航空機部品: 月別アーカイブ

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航空機部品の最近のブログ記事

ライターとして初登場のみどりかわ@ミナロ【おかしら】です。


2011年6月11日(土)、株式会社アオキさんの工場へ行ってきました。
今回は工場の紹介と言うより、株式会社アオキに居る人に焦点を絞って記事にしました。


以下ミナログと同時掲載です。



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みどりかわにとっては、ようやく東大阪に来られたって感じ。

昨年の産業Navi大賞の時に青木さんと名刺を交換して以来、一年近く経ってしまったからだ。


当時頂いたメールに、また再会できることを楽しみにしております。待ってまっせ~ と書いもらったのに、まさかの骨折事故で勢いが削がれてしまった。

それ以外にも震災があったりドタバタしていた。


だが、はやり一度はちゃんと伺って話をしたいと、震災後のチーム無駄遣い10%活動にも丁度良いと判断し決行した。

今回は、先の記事で取り上げた(株)東大阪技研の的場くんと青木さんに出会って頂くこと。
朝日新聞の中小企業専門記者の方に、日本の町工場の代表格に会って頂くことの二つが主題だ。

もちろん青木さんの笑顔とダミ声を聞きたいためでもあったが。(笑)


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講演も聴き、本も読んでいるため(株)アオキさんのことはよく知っているつもりでいたのだが、驚いたのは工場見学の案内役に入社間もない女性(いや、女の子って感じの若さだ)が出てきたこと。

しかも今年四月入社の彼女が社内のことすべてを掌握していたから驚きなのだ。

マシニングセンター縦型横型の違い、NC機、汎用機の違い、作業工程の説明まですべて一人でやってのける。

青木社長曰く「彼女は将来うちの四番バッターになってもらう!」と言っていたが、まんざら冗談ではないだろう。


その賢い女性の名は松本さん。

入社動機を聞いてみた。

学生の時に青木社長の講演を聴いて感銘を受け、工学部を卒業して真っ先に(株)アオキさんへ就職希望を出したんだとか。


なともうらやましいではないか。

さすが青木社長!


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みどりかわも、そんな青木社長からうれしい事を言われた。

年間五千枚も名刺交換をすると大体忘れてしまうんや。
けど、みどりかわさんの事は印象に残っているんや。

恐縮です。
とても嬉しいです。


しかし有名人だけに悩みもあるらしい。

それはミナロも少しだけ共通することなのだが、工場見学の来客が多すぎること。

まさか有料で工場見学をするわけもいかんし、そんなことしたら天狗と呼ばれてしまうわって。

そして近所のおばさんにつけられたあだ名が「ボンド青木」。

決してジェームズボンドやないで、接着剤のボンドやでって。(笑)


周りからみてもそうだし、青木社長自身も思っている、ボンド青木は最高のあだ名だ。


(株)アオキさんはこれから、息子さんの専務が主となり自社の航空機開発に注力していくという。

まいど1号で成功も失敗も経験された青木さんが、これからの町工場に夢と希望と、そして接着剤を与えて続けてくれるのを期待しています。


ありがとうございました。

参加して頂いたみなさんにも感謝です。



【取材先】
株式会社アオキ
〒577-0065
大阪府東大阪市高井田中5丁目7番3号
詳しくははホームページをご覧ください。株式会社アオキ


【ライター】
みどりかわ@ミナロ(おかしら)
【撮影】
いとう@MSP(心技隊事務局長)

どうも、ochiです。

いつもは書評を担当している私ですが、

今回はひょんなことから、企業紹介に初挑戦することになりました。

 

しかも、これまた応援ブログとしては初の試み、

産業ナビさんとのコラボ企画となっております。

。。。不安です。

 

ちなみに、産業ナビさんの記事はコチラです。

さすがの文章力です。

 

切削加工の研究開発型町工場、株式会社由紀精密【今日の個店!  産業Navi】

 

 さて、そんな初取材、初コラボを快く引き受けてくださったのは

神奈川県茅ヶ崎市にある株式会社由紀精密さんです。

 

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【株式会社 由紀精密】

253-0084   神奈川県茅ヶ崎市円蔵370茅ヶ崎機械金属工業団地内

hp  http://www.yukiseimitsu.co.jp

mail  info@yukiseimitsu.co.jp

 

 

取材に応じてくださったのは常務取締役の大坪さんと開発部主査の笠原さん

このお二人は、中学時代からの付き合いだそうで、取材中も絶妙の掛け合いでした。

 

 

由紀精密さんの前身は、1950年に設立された大坪螺子製作所というネジ屋さん。当時はロクロと呼ばれる機械で、ネジの制作をしていたそうです。

 

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そのロクロですが、なんと由紀精密さんに残っていました。今でもちゃんと動きます。しかも、ちょっとした仕上げで、実際に使用することもあるそうです。

こういう、昔からの機械を大切に保管し、使用しているというのは、なんとも言えずいいもんですね。人に、いや企業に歴史ありと言った感じでしょうか。

 

 

さて、そんな由紀精密さんの現在の得意分野は

その歴史ある切削技術を生かした、精密切削加工です。

 

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どのぐらい得意かと言いますと、森精機主催の『第6回切削加工ドリームコンテスト/試作・テスト加工部門』にて由紀精密さんの作品『インコネルメッシュ』が、なんと、金賞を受賞。

実際に現物を見せていただきましたが、ものすごい細かい造り込みがされていて、技術の高さがビシビシと伝わってきました。というか、どうやって作っているのやら???

(参考 / 森精機 第6回 切削加工ドリームコンテスト 受賞作品

 

ちなみに、この『インコネルメッシュ』に負けずとも劣らない素晴らしい精密加工サンプルを色々と見せていただいたのですが。。。すみません、写真撮れてませんでした。

『見たい!』という方がおりましたら、直接由紀精密さんを訪ねていただければと。。。

 

 

また、この切削技術のノウハウを生かして掲げているのが『研究開発型』町工場。大学や、研究機関などへの提案型の設計・制作を行っています。

『規模の小さい町工場だからこそ、低コストで短納期の対応が可能である』と大坪常務は言います。確かに大学や研究機関のような場所の仕事は、同じものを大量に作るのではなく、一つ一つ試行錯誤しながら創っていく仕事でしょうから、これは町工場の得意とする分野かもしれません。

 

 

工場内ですが、精密加工を得意とする会社だけあって、非常に整理が行き届いています。

刃物等の工具、受注状況、さらに完成した製品などは、それぞれ専用の管理棚に置かれ、社内のデータベースと連動して管理されています。

また、急な依頼に対応できるように色々な種類の棒材を在庫として持っているのですが、この管理はなんとバーコード。

失礼ながら、町工場でここまでの管理体制を築いている会社はなかなかないのではないでしょうか?

 

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さて、今回取材に応じてくださった大坪常務は、現社長の息子さんです。

その常務が入社した時は不景気真っ只中だったそうです。

 

『このままじゃ、まずい』そう思った常務は行動します。

それが顧客に対するアンケートの実施。

これによって、自社の強みと、弱みを客観的に知り、具体的な対策を練ったそうです。

 

例えば、アンケートの結果、強みとして『品質』があげられたそうで、

それをさらに強固なものにするためにISO9000を取得し、

『品質』のよさをアピールできるようにしたとのことです。

 

 

また、町工場の規模ですと、悩みの一つとして仕事の密度の偏りが上げられるかと思います。

その原因のひとつが、『同じ分野の仕事ばかりしている』ため。

 

そのリスクを分散するために、

これまで、電気・電子・通信分野でほぼ100%を占めていた受注内容を航空・宇宙分野、大学・研究分野等への参入を図ることで、受注のリスクを分散することに努めました。

その結果、今では電気・電子・通信分野、航空・宇宙分野、大学・研究分野のバランスがほぼ3割と丁度良い受注バランスを維持しているとのことです。

 

う〜ん、考えてらっしゃいます。

このアンケートの実施による自社分析や、リスクの分散は厳しい情勢の中小企業にとって実施しておきたい項目ですよね。

 

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最後に、将来の展望・夢を語っていただきました。

50年後に『すごい』と呼ばれるような技術をやりたい

10〜20名規模の中小企業のモデルケースになりたい。

(大坪常務)

・家に帰って、美味しいビールが呑めるような仕事をしたい。

(笠原主査)

色々考え、実行している由紀精密さんですから、きっとこれらの夢も叶うのではないでしょうか。

 

 

さて、どうにか初取材記事を書くことができました。今までyamag編集長の取材に同行してお話を聞く機会はあったのですが、単独の取材は今回が初めて。正直、取材をする前はどうなる事かと思いましたが、どうにか記事にはなったのかなと。。。

とはいえ、今回の由紀精密さん、自分の腕が未熟なため、記事にできたのは伺った内容のごく一部。本当に色々な事を段階的、理論的に考えてらっしゃいました。

こうやって色々な事を考え、色々な事を試行錯誤しながら実行している町工場は非常に多く存在しています。不景気、不景気といいますが、まだまだ町工場の明かりは消えませんよ!!

 

 

以上。

取材に応じてくださった株式会社由紀精密 大坪常務、笠原主査。

コラボ取材を提案してくださった、産業ナビさん。

また、取材に同行してくださった株式会社ミヨシ 杉山専務。

本当にありがとうございました!!

 

 

今回ご紹介した由紀精密さんの技術に興味のある方は、直接お問い合わせ頂くか、当ブログのお問い合わせページからご連絡ください。
http://www.sugoizo-blog.com/toiawase.html

 

【株式会社 由紀精密】

253-0084   神奈川県茅ヶ崎市円蔵370茅ヶ崎機械金属工業団地内

hp  http://www.yukiseimitsu.co.jp

mail  info@yukiseimitsu.co.jp

 

 今週は、神奈川県茅ヶ崎にある大昌製作所を紹介します。

 

1967年創業。
従業員5名。

 

設備は、
OKKマシニングセンター
汎用旋盤
大型旋盤
平面研削盤
ワイヤー放電機
など、です。

 

工場は、JR茅ヶ崎駅から北に向かって車で5分ほどのところにある
茅ヶ崎機械金属工業団地内にあります。
対応してくださったのは、専務の石塚様です。

 

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大昌製作所は、金型部品、治具部品、航空機や医療の精密部品などの
切削部品を主に製作されています。
主力は、OKKの高速マシニングです。
付加1軸のインデックスをつけて4軸対応としています。

 
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同時4軸加工が可能なので、ワンチャックで多くの複雑な形状を加工することができます。
加工サンプルが事務所に展示してありました。

 

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サンプルは、円筒系のものが多いですが、角物でもなんでも切削加工物であれば、
ほとんどの形状を精度よく削リ出すことができます。

 

旋盤は、町工場ではあまり見かけない大型のものがあります。
ちょうどお伺いしたときに、職人である社長様が大型旋盤で大物製品を切削していました。
この大型旋盤、最大チャック径はφ1000、芯間は2000mmもあります。
今までこれほど大きな旋盤を見たことがなかったので、そのφ1000もの大きなテーブルが
パワフルに回っているのを見て、ものすごく興奮してしまいました。
社長様は黙って真剣に仕事をされていましたが、旋盤を操作しているその後ろ姿からは、
 ― 幾たびの荒波を乗り越え、腕一本でここまで成長させてきた
というような自信を感じました。

 

大昌製作所は、地元の町工場7社が集まって発足した”ものづくり集団「CmonoC」”のメンバー
として活動されています。
詳しくはこちら
http://dyshow.at.infoseek.co.jp/cmomoc-page.html
これだけの設備や技術のある会社が集まれば、作れないものはないでしょう。
技術だけでなく、生み出されるアイデアもおもしろく、昨年開催された「2009湘南平塚テクノフェア」に
出展された物は、アルミとSUS、アクリルで作られた「アメ玉搬送機」。

 

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現物は見られませんでしたが、展示会での評判はは高く、特に子供たちには好評だったようです。
やはり、ものづくりに興味を持ってもらうには、このような遊び心が必要なのでしょうね。

 

遊び心といえば。
大昌製作所では、「メタルテトラ」という金属削り出しのテトラポットを製作、販売されています。

 

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展示会に出展したところ好評だったので、HPでの販売を始めたそうです。
サイトはこちら
http://dyshow.at.infoseek.co.jp/new-tetra.html
実際に手に持ってみたのですが、金属の質感とずっしりとしたその重みがとても心地よく、
金属削り出し感あふれる仕上がりになっています。
この重みは間違いなく、マニア心をくすぐると思います。

 

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石塚専務は言います。
「若い人たちが楽しくものづくりができるような会社、活気溢れる職場にしたい。
また、そういう社会にしたい。」
昨今、日本では若者のものづくり離れが進んでいると言われています。
日本がこれからも経済発展していくためには、日本のものづくり技術やその志を若者に
受け継いでいかなければなりません。

 

「ものづくりの魅力を伝える」
石塚専務のその高い志は、必ずや日本の製造業を発展させていく力になっていくことと思います。
そして、大昌製作所はその高い技術力と共に更に魅力ある企業に成長していくと思います。

 

応援ブログは、大昌製作所をこれからも応援していきます。

 

今回ご紹介した?大昌製作所の技術に興味のある方は、直接お問い合わせ頂くか、
seizo-ouen@gs-field.netへご連絡ください。

 

有限会社大昌製作所
〒253-0084
茅ヶ崎市円蔵370 茅ヶ崎機械金属工業団地内
TEL 0467-86-6768
FAX 0467-87-4335
http://www.dyshow.jp


 【彦】でございます

 前回につづき、航空機関連の部品製造を手がける栃木県宇都宮市の加治金属工業(株)をご紹介します。

 

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加治金属工業(株)
http://www.kajimetal.co.jp
所在地: 栃木県宇都宮市 不動前2−2−46
従業員: 約100名 

 

最高のアルミ部品を製造する"最高の中小企業"が目標

 近年の航空機部品の製造では、複数部品をアセンブリしたコンポーネント状態での加工や、複数部品を一体化して組立不要な部品構造にする取り組みが進行しているそうです。
 加治金属工業では、すべての製造工程で認証を取得したISO9001/JISQ9100に則して組織全体でシステマチックな品質保証を行うことと合わせ、自動寸法測定を活用した品質検査・保証のしくみづくりに取り組んでいます。
 3D-CADのモデルデータに加工品に対する寸法検査の測定ポイントを定義して自動測定を行うほか、顧客との設計情報の共有と取引先企業の要望に応じた関連データを、要望に応じて直ちに提出できるしくみを構築しています。
 加工設備についてもMAG3の2号機を導入。2台のMAG3による、より強力な加工体制を整えました。


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画像1 ワーク+治具のモデリング例。 とめネジ1本、ワッシャ1枚にいたるまで忠実にモデリング。

 

"高付加価値加工への対応力"が最重要、加工ノウハウを活かせるCAM機能を選択

 

 CAMシステムはどうでしょうか。

 5軸機能が不可欠な航空機部品の分野で世界的に多く用いられているCAM製品は2つ。 しかし、同社は自動化や省力化を謳い 価格も手頃なこれらのCAMをあえて選びませんでした。

 理由は、「それらのCAMは、クルマでいえばオートマチック車。自動ではあるけれども加工の仕方に自社のこだわりを反映できない。私たちが必要とするのはいわばマニュアル車。ツールパス1本1本に意志を込めた加工データを作成でき、加工を熟知したNCプログラマーが使用すれば工夫するほどに加工機の能力を引き出せる。当社の場合、操る人間によって違いが出せるCAMの方が好ましい。」というもの。 この考え方をもとに、より高度で付加価値の高い高速・高精度な加工を日々研究しています。

 さらに、加工が完了すると自社に完備した設備であらゆるニーズに応える表面処理( → http://www.kajimetal.co.jp/tosou.html )を施すこともできます。

 確立最高の加工設備と航空機部品の製造ノウハウ、設計・加工から各種試験まですべてに対応できる一貫生産体制と少量多品種生産への対応力を活かして、航空機だけにとどまらず高速鉄道やロボット等の他の先端技術フィールドにもチャレンジする計画、『 最高のアルミ部品を製造する"最高の中小企業"』を目指しています

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画像2 加工品の例

平面のように見える部分にも強度の確保などを目的とした微妙なRがついていることが多い。

加工データの作成においては、ポストプロセッサの不具合に起因する誤ったNC加工の経験も何度となくある」ことから、ツールパスだけでなくNCデータでの加工シミュレーションも必ず実施。

 

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画像3 ツールパスの動きと表面の仕上がり

ツールパスに沿った凹凸があるように見えるが、写真中央付近の光の反射からもわかるように表面はきわめて平滑。

 

  10月になりました。

  今回は航空機部品の加工を得意分野とする栃木県宇都宮市の加治金属工業(株)をご紹介します。

 

ユーザーの要求に応える一貫生産システム、複雑形状の5軸加工

 

 同社は、国産航空機やボーイング社の各種航空機の胴体や主翼を構成するメンバー(=骨格)部品を中心に、"大型の5軸マシニングセンタを用いた高速・高精度加工" と "あらゆるニーズに応える表面処理" を提供している航空機部品のエンジニアリング企業です。

 加工〜品質保証に必要な治具の設計・製作から加工品の表面処理・塗装にいたるまで、部品製作のすべてのプロセスを社内で対応できる一貫生産体制をもち、日本では数少ない米国ボーイング社の認定工場となっているなど、その技術力は国内外から高く評価されています。

 具体的には、ボーイング737、747、757、767、777について、主翼、フラップ、スポイラー、フェアリング、メインランディングドアなどを、また、エアバス機についてもA380の垂直尾翼の部品を製造しています。  みなさんが仕事に・旅行に利用している飛行機のどこかにも、おそらく加治金属工業の部品が使われているに違いありません。

 (機種と担当部品についての詳細は同社Webサイトをご覧ください→ http://www.kajimetal.co.jp/gijutsu.html

 

 また、官需機向けには、航空自衛隊のF-2戦闘機の垂直尾翼やパイロン等、F-15戦闘機のリアスキン、AH−1S対戦車ヘリコプターの胴体、MBRS多連装ミサイルシステムの発射台、輸送機の主翼、海上自衛隊の対潜哨戒機の主翼に関連する部品も製造しています。

加治金属工業(株)
http://www.kajimetal.co.jp
所在地: 栃木県宇都宮市 不動前2−2−46
従業員: 約100名

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写真2 加工例

 

主力加工機は「MAG3」。同社の1号機は牧野フライスの国内1号機


 航空機の部品は、薄肉・軽量・高剛性・高信頼性の確保のために鋳造などは行わず、アルミ合金のブロック材から注文数だけ部品一点一点を削り出して製造することが一般的です。

 同社が手がけている各種部品も、アルミ合金のブロック材の大部分を切削除去するため、加工歪みの発生にも配慮しつつ最少の段取り回数と治具レス加工を基本方針として高精度・高能率に加工を行う必要があります。 また、加工するサイズも大きく、複雑な曲面形状も多い特性があります。

 このような加工の要求に応えるため、同社は牧野フライス製作所のフラッグシップ機のひとつである「MAG3」を主力NC加工機として稼働させています。

MAG3を選択した理由としては、
 1)海外製の5軸加工機よりもメーカーのサポート対応がよいこと、
 2)ファナックのNC装置を選択したかったこと、
 3)海外製に比べて高速加工と高精度の両立を期待できそうなこと、などがあったそうです。

 なお、MAG3を導入する際には、素材をセットしてから連続加工ができる加工システムを構築するべく、"機械加工専用の工場"も新たに建設したそうです。

 

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写真3 5軸高速マシニングセンタ「MAG3」
 牧野フライス製作所製、主軸の最高回転数は30000rpm、3000×1500×500mmの加工サイズで、主翼の付け根や胴体の骨格部品にも対応。 なお、同社のMAG3は牧野フライスの国内納入1号機。"6パレットチェンジャ付きMAG3"としては世界1号機。
 なお、MAG3のほかにも、BMC-50E(東芝機械)、M-300L(森精機)、MC108H(牧野フライス)なども活躍。

 

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写真4 ワーク・治具のベースプレート

部品の素材(ブロック材)や第2治具を取り付けるためのベースプレート。 いくつかのパターンをあらかじめ用意している。

 

次回は同社のものづくりについて、もう少し詳しくご紹介したいと思います。

 

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