパーツも有効に使って仕上げられたマシン。

こちらの仕事も、順調に売り上げを伸ばしていました。

そして・・・
ノーブレスト代表 中村さんから連絡がありました。
「ウチは、レースに復帰します。 そのために作るパーツがたくさんあります。 高野さん協力してくれますか?」
本当は、二つ返事で快諾したかったのです。
でも、大きな問題がありました。
それは、製作個数。 レース用のマシンは1台です。
1台のためにゼロから作る部品ばかり。

「中村社長、レーサー用ということでコストを度外視するつもりなのですか?」
当たり前の答えが帰って来ました。
「単品製作なので、ある程度のコストアップは理解できます。 ですが、できるだけ量産パーツの値段に近づけて頂きたい。」
ここで考えました。

私が思ったこと。

大きな声で、どこでも誰にでも・・・「この部品はアルカディアで作った。」
それが言えるのでは?
逆に、これってチャンスなのでは?

思いをそのまま中村社長に伝えました。
「アルカディアを宣伝してください。 マシンにウチのステッカーを貼ってください。それをしてもらえるのなら、こちらもできるだけコスト面では協力させてもらいます。」

お互いの意見が合いました。
正式にパーツ供給スポンサーとして契約したのです。



正式チーム名
「サンクチュアリー本店レーシング」
契約書には、そう書いてありました。

パーツ製作にあたっては、設計段階から話し合いを重ねました。
量産品のイメージを残しつつ、レーサー用としての作り込みを考えて。
図面は最低限の寸法だけで。
なにがどこに装着されるか理解できるので、公差もこちらで考えて。

3Dモデルにしたら、画像を送って確認してもらう。
そこでまた、お互いが話し合う。
この繰り返しで作り上げていく。

これ、私にはとても楽しいことでした。
作らされてる? お金のために作る?
どちらも違います。
自分たちをアピールするために作るのです。
こういう感覚は、初めてでした。
納得できるよう、こだわった物を作りました。

また、ノーブレストのブログでも製作風景を紹介して頂いたり。
なんか、とても充実した気分で加工したのです。

http://www.ac-sanctuary.co.jp/honten-racing/

一通り納品が済んで。
その後の状況も中村社長のブログでアップされて行きました。
自分達の作ったパーツで組み上げられていくマシン。

レーシングマシンです。 戦うためにのみ存在する。
だから目標はただ一つ。 
「勝利」

テストの状況などもブログにアップされていきます。
私の気持ちも、レースに向けて熱くなって行きました。

「なんだ? この感覚。」
初めて味わう不思議な感覚。
考えるだけで熱くなる気持ち。
「必ず勝ってくれる。 そう信じるのみ。」



そしてレース当日は、もちろん観戦に行きました。
頂いたチケットには、しっかり「スポンサー」と書いてありました。

「テイスト・オブ・ツクバ」
筑波サーキットで年間に2戦のレースです。

その頃にはもう、「サンクチュアリー本店レーシング」のみなさんと何度も話をしていたので、パドックにおじゃまして。
予選から決勝までの詳しい現状を聴いたりしながら。

ファンの方もたくさん存在しています。
写真もたくさんの方が撮っていました。
フロントカウルの目立つ場所に「アルカディア」のステッカーが。

サーキットをものすごい速さで駆け抜けていくマシン。
私たち、有限会社アルカディアが心を込めて作ったパーツが装着されているマシンが戦っていました。

私は、手も足も震えました。

「こんなに素晴らしいのか。 こんなに熱くなれるのか。 ものづくりの醍醐味を、こんなに強く感じられる。」

レースの結果はクラス2位でした。

その結果よりも、やはり「アルカディア」と堂々と書いてあるマシンが戦う場面を目の前で見られた喜びが大きかったのです。
本当に興奮した瞬間でした。

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そして・・・

レースの後は、次のレースへと続いていきます。

レース用パーツを作ったことで、ショップさんからの信頼も大きく上がったように思えます。
話し合いにおいても、さらに深く議論できるようになりました。

通常の部品製作でも、ショップさんとより踏み込んだコミュニケーションが取れるようになったことに気がつきました。

私の感想は・・・
「作って良かった。」 
そして、その数週間後には新しい展開が私を待っていました。

それは、次回に書きます。

↓↓↓ レース当日の写真はこちら!
http://www.flickr.com/photos/112230278@N06/sets/72157638978838986/



12月7日から2014年5月6日までの5ヵ月間、東京お台場の日本科学未来館の1階、

展示企画ゾーンで、『 The世界一展~極める日本!モノづくり~ 』 開催中です。

 

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日本が世界に誇る「技」に注目し、日本の宝とも呼べる170点以上の展示品とともに、

1300年前から続く伊勢神宮の式年遷宮やたたら製鉄、自動販売機や極小部品、未来を担う

宇宙開発に至る文化・伝統・技術・産業など、日本のものづくり文化が紹介されています。

 

■ 日本科学未来館Web 『 企画展 「 THE 世界一展 」 』

  → http://www.miraikan.jp/sekai1/

 

□ ご参考) 各メディアでの紹介

  → マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2013/11/11/072/

  → TokyoTimeOut http://www.timeout.jp/ja/tokyo/event/9876

  → YouTube 日本科学未来館企画展「THE世界一展」byまえちゃん&がっちゃん

 

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今年4/26~9/1、大阪(ナレッジキャピタル イベントラボ/うめきた・グランフロント大阪1階)

での開催に続いて、東京お台場にやってきた同展、当ブログでもお世話になっている

山梨県上野原市の(株)かいわ、ならびに 愛知県豊橋市の(株)樹脂技研も出品しています。

 

 当ブログでの (株)かいわ ご紹介

   ■ 2013年7月 7日 『 機械と工具・7月号、(株)かいわ 』

     → http://www.sugoizo-blog.com/2013/07/post-230.html

 

  さかのぼりますと、

   ■ 2012年 8月26日 『 (株)かいわ訪問記 (有)アルカディア 高野二郎 』

     → http://www.sugoizo-blog.com/2012/08/post-197.html

   ■ 2011年 6月 3日 『 かいわさんがまたすごい技術を開発したようです 』

     → http://www.sugoizo-blog.com/2011/06/yamag-27.html

   ■ 2009年 9年 5日 『 株式会社かいわ 』 テレビ出演情報 

     → http://www.sugoizo-blog.com/2009/09/post-40.html

   ■ 2009年1月 11日 『 株式会社かいわ 』

    前半 → http://www.sugoizo-blog.com/2009/07/post-32.html

    後半 → http://www.sugoizo-blog.com/2009/08/post-37.html

 

 ならびに、(株)樹研工業 ご紹介、

    ■ 2009年8月 6日 『 樹研工業@『東洋経済』Webサイト

     → http://www.sugoizo-blog.com/2009/08/web.html

    ■ 2009年1月 11日 『 株式会社樹研工業 』

    前半 → http://www.sugoizo-blog.com/2009/01/post-14.html

    後半 → http://www.sugoizo-blog.com/2009/01/post-15.html  

 

2013年の【彦】の投稿はこれでおしまいです。 

今年も1年間ありがとうございました。

 みなさま、よい新年をお迎えくださいませ。

去る11/11(月)、日本機械学会にて 『 低コストCAE活用による設計検討手法の紹介 』

( http://www.jsme.or.jp/event/detail.php?id=2583 ) を受講したことは11月30日の投稿

( http://www.sugoizo-blog.com/2013/11/post-255.html )で書きましたが、

今回は、当日の午後、3時限目に行われた(株)キャドラボ 栗崎 彰さんによる

 「オープンソースCAEの動向と設計現場での活用 」 の中で紹介された

3D-CADの無料ソフト各種をご紹介します。

 

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【1】 オートデスク 「 123D Design(123Dシリーズ)」

 

 ■ オートデスクWeb『 AUTODESK 123D 』

  → http://www.123dapp.com/

 

 ■ Japanese Makers 情報サイト 『 AutoDesk 123D とは どんなソフトなの? 』

  → http://www.japanese-makers.com/archives/2184

 

 ■ 〃 『 Autodesk123D Design の一連の流れを体験してみる 』 ほか、3Dソフト情報一覧

  → http://www.japanese-makers.com/history/3d%e3%82%bd%e3%83%95%e3%83%88

 

 ■ ド素人の3D-CADブログ 『 フリーの3D-CAD 「 Autocad 123D 」 ダウンロードとインストール 』

  → http://3dcad.seesaa.net/article/239543822.html

 

【2】 PTC 「 Creo Elemnts/Direct 」

  → http://ja.ptc.com/products/creo-elements-direct/modeling-express/

 

【3】 RS 「 DesignSpark Mechanical 」
  → http://www.designspark.com/jpn/page/mechanical


これらのほか、MacOSのみの無料3D-CADとして " Autodesk InventorFusion "

http://www.autodesk.co.jp/adsk/servlet/pc/index?siteID=1169823&id=17212057 )、

おすすめ度は低めながら、STEP形式でデータ出力できる無料3D-CADとして " FreeCAD "

( http://sourceforge.jp/projects/sfnet_free-cad/ )も紹介されました。

FreeCADは 検索するとチュートリアルや操作ガイドもあります。

 

■ ウィキペディア 『 FreeCAD 』
 → http://ja.wikipedia.org/wiki/FreeCAD

 

==================================

 

なお、2D-CADのフリーウェアとして、下記7システムの名前が紹介されました。

 

1) DraftSight ( ダッソーシステムズ )

  → http://www.3ds.com/ja/products-services/draftsight/overview/

 

2) RootPro CAD Free ( (株)ルートプロ、本社:長野県駒ヶ根市  )

  → http://www.rootprocad.com

 

3) JW_CAD ( 清水治郎・田中善文・岡野輔仁 )

  → http://www.jwcad.net

 

4) LibreCAD ( オープンソース系 )

  → http://sourceforge.jp/projects/sfnet_librecad/

 

5) AR_CAD ( (株)システムハウス福知山 )

  → http://www.ar-cad.net/

 

6) QCAD ( メディアラボ(株) )

  → http://www.mlb.co.jp/linux/science/qcad/

 

7) SolidEdge Free 2D ( シーメンスPLMソフトウェア )

  → http://www.plm.automation.siemens.com/ja_jp/products/velocity/solidedge/free2d/

 

 よい休日をお過ごしくださいませ♪

 

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おなじみ日本工業出版発行の加工技術の月間誌 『 機械と工具 』。

ただいま2013年12月号が販売中です。

 

今号、特集は 「 高度加工を支える最新計測技術 」 、ならびに

 「 ニーズに対応するツーリングの最新技術 」 の2本立てです。

 
■ 日本工業出版Webサイト 『 機械と工具・2013年 12月号 』 紹介ページ
 → http://www.nikko-pb.co.jp/products/detail.php?product_id=3166

  
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■ セブンネットショッピング 『 機械と工具 2013年 12月号 』
 → http://www.7netshopping.jp/magazine/detail/-/accd/1200816351/

 

■ Fujisan.co.jp 『 機械と工具 2013年 12月号 』
 → http://www.fujisan.co.jp/product/477/b/1018126/

  
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今月号の拙寄稿、おやすみです。
 
今年も残すところ3週間。 よい週末をお過ごしくださいませ♪

 

 

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