@近畿(京都・大阪): 月別アーカイブ

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@近畿(京都・大阪)の最近のブログ記事

前回のブログ( http://www.sugoizo-blog.com/2014/05/post-276.html )で

ご紹介した 『 The世界一展 』 が開催中の日本科学未来館。


その売店に種々あるガチャポンで、海洋堂の魚シリーズを買い求めました。


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その海洋堂、1964年4月に創業。 今年の4月、50周年を迎えました。


世界屈指の造形物の精巧さ、その造形センス・造形技術と型破りな経営で有名な

同社、過去には 1965年に公開された映画「ガメラ」や、1993年に映画化された

「ジュラシック・パーク」の恐竜モデルの製作も手がけ、近年は 『 北斗の拳 』や

『 新世紀エヴァンゲリオン 』 のキャラクターフィギュアがヒット、自然史分野で

世界最大規模の有力ミュージアムであるアメリカ自然史博物館からの展示品の

製作依頼もあるそうです。


■ フィギュアの造形企画製作販売、海洋堂オフィシャルサイト

 → http://www.kaiyodo.co.jp/


■ ウィキペディア 『 海洋堂 』

 → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E5%A0%82


■ Yahoo!ロコ 『 海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 』

 滋賀県長浜市。 JR北陸本線・長浜駅東口から徒歩約6分。

 → http://loco.yahoo.co.jp/place/4bf421dd0a314501a14f682ba005335f5fd3ba73/

 > 大人気アニメのあのフィギュアも、あの歴史的大人物も、ティラノサウルスも大集合の

 > フィギュア博物館。海洋堂は食玩をはじめとする模型・造形作品の会社です。

 > 館内は等身大フィギュアや動物フィギュア、自然環境を再現したジオラマなどが目白押し。

 > アニメのキャラクターフィギュアも豊富に展示されています。また体験教室も人気。

 > フィギュアへの色付けやジオラマ制作が楽しめます。 


■ 海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 / (株)龍遊館 公式サイト

 → http://www.ryuyukan.net/

 > 新作ジオラマ続々登場!! 海洋堂人気可動フィギュア「リボルテック」シリーズ、

 > 新たなフィギュアシリーズ「カプセルQミュージアム」、「カプセルQフロイライン」など、

 > 最新フィギュアを使用した新作のボックスジオラマも次々登場!


■ 海洋堂ホビー館 四万十 《 わざわざ行こう!へんぴなミュージアム!》 公式サイト

 → http://www.hobbykan.jp/

  高知県四万十町にある海洋堂のミュージアム。 (海洋堂創業者:宮脇修さんが

  高知県黒潮町ご出身) 四万十町との協業(=コラボレーション)によって

  2011年7月にオープンし、2014年4月3日がオープン1000日目。

  これを記念して、同日"サクライベント"が開催された。 


■ 追加 : 朝日新聞デジタル 4月29日 『 フィギュアの海洋堂、創業50周年 』

 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140429-00000005-asahi-soci


よい休日をお過ごしくださいませ♪


5月22日(水)~24(金)の3日間、パシフィコ横浜にて開催された

『 人とくるまのテクノロジー展2013 』( http://expo.jsae.or.jp/ )。

 

先日、http://www.sugoizo-blog.com/2013/06/post-224.html でも写真を紹介していますが、

今回は個人的にハマった展示品をいくつか紹介させていただきます。

  

DSC_6282_800.jpg  

上の写真は左と右上が 駆動系サプライヤーとして クラッチとトランスミッションがおなじみ

(株)エクセディ( 本社:大阪府寝屋川市、http://www.exedy.com/

 SKYACTIVEの一環として 同社のトルクコンバータを採用した新型アテンザ@マツダブース。

http://www.mazda.co.jp/philosophy/skyactiv/transmission/

 

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こちらは 「 形を予見する未来企業 」 こと デジタルソリューション(株)ブース。

( 本社:広島県広島市、http://www.digital-sol.co.jp/ )

 

今日から7月。 今月もがんばってまいりましょう ♪

 

 

昨年4月に日本工業出版(株)から復刊した加工技術の月間誌 『 機械と工具 』。

 ただいま 2012年1月号 が販売中です。

特集は「工作機械、インテリジェント化の追求」です。

 

■ 日本工業出版Webサイト 『 機械と工具・2012年1月号 』 紹介ページ

 → http://www.nikko-pb.co.jp/user_data/mk_top.php?category_id=178

 

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昨年11月号から掲載がスタートした、拙担当のITツール関連のインタビュー記事、

11月号はHyperMILL( http://www.sugoizo-blog.com/2011/11/post-149.html )、

12月号はVERICUT( http://www.sugoizo-blog.com/2011/12/post-150.html )と、

ITベンダーのインタビューを続けて掲載しましたが、

今回は部品加工メーカーでのIT活用の取り組みを

京都府宇治市の株式会社ヤマダ製作所に訪ねました。

 

下の画像がそのページ。

前回・前々回は誌面の写真でしたが、

今回は誌面の版下イメージでご覧いただきます♪

 

2012年1月号.jpg 

 

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ところで、今回ご登場のヤマダ製作所の代表取締役山田貴博社長は

大のハーレーダビットソンファン。

 

ハーレーダビットソン社の本社は米国ウィスコンシン州ミルウォーキー市、

日本法人であるハーレーダビッドソンジャパンは東京都世田谷区に本社があります。

 

今回はじめて知ったのですが

1903年に創業したハーレーダビットソン社と日本との関わりの歴史は長く、

1912年(明治)にははやくも日本陸軍が軍用車両として輸入を行ない、

サイドカーを中心に用いられたそうです。

 

さらに、1934年(昭和9年)から1959年(昭和34年)にかけては、

米国から生産設備や各種ツール一式を導入して

「陸王」の名でライセンス生産も行われていました。

 

■ ウィキペディア 『 ハーレーダビッドソン 』

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%BD%E3%83%B3

 

■ ハーレーダビッドソンジャパン・ホームページ

http://www.harley-davidson.co.jp/

 

■ ウィキペディア 『 陸王 』

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E7%8E%8B

 

 
このようなハーレーダビッドソンに、応援ブログ目線で "Made in Japan"を探してみました。

 

まずは純正部品、フロント側ブレーキディスクに

ハミガキでおなじみのサンスターのロゴをみつけました。

 

DSC_6254_800.jpg  DSC_6250_800.jpg

  

■ サンスター社Webサイト・事業分野ページ 『 電動アシストユニット・自転車・産業用資材 』

 → http://jp.sunstar.com/2.0_product/safetytech/

 

■ サンスター社Webサイト 『 サンスターの歩み 』
 → http://jp.sunstar.com/1.0_about/1.4_about_history.html

 

さらに、ハーレーのワイルドなたたずまいにぴったりの革製サドルバッグ。

京都市山科区の革製バイク用品メーカー・デグナー社のプロダクツです。

 

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■ 株式会社デグナー・ホームページ
 → http://www.degner.co.jp/

 

■ 株式会社デグナー・会社情報ページ
 > 1987年3月、京都の山科でオートバイレザースーツのメーカーとしてデグナーは誕生しました。
 > 創業時は2名。50平米にミシンや作業台を置き工房とショップを兼ね合わせた小さな店舗でした。
 > 京都に本拠を構えるデグナーは、京都の伝統でもある「西陣織」をアイテムとして採用したいと考え、
 > 「革」と「金襴織物」を融合させた【花山】ブランドを2004年に旗揚げしました。
 → http://www.degner.co.jp/category/aboutus


1月も後半になり寒さもピーク。今週もがんばってまいりましょう♪

 

なんのためにこの仕事を選んだのか。

食べていくためだけの仕事では何も生まれてこない。

本当に好きなこと(仕事)に情熱を燃やし技術を磨き、そしてこの国に何を残すことができるのか。

目の前の利益も大事だが、この業界で働く者なら将来に目を向けて業界全体のことも考えて行動して行かなければならないのではないか。

 

今回は、各地の製造業、主に町工場を飛び回り、熱き魂の記事を書かれているミナログライター
始末屋メーテルさんからご寄稿いただきました。

 

マジでイケてる製造業を目指すで

株式会社東大阪技研。

継ぐわけでもなんでもなく、リーマンショック後にゼロから1人で製造業を起業。
2011年8月で3期目。
・東大阪技研 会社HP:http://higalabo.jp/
・的場社長ブログ:http://higalabo.dgblog.dreamgate.gr.jp/

 

●追記(2011年6月14日)

 

記事を公開して2日。いろいろなところからいろいろな感想をいただく記事となり、ほんとうに心から感謝しております。ありがとうございます。

 

記事は、的場さんの「攻め」で「前向き」なところを、斜め前からきりとっています。

 

ほんとうは、まだまだ控えめで、迷いもあって、あったかくて、ちょっとドキドキしながら心配しいな、的場さんの素顔。

 

そこにあえて触れていません。申し訳ない、的場さん。

 

若く初々しい「強さ」を、いまだからこそ、ガッツリ残しておきたい。

 

もしも、「生意気」というイメージだけが残ってしまう読者さんがいらっしゃったら・・・

 

・・・それは、「ここを書かないで、いま、どうする?!」という、ライターであるわたし自身が挑戦したいことなのです。何卒お許しください。

 

いままさに、日本の若者に時代が求めていること、これからも求めるであろうこと。

 

迷いながらもそれを持った若者が現実にいることを、つたえないでどうする?

 

誇りに思わずにどうする?

 

このままの掲載をOKしてくれて、的場さん、ほんとうにありがとう。 

 

でも、なにかあったら、いつでも、なんでも、言ってきてね。

 

999で、待っているから...。(始末屋メーテル記)

 

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社長 的場一馬さん25歳(右)・工場長 高居堅治さん27歳(左)

 

サラリーマン、6社くらい経験。
若いから
(いまも若いKARA)
仕事が長つづきせんかった。

 

すぐちょっとのことががまんできん、思たら、やめてまう。
でも、共通してたんは、「削る」仕事だったってこと。
鉄やら樹脂やらあらゆる材料を、
「削って」
航空部品やら生活家電の試作品やらあらゆる製品に。

 

それがよかったんかなあ。

 

リーマンショックの直後に起業。
2代目でもなく、なんにもない、製造業で、自分で、起業。

 

起業前に全国行脚していろいろなひとから話をきく。
ミナロのみどりかわさんからも一言。
「おまえ、バカだわ」
「今がどんな時期か、ユー、わかってんの?ボーイ?」的な(笑)。

 

(神戸から1時間半かけて通勤ちうの工場長とは、サラリーマン時代の見本市や展示会で顔をあわせるうち、意気投合。2期目スタートの頃から2人体制に。)

 

2人の分担?んー・・・やれることを2人でやってるだけ。
ルールもなにも決めんと(笑)。

 

いままでの日本の製造業で、足をひっぱってしまってるんは、
「人をおさえつけること」やないかと思う。

 

それは、こうやって金を稼げ、こうやって仕事せい、というやり方をそのまま
通して待ってれば富がもたらされてた時代の話。
それはもう、いま、ちがうやろ。

 

起業して、自分が甘かったこと。
「お金」のこと。

 

もう、ほんと、「お金」のことを、甘く考えてた。
努力していれば、勝手にもうかっていく、と思ってた。
ちょうど、時代が、それを許さなくなってたのに。

 

だから、失敗はすごい、してます。

 

でも、その失敗をパワーにしたらええ。
失ったものの3倍得るもんがあれば、大きい。

 

モノづくりって、時間もお金もすごくかかる。
たとえ失敗してもそこにかけた「考える時間」と「お金」は、失って
でも、得るもんがある。

 

工場長「考え方次第やと思う。失敗のなかに、なにかを見出そうという
意識があるか、ないかや、と」

 

(どうしてそんなふうにパワーでる?取材中、一瞬たりともわたしから目をそらさない的場さん。こんな取材相手は、正直、はじめてだ。フツウ、目をそらす。)

 

モノづくりが好きで、この仕事で生きていきたいから。
もう、モノをつくって、ごはんも食べられるっていう。

ごはんが食べたいからモノをつくってるんじゃないんで。

 

プラスチックのぺらっぺらの仮面を買ってきて、図面のないところからこんなんも
マシニングセンタで切削加工でできまっせ、ウチ・・・
って持ち歩く営業ツールにつくってみたり。
製品はお客様のものなんで、見せられないんでね。

 

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営業ツールぢゃい!

 

うーん。ただね、これ見て、「こういう仕事ばっかなの」と見えちゃってふつうの
かんたんな仕事がこなかったり(笑)。
ややこしいのばっかり、きてまう(笑)。
ほんまやったら、かんたんなのもしたいのに(笑)。

 

(ここ、書くのやめよっか。と言ったら)

 

書いてください、こここそ!(笑)

 

工場長「かんたんなモノを、やすく、はやくつくる、これも難しいんすよ」

 

(かんたんなモノをやすくはやく、これ中国など海外と同じ土俵になってしまうのでは・・?)

 

いや、時間やお金の、なにかを捨ててまで同じ土俵にのることはしてない。
やすくはやくつくって、そんなおおきくはないけど、利益もある状態。

 

なぜそのバランスがとれるか?

 

失うことを、人より怖く思てないから。
ちょっとの工夫で、考えて、失敗を恐れずやってみる。

そうすればできる。

 

逆に、リーマンショック前まで、どんだけみんなもうけてたん?
て思う。
いまが適正とちゃうか・・・て。

 

頭しぼって、考えたら、できる。
失敗したときは、もちろん人間やから、泣きそうになるくらい、つらい。
でもそれがすべて、ムダになってない。
瞬間苦しくても、あきらめずやっとったら、失敗したときに考えたこと、
買っちゃった工具や機械が、あとで、必ず、生きてくる。

 

(具体例をひとつ、頼む。ここ読んでただの精神論かい、と思う人いたらむかつくから、わたしが。)

 

今年の2月ころのこと。
安い仕事を、ムチャしてうけてた。3~4日、家にも帰らないで仕事。
頭じゃなく体をつかって、まさに中国など海外と同じ土俵のやり方をつづけてた。
ムチャですわ。
ウトウトして仕事つづけてて・・・

 

機械こわした。

 

その瞬間、その機械でやるはずやった納期の厳しいすべての仕事ができなくなった。夜中に、お客さんに電話して、事情話して謝った。断った。
「機械直るまで待つわ」と言ってくれたお客さんもいた。

 

詰めてた仕事、なくなった。
それで時間ができた。
考える時間が。

 

苦しかった。
1ヶ月葛藤した。

 

人が仕事をするのでなく、機械に仕事を任そう。
そして、体が楽になった分、俺ら、考えればいい。

 

あのときのお客さんにはほんとうに迷惑をかけてしまったけれど、
機械を壊してなかったら、
この考え方にはたどりつけなかったと思う。

 

そのときつくったのが、「タカイ1号」。それと、買った工具が、いまや、大活躍。

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タカイ1号と買った工具

 

ブログはね、気分。(決してご自身の中で、無理はせず、自然体で、という意味で)

 

ツイッターとか?やり方いまひとつわからないんで、まだ放置。
つながりが増えそうでいいなと思うけど、ツールのひとつだと思っていて。
つながりはあせることない、ゆったり増えていけば、と。
人に感化されすぎると、それもつらくなるかと。

生きるって、やぱ、つらいこと多い。
だったら、人に感化されすぎることなく、自分の信念で生きていきたい。

 

信念。
モノをつくりたい。

 

自分達だけが富・利益もつためじゃなくって、次の世代にわたせるモノづくりができなければやる意味がない。

 

工場長「そんなしんどそうなこと、はたからみてて、『俺もやりたい』て子供が思うかぁぁ?、て見えててはいかん。モノづくりの職人見て、『カッコええ』てあこがれられるようにならんと」

 

よく、若者の製造業ばなれ、とか言われるけど、
製造業だけじゃない。
働くこと自体から、仕事自体からはなれてるんとちがうか。

 

いま、変わらんと。

 

俺らみたいな、0から1人で起業した町工場、護るもんなんてひとつもない。
進んでいくしかない。
やってみないとわからんでしょ?

 

(バカだわ、と言われて起業して8月で3期目。誇りだ。)

いまあの頃の俺に会ったら、俺も、バカって言う。やめとけや。て(笑)
工場長「でも、聞かへんやろ(笑)」

 

そして、同じ東大阪の株式会社アオキをはじめて見学。
工場見学では、子供のようにはしゃぐ2人。
「アオキさんでも、ウチと同じここの機械つかっとるんや~」
(カワユス)
「この機械苦手やわ~」
(コドモかっ)

 

同社の取材されたTV番組のビデオ30分視聴後、念願の青木社長ご本人からお話を伺う。

 

ビデオとその日の生青木社長より・・・
「かわらんと」
「やってみないとわからん」
「失敗をおそれて自分の手でさわれない人が多い、さわってみ」
「やったことは、必ず、プラスになる」「誇りをもて」
「下の世代にわたさんと」
「しんどいときこそチャレンジ」
「成功例を若者に見せるで」
「日本の中小企業をバカにしたらあかんで」

 

(取材内容とあまりにかぶってて鳥肌がたったね、的場さん。つながりはゆったりって言ってたけど、彼の一声で東大阪だけでなく、四日市や八尾などから続々製造業メンバーがあつまったその夜の懇親会。幹事で汗かく彼から、最後にもらった、一言。)

 

「はい。もう。青木さんのお話、めっちゃかぶってて・・・
・・・・・・ちょっと、おセンチになっちゃいました、俺」

 

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おセンチにもなるで・・・

 

(文・撮影:始末屋メーテル)

朝夕には涼しさも感じられるようになり、夏休みも残り1週間となりました。

 

今回は、梱包資材の製造・販売の(株)ヤマコーが手がける高付加価値な段ボールの利用の続編です。

前半では、個人市場向けのオリジナル商品「ダンボ」を中心に書きましたが、今回は同社が本流の業務として位置づける企業向け梱包材の製造・販売についてご紹介いたします。

  

株式会社ヤマコー04

株式会社ヤマコー
本社・工場 京都府綴喜郡宇治田原町緑苑坂54-2
URL http://www.yamakoh.com
創業 昭和49年9月
年商 10億円(グループ決算)


 

地域に根ざしたFace to Face の営業
ダンボールの環境性能を活かしたエコロジーな梱包を提案


 個人市場向けのオリジナル商品「ダンボ」では人手を省くオンライン販売に取り組む一方で、同社創業時からの本流の業務である「企業向けの梱包材の製造・販売」については顧客のもとへ営業マンが通うスタイルを貫いています。
 ただし、従来からの製品の大きさと重さ、荷姿に応じた最適な段ボール箱の提案に加え、製品の底部の形状や輸送方法に適した緩衝材の設計・製作、運送車輌の手配、荷造り、発送までトータルで請け負える体制を整え、総合的な最適提案ができる営業体制としているそうです。

 このような顧客と二人三脚ができる営業体制によって梱包の潜在ニーズを引き出して対応することで、強度、耐水・耐湿性・密封性に優れるプラスチック段ボール製の通い箱の提案によって顧客の梱包資材費を年間40万円以上も削減した例もあるそうです。

 たとえば、発泡スチロールの緩衝材やエアパッキン(いわゆる「プチプチ」)相当の代替例だけでも、

 ・段ボールの端材を活用したタイプ、

 ・素材に含まれる<不安定な塩素>を取り除いた焼却時のダイオキシン等の発生が少ないタイプ、

 ・重金属を固化する機能があり残灰を埋め立て後の重金属溶出防止に役立つタイプ、

 ・土中に埋めると数カ月で減容、約1年で100%水と炭酸ガスに分解される生分解性のコーンスターチ系

などがあり、用途に応じた最適な梱包材によって"物流まわりのお悩み解決"を展開しています。

 

株式会社ヤマコー15

【写真1】 緩衝材の最適化
(設計を工夫、使う素材を最少化、廃棄物を抑制)


 かつては地味な脇役にとどまっていた段ボールですが、エコロジー(=環境性能)を切り口にすると、新しい魅力の提案ができます。 梱包材としての段ボールの特性を木箱と比較すると、軽量、保管スペースの節約、組立・梱包・開梱の作業性のよさ、優れた緩衝性(内容物へのダメージ抑制)、木材を巣とする寄生虫や小動物を防疫するための薫蒸処理が不要、カラフルな印刷が可能といったメリットがあります。

  丈夫で繰り返し使えるプラスチックダンボールなどは、リユースによってリサイクルに伴う手間と資源の浪費さえも低減できます。 廃棄物の処理はそれ自体が資源の浪費ですし、コストもかかります。木箱など他の素材の多くが使用後に解体・廃棄されるのに対し、段ボールは古紙としてリサイクルでき、梱包そのものを軽くできるので輸送エネルギーの削減にも効果があります。


株式会社ヤマコー14

【写真2】 段ボール利用の提案例
(上:イベント用ゴミ箱。簡単組立・軽量・印刷OKの特長を活かした)
(下:配送・通販用小口箱。ジャストサイズ・省スペース・緩衝性・印刷OKの特長を活かした)

 

CAD/CAM +ワイヤソーの加工に注力
形状・サイズ自在で1 ケースから納品
 生産方法に注目するとどうでしょうか。

 一般に、段ボール箱の製作数が50を超す場合の段ボールシートを裁断には木型を使用します。段ボール用の木型は厚さ20mm の木板(コンパネ)に金属カッターを取り付けた構造で、価格は2〜10万円だそうです。 展開状態で2500 × 3000mm までの大きなシートサイズに対応でき、ロットが大きい場合には特に生産性が高い一方で、使用した木型の交換・保管に場所・手間・錆や損傷のリスクが伴うといったデメリットもあります。

 同社では、最適な梱包の提案にあたって、小ロットの場合にはCAD/CAM+ワイヤソー(糸鋸)を用いて1枚ずつ切り出す工法で、内容物の寸法に合ったコンパクトで使い勝手の良い段ボール箱を1枚から納品しています。 木型を使う場合には納期が1週間程度かかる例でも、木型を使わないことで4〜5日で納品できるそうです。
 このため、同社ではNC制御のワイヤソーを積極的に推進し加工の高速化による短納期と、木型の使用数の削減を推進しています。

 

株式会社ヤマコー16

【写真3】 段ボール加工風景(裁断工程)
(汎用段ボールケースの木型による高速裁断)

 

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【写真4】 段ボール加工風景(折り工程)

 

それほど気にもしてとめなかった身近にある段ボール箱、そして、前回ご紹介した段ボール家具の「ダンボ」。素材に惚れ込んで"段ボールの魅力の一番の理解者"としてビジネスに取り組む(株)ヤマコー様に大きな感動を受けた取材でした。 ありがとうございました。

そして、こころを込めたものづくりで、ますますステキで元気な日本を、みんなで一緒に作っていきましょー!

 

//

お盆休みも千秋楽の日曜日であります。 今年の夏はいかがでしたでしょうか。

 

前回の投稿でタミヤの「ロボクラフトシリーズ」の購入・製作に触れましたが、

よく似た話題をもうひとつ。

 

海運大手企業の日本郵船のWebサイトの一角に、主に小・中学生の閲覧を想定して船やコンテナの役割を紹介し海運への理解を深めてもらおうという『NYKキッズ』というサイトがあります。

このサイトの中に「ペーパークラフト」というコーナーが用意されています。

客船やコンテナ船などの本物と同じデザインの本格的な800分の1スケールの模型の型紙をダウンロードしてプリンターで印刷して製作できる、というものです。

 

本格的なだけに部品の数も多く、組み立てもやや複雑。「大人の方にちょうどよいレベルです」とのことなので、小学生は親子で作るのがよいかもしれません。

このほか、『NYKキッズ』には船への積荷や航行、造船についての解説などもあり、大人も楽しめる内容になっています。

『NYKキッズ』Webサイト → http://www.nyk.com/kids/

 

なお、『NYKキッズ』ではなく、日本郵船歴史博物館Webサイトにも『日本郵船氷川丸』のペーパークラフトや幼稚園児向けに"塗り絵(氷川丸)"のダウンロードが用意されています。

『日本郵船歴史博物館"船の世界"』Webサイト → http://www.nyk.com/rekishi/knowledge/


株式会社ヤマコー03

【参考】 横浜市中区にある日本郵船歴史博物館
日本の海運業の起こりから、開国・明治維新〜今日へといたる歴史を、時代時代に活躍した日本郵船の船舶と共に紹介。日本の海運の歴史を学べる。展示の中では高度経済成長期以降に活躍する自動車運搬船やタンカーの模型もさることながら、185隻の船と5312人の人員を失った戦争当時の展示『戦争と壊滅』への反響が大きいとのこと。親子連れや校外学習の小・中学生など月に約1700人が訪れる。

 

さて、毎回ながい前置きはここまでにして、本日は、"ペーパーつながり"で「オリジナル商品の企画・製造・インターネット販売」と「地域に根ざした梱包サービス」という2つのアプローチで高付加価値な段ボールの利用にチャレンジする株式会社ヤマコーの取り組みを【彦】がお届けいたします。


株式会社ヤマコー04

株式会社ヤマコー
本社・工場 京都府綴喜郡宇治田原町緑苑坂54-2
URL http://www.yamakoh.com
創業 昭和49年9月
年商 10億円(グループ決算)


段ボールの魅力を最大限に引き出し、新しい可能性と高付加価値化を追求

一般に段ボールというと、紙を材料としているため破れやすく、水に濡れると波打ったり、のりが剥がれてグチャグチャになるなど弱い素材というイメージがあります。

しかし、乾いた環境を維持できれば中空構造のため比強度に優れ、利点が多いのは周知の通り。木箱を代用できる素材として開発された通常のダンボールの10倍以上の曲げ強度のある強化ダンボールを使えば、2トン程度の重量物の梱包やリフトやクレーンでの荷役が必要な海外輸送にも対応できます。

同社は、段ボールを単なる梱包材として製造・販売するだけでなく、素材の魅力と可能性をさらに引き出したコンシューマ向けの強化ダンボール応用商品のインターネット販売、法人向けとして博物館や神社仏閣の収蔵品を展示会場への運搬など地域に根ざした梱包・運搬サービスを手がけ、顧客満足の向上と会社経営の発展に取り組んでいます。

 

株式会社ヤマコー05

写真1 長さ2m超の大サイズ商品の梱包例

 

株式会社ヤマコー06

写真2 木箱代替用途(重量物の梱包例) 

 

株式会社ヤマコー07 

写真3 展示会用のショーケース。(プラスチック段ボール使用)

素材に暖かみがある段ボール自体の魅力と、展示物(着物)の魅力を引き出すシンプルで存在感が強すぎないデザインが、意外性のある段ボールの利用法として関心を集めた。

 

株式会社ヤマコー08

写真4 2000年に取引先からの依頼で初めて製作した展示会用の陳列テーブル。

単なる梱包材にとどまらない"段ボールの可能性の追求"の嚆矢。

 


楽しく安全に利用できる段ボール家具
独自アイデアで京都デザイン優品にも選定

素材の魅力と可能性をさらに引き出したコンシューマ向けの強化ダンボール応用商品として、同社は「ダンボの家具」を製作・インターネット販売しています。

何度かの試作を経て、商品化した「ダンボの家具」は、

1)木のような強さがありながら軽々と運べるので掃除や部屋の模様替え、引越しなどの負担にならず、

2)フローリングを傷つけず、集合住宅で下階への気がねもなく使え、自分で色を塗ったり、店舗の包装紙やシールを貼ってオリジナルにも仕立てられる。

3)重いものや工作が苦手な人にも安全に使え、簡単に分解できて使わない時にはたたんで場所を取らずに収納できる。工具や接着剤を一切使わず、はめ込みだけで組み立てられる。

4)段ボールは再生紙を原料に作られるが、不要になれば再びリサイクルできる循環型の材料であり、製造過程で有機溶剤を含む接着剤を使用しないためアレルギー体質の人も安心して使える。

といった特長が評価され、京都から世界に発信する優れた商品に与えられる「京都デザイン優品」にも選定されています。

 

なお、段ボール家具というアフターフォローが不要の手離れの良い商品の販売にあたって、

(1)個人市場を相手に地域を限定せずあまねく販売したいこと、

(2)「お得意先からのリピートオーダーで売り上げる」というそれまで慣れ親しんだビジネスのスタイルと大きく異なること、

の2点を考慮し、店舗や販売担当者の経費をかけない販売方法が賢明と考え、インターネット販売を採用したそうです。

当初は市販のソフトを組み合わせて自社で受注システムを構築してスタートしたものの、注文メールが届かない・注文確認のメールが送信されないなどの不具合が起きたため、「楽天」と契約して「ダンボ楽天ショップ」を開設、専任の担当者を配置せずに事業を継続できるしくみを整えました。

親しみやすく覚えやすいネーミングにも知恵を絞ってブランド名は「dumboo」(ダンボ)とし、発売以来、新聞・雑誌・テレビなど多くのメディアで「ダンボの家具」として紹介されたほか、家具量販店やデパートで行われる催事、「包装展」や「人と環境に優しい住宅フェア」などの大きな展示会や各地のイベントにも出展、女性や若者、幼稚園、学校、老人ホーム、子供や高齢者のいる家庭などに愛好者を増やし続けているそうです。

 

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写真5 「ダンボ」 キッズデスク&チェア

素材には「3層強化ダンボール」を使用、身体がぶつかっても「イスが飛んでいく程の軽さ」ながら、100kg以上の体重にも耐えられ、子供から大人まで年齢・性別を問わず利用できる。

 

【参考】他の製品はこちらのサイトで一覧できます。

強化ダンボール家具の専門店「ダンボール倶楽部」 → http://6828.teacup.com/dumbo/shop/

 

後半では、従来からの"本流"の業務である企業向けの梱包材の製造・販売の取り組みについてご紹介したいと思います。
 

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