射出成形: 月別アーカイブ

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射出成形の最近のブログ記事

こんにちは。yamagです。

間が空いてしまいましたが、かいわさんの紹介後半に行きたいと思います。

が、その前に報告です。

前半では、触れませんでしたが、実は、かいわさん、経済産業省が主催する「ものづくり日本大賞」に

「限界を超えた超薄肉、超微細プラスチック製品を金型製作・成形加工で可能にする技術を確立」

という案件でエントリーされていまして、先月7月10日の結果発表で、見事、経済産業大臣賞を受賞されました!

http://www.meti.go.jp/press/20090710010/20090710010.html

かいわさん、おめでとうございます!

やはり、あの超薄肉、微細形状が成形できる技術は、とても真似できないすごい技術だと思います。

これからもこの高度な技術で素晴らしい製品・金型を作り続けてください。

今後の更なるご活躍を期待しております!

 

では早速、後半を書いていきます。

 

かいわさんのこのすごい技術は、その特徴のある教育方法によって生み出される加工技術だけでありません。

微細な形状や薄肉形状を成形するための型構想にも特徴があります。

試作品や開発製品が多いので、残念ながら公開することはできませんが、成形時に金型本体に掛かる負荷が少ない為、型持ちが良い、ミスショットが無い、ということで有名なのだそうです。

成形の品質は、金型の構造や射出条件で変わります。

一般的にショートやヒケが出ないようにするには、金型に入れ子やガス逃げなどを設け、トライ成形をしながら最適な射出条件を見極めていきます。

しかし、かいわさんの場合、射出条件による調整はまったくしません。

射出条件は一定のまま、安定した品質で成形できるまで金型のみを調整していきます。

完成度の高い金型を作って、いつ、だれが、どんな時に成形をしても、同じ品質で製品が取れるようにしているのです。

金型作製の工数は掛かるかもしれませんが、品質の安定した製品を長い期間供給することができるということは、お金では買えないお客さんからの信頼を得ることができるのです。

 

かいわ01

 

かいわさんのすごい技術には、もう一つ大きな特徴があります。

それは、精密加工をする工作機はすべて地下に設置されているということです。

地下ですよ、地下!

なんか秘密基地っぽくていいですよね(笑

地下室は、温度管理がしっかりとされ、温度、湿度は常に一定となっています。

何故、地下に入れたのか聞いてみますと、温度管理が容易ということ。

それと外部からの振動を避けるためなのだそうです。

外部からの振動。

自動車(主にトラック)の走行による振動です。

その振動の大きさは、地上と地下ではかなり違うのだそうです。

μ単位の加工ですから、やはり少しの振動でもNGなのですね。

地下室に入れることによるメリットがもうひとつあるのだそうです。

それは、最適な加工条件を見極めやすいということだそうです。

温度や湿度、振動などの不安定な要素が一定になる、つまり、その要素は考慮する必要がないので、本来の切削条件だけに集中できるということです。

確かに、考察する項目が絞られるので、結果が出し易くなりますよね。

こうやってみると、かいわさんの地下室は、やっぱり秘密基地になっているのですね。

 

かいわ02

 

かいわさんは、会社の規模より技術で勝負していきたいと言われていました。

高い誇れる技術をどれだけ持っているか。

広報もたしかに大事だが、それだけではないと言います。

高い技術を持っていると口コミで評判は伝わって行くものです。

かいわさんは、そういう技術力の高い会社を目指しています。

 

社長様は、各地で技術セミナーもやられています。

僕も取材に伺ったときに、いろいろなことを教えてくださいました。

社長様の技術の知識はとにかくすごいです。

話し方も上手でとても分かりやすかったです。

社長様は、「基本原理を考えてごらん」とよく言います。

成形バランスやガス抜きなど、基本原理をしっかりと考えれば、解決策は必ず見つかると言います。

型持ちが良く、ミスショットがない、という基本原理に基づいて作られたかいわさんの金型は、そのことを証明していると思います。

 

かいわ04

 

かいわさんは、世界一を作ってもあまり意味がない、と言います。

高品質なモノを作って初めて評価される。

ものづくりは、世界一よりも高品質。

お客様から出てきた図面に対してどれだけ品質よく作れるか。

素人が凄いという技術ではなく、玄人にすごいと言われる技術。

それを常に意識しているのだそうです。

 

かいわ05

 

さて、前半で紹介したこの微細クワガタ。

今後のこのクワガタ技術をどう発展させるか、いろいろと考えているのだそうです。

また、それをあ〜しようか、こ〜しようかと、考えているだけでワクワクしてくるのだそうです。

本当に、社長様はこのような技術開発が好きなのですね。

日本の誇れる技術屋さんです!

また、かいわさんの新しい技術が見られ日を楽しみにしています!

 

最後に、社長様のもうひとつの事業を紹介します。

HPにもリンクが張られていますが、ルックアップというメンズファッションコーディネーター買物代行サービスを経営されています。

こちらの経営は、社長様の単なる趣味というわけではありません。

何故、金型業以外の経営をやるかというと、違う業種分野からも本業務の経営のヒントをもらえるからなのだそうです。

金型だけを集中していると他のよその情報はあまり入ってきません。

まったく別の分野の情報が、問題の解決のヒントになることもあるそうなのです。

いろいろな経験されているかいわさん。

今後、金型事業も代行サービス事業も、益々発展されていかれることと思います。

これからも応援しています!

 

今回、紹介しましたかいわさんの技術にご興味のある方、微細クワガタを生で見たいという方、会社見学は大歓迎ということですので、是非、お気軽にご連絡頂ければと思います。

お問い合わせは、かいわさんへ直接して頂くか、もしくは、seizo-ouen@gs-field.netへご連絡ください。

 

株式会社かいわ
〒409-0012
山梨県上野原市上野原3796
TEL 0554-63-5551
FAX 0554-62-3866
代表取締役 山添重幸
http://www.kaiwa-net.co.jp/


こんにちは。yamagです。

さて、いよいよ今週の水曜日7/8、横浜関内にて「応援ブログ」の発足式が行われます。

平日にも拘らず、たくさんの参加申し込みを頂きまして、誠にありがとうございます。

当日は、開場5:30、開宴6:00となっております。参加される方は気をつけてお越しください。

皆さまとお会いできることを楽しみにしております。

尚、当日のパーティーの模様は、後日、画像をたくさん載せて報告しようと思っていますので、今回、都合がつかなかった方や遠方の方は、そちらの方を楽しみにしていてください。

よろしくお願い致します。


では、早速、今週の記事を久しぶりにyamagが担当致します。




今週は、山梨県上野原にあります『株式会社かいわ』さんを紹介します。


まずはこの画像をみてください。
このクワガタ、射出成型品なのですが、どのくらいの大きさだと思いますか。


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な、な、なんと、これ全長2.6ミリ なんです。
このクワガタの画像は、かいわさんから送られてきたものなのですが、驚くのはその大きさだけではありません。
実はこの金型、入社2年半年の女性社員によって作製されたものなのだそうです。
まだ経験の浅い社員がこれだけも物を作り出してしまうというかいわさん。
さて、その教育方法とはどのようなものなのでしょうか。



1966年創業。
現在従業員は、15名。
業務は、微細精密金型作製及び射出成形です。
超微細加工に拘り、家電、医療を中心とした細密製品を作られています。


場所は、山梨と神奈川のほぼ県境。
ここ富士市からですと、東名高速御殿場ICで降りて、東富士五湖有料道路を経由、中央道に乗り約2時間弱で着きます。


主な設備です。
・三次元測定器 ミツトヨ
・投影機 ニコン
・マシニング 東芝F-Mach443
・NC-EDM マキノKE-55
・NCワイヤー マキノU32-K
・射出成形機 ファナックs-200j50B
他、多数あり。
詳しくはHPを参照ください。


 

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かいわさんの社員は、皆、若いです。
金型屋というと、大概、勤続うん十年というベテラン、職人さんがいると思いますが、ここかいわさんには、そういう職人という人は存在しません。
社長さん曰く、
「職人(プロ)というのはどうしても自分に対して限界を作ってしまう。経験の浅い者は、限界を知らないからどこまでもがむしゃらに仕事をこなす。」
と、敢えて職人のいない職場づくりをしているのだそうです。
更に社長さんは言います。
「未経験者は限界を知らないからぐんぐん伸びるし、固定観念がないから突拍子もないアイデアがどんどん出てくる。それが問題解決の近道になったり、新しい技術になったりする。」
確かに、仕事を始める前に「これは無理だろう」と線を引いてしまうことはありますよね。
経験値が高ければ高いほどそういうことは多くあると思います。


それじゃ、経験者や職人はダメか。というと、そういうことではありません。
豊富な経験値は物事を的確に判断するためには必要ですし、今のかいわさんの若い社員たちも経験値を積まれてプロになっていくわけですから、決して経験値の高い人や職人が良くない、ということを言いたいのではありません。
「自分の限界を作らすにがむしゃらに出来るかどうか」
「固定観念を捨て、いろいろな発想が出来るかどうか」
ということを社長さんは伝えたいのです。


 

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さて、気になるかいわさんの教育方法について書いて行きましょう。

社員教育というと、誰か経験値の高い人を教育係として半年なり1年なりつけて教育をしていくというのが一般的だと思いますが、かいわさんの教育方法はそのようなやり方ではありません。


まず、本人が使う加工設備の取扱説明書を端から端まで何回も読ませることから始まります。
これは、相当大変な作業だと思います。
本当に「この機械を覚えたい」とか「機械が好き」という熱意がないと、この分厚い取扱説明書は読破できないでしょう。
いわば、この試練を乗り越えられない人は、「その機械を限界まで使いこなすことができない」「使いこなすだけの熱意がない」と判断されるということです。
厳しいようですが、機械を安全に限界まで使いこなすためには、必要な試練だということです。


取扱説明書の読破が終わると、いよいよ機械での実作業です。
もちろん、すぐに実務というわけにはいかないので、実習という形で自分の好きなように機械を使わせるのですが、この実習期間がなんと半年もあるのです。

もちろん、事故や怪我の恐れがある機械は使用前に説明し教えます。


社長さんは、
「半年くらいその加工設備で遊ばせる(自分の好きなように使わせる)と機械の限界値、特性を体が覚える。安全に限界値を超えて使いこなすためには必要な期間だ。」と言います。
え、えっ!機械の限界値を超えて使いこなす?!
そう、機械の特性を極めるとその機械の限界値を超えた性能を引き出すことができるのだそうです。
かいわさんのこれら超精密な製品は、このような教育を受けた機械の骨の髄まで理解しつくしている社員の方々によって作られているのです。


つづく。

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株式会社かいわ
〒409-0112
山梨県上野原市上野原3796
TEL 0554-63-5551
FAX 0554-62-3866
代表取締役 山添重幸
http://www.kaiwa-net.co.jp

こんにちは、彦です。


前半では、創業から世界最小「十万分の1g」、「百万分の1g」の歯車と、その金型を加工するマシニングセンタを中心に紹介しました。

後半の今回は、同社の品質管理体制と、2004年にスタートしたナノ加工への挑戦を紹介します。


 

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株式会社樹研工業

〒441-8003 愛知県豊橋市小向町字北小向140-1

TEL 0532-31-2061

URL  http://www.juken.com/


・トライルームには世界中のエンプラ材料を在庫。独自の"ジュケンシステム"で品質保証。

同社では、成形部品の高品質を裏付ける品質保証のしくみとして、すべての生産品に関する情報を継続的・一元的に永久保管する独自の品質保証のしくみ"ジュケンシステム"を運用しています。

極小歯車づくりの基幹となる金型だけでなく、メーカとしての責任の明確化と品質保証の観点からそれらの金型特性に最適な専用の射出成形機まで社内で一貫生産。

これらの自社製の金型と成形機を使うことを前提に、すべての作業を標準化した「業務推進マニュアル」の手順に従って新しい金型のトライアウトを行なっています。

海外の樹脂材料も常時在庫しており、海外向けの金型では必ず現地の材料を使ってトライを行うそうです。

5tと10tの成形機を10台、25tの成形機を2台設備した成形工場のトライルームで実施されるトライアウトでは、量産に先立つ金型のエイジング(慣らし)とあわせて、数千〜数万ショットの成形を実施、成形品の各部寸法は精密測定室で計測し、金型の合否、量産適否の判定、否があれば修正個所の特定などを行います。

トライルームと精密測定室での一連の作業での結果やトライアウトでの製品サンプルは、部品や金型の仕様書とともに「トライファイル」に記録、量産時に求められる樹脂の流動性やその測定方法など、成形条件の決定とメンテナンスに関するマニュアルも作成します。

トライ結果にOKがでると、125台の成形機(5t、10t)を設備する成形工場にて量産テストを実施。

量産検査室で測定した代表特性値などを「部品管理ファイル」に記録して、トライファイルとともに一元管理。

海外へ出荷する金型については、部品管理ファイル中の海外向けの部分をコピーして「海外部品管理ファイル」にも保管します。

なお、これらのファイルは紙(プリントアウト)でも保存。

金型の自社製造を始めてから34年にあたる2008年においては過去34年分の記録が残っており、すべての金型とその成形品について追跡調査ができるそうです。


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<成形工場に並ぶJMW製の射出成形機>

・金型と成形機も自社生産、モールドベースにはスウェーデン製の高級鋼材を使用

極小歯車をはじめとする同社ならではの微細部品の製造には、高精度な金型に対して最適化した射出成形機が必要です。

このため、同社は金型と射出成形機の設計・製造も自前で手がけています。

たとえば、金型製作は有限会社ジュケンファインツール(JFT)が担当。

小さくとも高精度な噛み合いを実現する歯車の寸法を200万回以上のショット数でも保証するなど、自ら設定した厳しい自社規格「JFT規格」を満足させるために耐久性に優れたスウェーデン製の高級工具鋼を用いたモ−ルドベ−スを使用し、樹脂の流動バランスの関係から少数個(1〜2個)取りとして設計しています。

結果的に、金型の重さは7〜12kg(!)。

海外生産などでの迅速な立ち上げやメンテナンスの際にも、手荷物として持ち運びできる重さです。

また、精密部品に最適な小型成形機を製造するのは株式会社ジュケンマシンワークス(JMW)です。

JMWが設計・製造する射出成形機は、工場運営の低コスト化に有効な省スペース・省エネ・低騒音のコンパクトボディで、油圧・温調などの金型管理、安全性の追求、成形条件のデータ転送とデジタル設定、120型分の記憶機能など、多品種・小ロット成形の製造工場に嬉しい機能満載。

自動ネジ抜き専用機、完全自動インサ−ト専用機、超小型部品(千分の1g級)専用機、除湿乾燥機、製品取り出し機などもラインアップし、キャビ別管理、生産ロット管理、コンピュータによる遠隔管理装置、24時間無人稼動フル生産など、顧客ニーズに合わせた最適な設計・製造を行っています。

なお、これらの金型や射出成形機は外販もおこなっており、売上は年間10億円超、射出成形機の累計出荷台数は千数百台あり、世界各国ですでに1,000台以上が稼働しているそうです。


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<小型成形機の例(電動小型成形機 「JMW-018S-10t」)>


・ナノの世界へ新工場を竣工

グローバル化に伴ってメーカの海外進出が加速した2000年以降、樹研工業を支えていたカメラや腕時計向けの売上げは減りつつあったといいます。

そこで、新たな経営計画を策定し、2004年には非球面レンズなどの光学分野の金型製作をターゲットとした新工場を竣工、超精密曲面加工機「AHN05 Nano Processor」(豊田工機製)やワイヤカット放電加工機「UPH-2」(牧野フライス製)を導入し、微細加工技術をベースにした新たなレベルの超精密加工の探求を始めたそうです。

その重点分野としては技術格差が明確に現れる険しい道をあえて選択。

具体的には、1)超精密加工によるマイクロ部品と金型、2)焼き入れ研磨による超精密金型、3)超精密研磨技術による光学用金型、4)超短時間(超高能率)製作による超低コスト金型、の4つを選びました。


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<ナノ加工の切削サンプル>

トーリックレンズ、マイクロ流路、サーキュラグレーティング、シリンドリカルグレーティングなど。


 

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<AHN05ナノプロセッサによるマイクロレンズ用キャビティなどのテスト加工ピースと、その表面精度の測定結果>



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<ナノプロセッサ用工具の例>

加工形状に応じて刃先形状が作り込まれた特注品。(材質:単結晶ダイヤモンド、日本アライドマテリアル社製)


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<AHN05ナノプロセッサによるマイクロレンズ用キャビティのテスト加工ピースなど>

中央は10円玉、その左側はテスト加工ピースの表面の拡大写真。

ひとつの円=レンズの直径は 0.125 mm



・月に1度、土曜日の勉強会

社員教育のひとつとして、同社では月に1度、土曜日1日を使って「勉強会」を行っています。

社員が交代で幹事をつとめ、有志の社員が「ひとり2コマ(2時限)まで」という具合にして講師を務めるスタイルで、任意参加ながらも学びの面白さが認知されて毎回社員全員が出席しています。

勉強会のテーマは、加工技術やコンピュータ技術をはじめ、経営に関わりのある政治・経済、国際情勢、環境などバラエティ豊富。

社長が話すコマがなくなるほど内容盛りだくさんになることも多々あるそうです。

なお、勉強会にあたっては事前に資料が用意されます。

また、昼食時には"豪華"お弁当が会社負担にて提供されるそうです。


・インタビュー

株式会社樹研工業 代表取締役 松浦元男氏

当社は「極限を狙い、限界を進む」を理念としており、技術力の追求を重視しています。
「まずは誰にもできないことをやってみよう」という既存技術の限界への挑戦を通して、いろいろな面でひとりひとりの従業員が豊かになり、会社も豊かになることが理想です。

たとえば、当社は今日でこそ1/100万gの歯車を作れるわけですが、その技術も最初からあったわけではなく、創業以来、チャレンジ精神を絶やさずに、努力を重ねて少しずつ培ってきたものです。

今年はこれにチャレンジする、3年後にはあれに挑戦するなど、現在の課題と近い将来の目標を明確に掲げ、前向きな姿勢を持ち続けることで事業を進めてきました。

経営者としては、"人の可能性"を信じる力と、それを引き出す環境や仕事のしくみづくりが重要だと思います。

また、土曜日の勉強会については、戦後の日本を振り返ればわかるように、何もない所から創意工夫により素晴らしいプロダクツを創り出す、日本の製造業の原点を見直す場にもなっていると思います。

それと、社員の成長に大きく影響するのが経営者自身の姿勢、"生き方"です。

自己の利益と保身に執着するような経営者や役人のニュースがしばしばありますが、言っていることが立派でもやっていることが矛盾するようではいけません。

「親の背を見て育つ」とはよくいったもので、究極的には社長が襟を正して、人としての道や徳というものを語らずして示すことがもっとも大切だと思います。

今週は、静岡県沼津市にある『有限会社 政典金型製作所』さんを紹介します。


昭和53年10月に設立されて以来、30年間、
射出成形金型を作製されています。

従業員数は3名です。


保有設備です。


・マシニングセンター マキノV33 600×400×350
 

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・ワイヤー放電加工機 マキノU53K 520×370×320

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・NC放電加工機 ソディックMARK-V

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・NC放電加工機 ソディックMARK-X

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・汎用フライス 1台

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・NCフライス機 2台
・ボール盤 1台
・成形研磨機 1台
・アルゴン溶接機 1台

・CADCAM 1台


作製型サイズは、成形サイズで200tまで可能だそうです。
特に箱物や精密ものは得意な分野だそうですが、
レンズ関係も数多くやられており、
「小物の射出成形型なら何でも来い!」という感じでした。
さすがですね!


自動車内外装部品では3Dデータ支給が当たり前ですが、
電装部品や家電部品は2Dデータ支給が多く、
公差を織り込みながらモデリングし、金型を作製されているそうです。
僕も何度か家電部品の2D→3Dをしたことがありますが、
公差を織り込みながらのモデリングは結構大変です。
高いCADCAM技術を持っていなければできないでしょう。


ある箱物の製品図を見せてもらいましたが、
これまた厄介な形状で、
直壁深いわぁ、スライド・傾斜多いわぁ、公差厳しいわぁ、で
ちょっと目を背けたくなるような難しそうな金型でした。
モデリングも多分、大変。
他の小物部品も見せてもらいましたが、
これも公差が厳しいものでした。
守秘義務があるので画像等は載せられませんが、
かなり難しい複雑な金型を作製されています。


話の途中で分かったのですが、社長さんは僕の出身高校の先輩でした。
(先輩といっても僕の方が随分と下ですが)
しかも同じ学科。
不思議なご縁です。
益々、応援したくなりました!


今後は、レンズ関係をもっと伸ばしていきたいということです。
もちろん技術の方も今以上に磨き、高精度・短納期の金型作りを目指していくそうです。
終わり際、社長さんは「技術・設備・信用はここら辺では負けない!」と仰られてました。
多くの難しい金型を経験してきたからこそ言える力強いお言葉だと思います。
政典金型さんの更なる技術発展を願っております。


今回、紹介致しました政典金型さんの技術にご興味のある方は、
直接、お問い合わせ頂くか、
もしくは僕の方へご連絡頂ければ、ご紹介を致します。
どうぞお気軽にご連絡ください。


有限会社 政典金型製作所

〒410-0836 静岡県沼津市吉田町14-6

代表:芹澤政雄

TEL 055-932-6035

FAX 055-932-6037

HP:http://www.seiten-ss.co.jp/


最後に、
政典金型さん、お忙しい中、貴重なお時間を頂きまして誠にありがとうございました。
いろいろなお話を聞かせて頂き、大変勉強になりました。
また、お伺いさせて頂きますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
一緒に元気な日本を作っていきましょー!

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