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治具設計・製作の最近のブログ記事

株式会社大塚製作所 訪問記

茨城県 水戸市 小高い丘の上にある工場です。

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案内してくださったのは取締役 根岸忠宏さん。
お伺いした日は土曜で会社はお休みだったのですが、快く応じてくださいました。

さて、実は大塚製作所へ訪問するのはこれで2回目になります。
私と根岸さんはちょっと変わった形で知り合いました。
2年前、茨城で開催された「サスガ☆カミスガ」という町おこしイベントのお手伝いに製造業的復興支援プロジェクトのメンバーとして参加したときに会場で知り合ったのです。
一日の活動を終えて、挨拶をして名刺交換しました。
会社に戻って、名刺に書いてあるホームページにアクセスして、驚きました!
なんと恒温室に○○が○台!
すぐに連絡し、そして会社を見学させてもらったのでした。

株式会社 大塚製作所は歴史ある工場です。
従業員さんも40名以上。
とても大きな工場です。
会社の歴史や概要などは、山本さんの記事にお任せして
私がなぜ、すぐに見学したくなったのか?
工場のなにが、他の工場と違うのか?
そういう事を中心に記事を書いていこうと思います。

「ジグを作る。」
ジグとは、品物を加工するために使う物。
当たり前ですが、品物そのものよりも高精度でなければなりません。
では、なにを持って高精度を実現させるのか?
書くのは簡単ですが、実際にはとても難しい事なのです。

まず、丘の上にある工場ですが話を伺ったところ巨大岩盤の上に工場があるとのこと。
それによって、東日本大震災の時にもテーブルの上のカップさえ落ちなかった。
それも、偶然では無いのです。
「精度」を求めて行くために、あえてしっかりした地盤の上に工場を建てたのです。
地盤の強さが影響する精度??? そう、私の工場より一桁上の精度。
「ミクロン」を安定して加工するために、地盤から考慮したのでしょう。

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整理整頓された工場には、きれいな機械が並んでいます。
今回の見学の目玉は、↓ これ。オークマ MULTUS B400

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複合加工機には、私も興味深々なのです。
(買う事を夢見る現状ではありませんが。)
このマシンは、登場時にウチにもパンフレッドを持ってオークマの営業さんが来ました。
その時のセリフです。
「複合機にありがちな精度低下をついに克服したマシンです。」
自信満々で、営業マンが語っていました。
その時から、実機を見たいと思っていました。
今回、じっくりと見学させて頂きまして、やはり素晴らしいマシンでした。

そして、従来の加工機。 ここにも私が感心させられたお話があります。

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私がよく目にするタイプのNC旋盤は刃物台が斜め上に付いています。
でも、このマシンはベッドに水平の刃物台です。(汎用旋盤と同じ構造)
説明を聴いて、納得でした!
「重力があるのだから、大きな刃物台が上下に動くという事はそれだけ精度に影響があると考えております。」
目から鱗でした。 
ここでも、精度を考慮して機械を選択してあったのです。

他にもずらりと機械が並びます。

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特に研磨は、ほとんどの加工品に行う作業とのことでした。
ジグですから、焼き入れ部品も多いでしょう。
平面と平行をしっかり出す。 とても大切なジグの要素です。

そして、ここが大塚製作所ならではの設備が並ぶ恒温室。

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そしてこれが!! 私がすぐに見学したくなった理由!
5台が並ぶ、「ジグボーラー」 !
初めて来た時は、そりゃ驚きました。

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さて、マシニングセンターとジグボーラーでは何が違うのか?
そう、精度が違うのです。
位置決め精度を聴いたところ、「ほぼフルストロークで3ミクロンです。」
簡単に聴いちゃいましたが、これは物凄い事なのです。

マシニングセンターのカタログでも、同じような事を謳っていますね。
でもそれは繰り返し位置決め精度なのです。
いつでも、サクッとミクロンを求める事はマシニングセンターでは不可能なのです。
また、その精度を求めればこその恒温室です。
気温を一定に保って、機械の熱変異を抑えているのです。

刃物も、まったく同じように精度を追求するための物が並びます。

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私は、安直に超硬のチップを使ってボーリングすることが多いです。
ですが、大塚製作所では「ハイス」のバイトを多用しています。
ボーリングの経験があればわかるのですが、径を測りながら加工します。
そこで・・よくあることが。 「あと0.01ミリ削りたい。」
これは、刃物の切れ味が良くないと不可能な事なのです。
まして、大塚製作所では穴の公差もミクロン。
それをしっかり加工するための「ハイス」なのです。

超硬の方が長持ちします。 また、チップなので管理も楽です。
ですが、切れ味に関しては、達人が研いだハイスバイトには敵わないのです。

工場、機械、環境、そして卓越した技術。
その総てが「精度のため」 これこそが、実際に見て感じたかった事なのです。

技能検定合格の表彰状が並んでいます。

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基本に忠実に、しっかりと技を身につけて。 そして高精度のジグを生み出す。

これからの課題もあるとのこと。
それは技術の継承。
どこの工場でも、同じ悩みを持っているかもしれません。
もちろん、私自信もその悩みは抱えています。

でも、根岸さんなら、きっとできることだと思います。
仕事を理解して、現場作業も充分に経験のある取締役さんなのですから。

最後に。大塚製作所 取締役 根岸 忠宏様
土曜日で、会社はお休みだったのにも関わらす丁寧な対応ありがとうございました!
今後とも、よろしくお願いいたします。

株式会社大塚製作所
茨城県水戸市谷津町細田1-64
TEL:029-251-4567
FAX:029-252-4800
http://ohthuka.co.jp/

先日、紹介した小幡製作所の自動加工機。その中のカテーテル自動加工機についてもう少し詳しく紹介したいと思います。

 

カテーテル自動加工機

 

カテーテルは、先端形状がストレートだと体内に入るときに引っかかるのだそうです。先端を斜めにカットし、更にRにすることで痛みもなくスムースに入っていくのだそうです。

 

カテーテル自動加工機の中ではこのような工程で加工されています。

 

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供給→定寸カット→内側面取→スエッジング→R面加工→排出

 

加工された実物を見せてもらいました。

 

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大きさはφ1mmくらいです。

 

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先端の外側が斜めにカットされ更にRが付いています。

 

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針を通したところです。引っかかりなく入って行きそうな感じです。この自動加工機の中では、このような細かい加工が行われています。

 

医療用としては他にも以下のようなチューブの加工機も作られています。

 

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このような高い精度が要求される自動加工機の製作も小幡製作所の得意とするところです。

 

小幡さんの閃きと行動力

 

小幡さんの閃きは、時として業界の枠を越えていきます。いろいろな開発事例の話を聞かせてもらいましたが、どれも僕の予想もつかない方向へと話が展開していき、とても面白く、また新たな気付きをもらいました。ひとつの事柄をあらゆる角度から見ることはとても大事なことだと改めて思いました。
また小幡さんは閃いたことややりたいと思ったことはすぐ行動に移していきます。技術やアイデアを売り込みたい人物や企業へは物積極的に連絡を取り、会いに行きます。
小幡さんは言います。
「仕事がない、なんて言うことはありえない。人が生活している以上、何かしら仕事はある。普段の生活の中で困っていることはたくさんあるでしょう。そういうところに気が付くか気が付かないか。視点を変えてみれば仕事はそこらじゅうにある。」
僕も自分の見える範囲、見えている範囲でしか仕事を探していないように思います。もっと広い視野で周りを見渡さなければいけないのだと強く感じました。

 

パートナーを募集

 

110429-06.jpg小幡さんの頭の中にはまだまだいろいろなアイデアがたくさん詰っています。小幡製作所で製作が可能なものは次々と製品化していますが、中には小幡製作所1社では技術的に資金的に難しいものもあります。そこで小幡さんは協力してくれるパートナーを募集しています。もし「興味がある」「一緒に開発したい」という方がいましたらぜひご連絡していただければと思います。よろしくお願い致します。

 

小幡さん、このたびはわざわざ横浜まで足を運んで頂き、ありがとうございました。これらかも世の中が便利になるような素晴らしい自動機を開発し続けてください。小幡製作所の益々の発展を願っております。

 

今回ご紹介した小幡製作所の技術に興味のある方は、直接、お問い合わせ頂くか、当ブログのお問い合わせページからご連絡ください。
http://www.sugoizo-blog.com/toiawase.html

 

株式会社小幡製作所
千葉県船橋市松が丘3-34-12
http://tecjp.net/obata-s/

 

先日、朝日新聞に掲載された当ブログの記事を見てメイルをくださった方とお会いしてきました。

 

豊富な経験値で小型自動機を設計製作

 

小幡正嗣さん。千葉県船橋市にある町工場、小幡製作所の社長です。1990年に創業。現在は3名の社員と12名のパートさんで運営されています。主な業務は、小型自動機の設計及び製造。業種・業界は問わず、幅ひろい分野での受注活動をされています。現在は医療関係の引き合いが多いそうです。

 

自動機は、「作業効率を上げる」「一定な加工精度を得る」「人件費削減」などの目的で製作されます。人の手で作業していたものを機械化→自動化させます。なるべく簡潔な機構で要求された作業を早く且つ精度良く処理するためのからくりを設計することが重要です。そのための発想力は豊富な経験値が必要で、簡単には真似できない高度な仕事と言えます。

 

株式会社小幡製作所HP → http://tecjp.net/obata-s/

 

小幡製作所の製品

 

小幡製作所の製品は、度々、新聞に掲載されています。その製品、豊富なアイデア技術をいくつか紹介します。

 

プレス型紙袋筋付け機
110425-01.jpg 紙袋の底をきれいな長方形に折るために必要な"山折り/谷折り"の2つの折筋を同時につけることができる機械。少量生産の封筒は、印刷業者が手作業で生産しているためにばらつきがある。折り筋が付いていれば誰でもきれいな封筒を折ることができる。
 
カセット自動送入機
110425-02.jpg DVDなどの媒体に用いるガラスディスクを自動的にカセットマガジンに挿入する装置。手作業でのガラス挿入は、破損が多く、2枚重ねなどのミスも起こっている。さらに時間も掛かる。この装置ではそれらの問題を全て解消できる。
 
バリ取り機
110425-03.jpg 後藤ライト工業所と共同開発したもの。信号機用大型リレーのプラスチック部のバリ取り機。いままでは手作業で1個6分掛かっていたものが、30秒でできる。
 
らくらく開閉くん
110425-04.jpg 寝たきりや身体の不自由な人がベッドにいながら窓の開閉ができる。工事不要、両面シートで接着するだけ。父親が入院したときに「窓を開けるたびにナースコールを押さなきゃならない」とつぶやいたのを聞いて閃いた製品。
 
かまぼこ自動トレー詰め機
110425-05.jpg 1台で4人分の仕事をする機械。いままではかまぼこがやわらかいので自動詰めが困難だったが詰めるまえに成形することで自動詰めを可能にした。
 
カテーテル先端面取り機
110425-06.jpg カテーテルの先端に面取りやR取りをする機械。(次回、もう少し詳しく紹介します)

 

小幡製作所では自動機の製作だけでなく、製作した自動機での加工業務までも請け負っています。自動機の開発から加工製品の納入まで一貫した生産体制が小幡製作所の強みとなっています。

 

製造業応援ブログの記念すべき第一回目で紹介したウォーマー株式会社。

先日、近況を聞きに行ってきました。

 

前回のウォーマー株式会社の記事はこちら

ウォーマーは、1工場で製缶、2工場で射出成形型製作/検査治具/加工治具製作を製作されています。

 

2工場には、たくさんの金型が置かれていました。

新型もいくつかありましたが、ほとんどは設変や修繕依頼の金型で、中にはかなり年季の入ったものもありました。

ちょうど行ったときに作業していた金型は、以前に何回か修正が入った痕跡があるもので、素性が分からない、基準がどこにあるかも分からない、といった厄介なものでした。

このような金型の修正は、現物合わせでしか出来ないため、経験値が高い職人でなければ出来ない仕事です。

 

ウォーマーでは、現在、金型の他に力を入れているものがあります。

それは、ブロー成型後のトリム加工や穴加工、INJ部品の設変加工などに使わる自動加工機です。

 

warmer01.jpg←これは、ウォーマーで製作された自動加工機です。

樹脂製品をこの加工機にセットし、2つの緑色のボタンを同時に押すと、シーケンスで制御されたエアシリンダによりそれぞれの機構が動き出します。

樹脂のクランプで押さえ、カッターで切断、少しタイミングが遅れて、ドリルによる穴加工、続いてパンチダイによるピアス加工。

見ているとからくりマシンのようで、面白いです。

 

 

warmer02.jpgこの自動加工機を設計から製造、組み立て、シーケンス設計まで社内一貫生産しているので、質の高いものを短納期で作ることができます。

ウォーマーは、この自動加工機を作れるようになったことで、「ブロー型+検査治具+自動加工機」この3点をセット受注できるようになりました。

通常、この3点は各専門メーカーにそれぞれ発注されますが、設変などが入った場合、発注メーカーはその3社にそれぞれ連絡しなければならず、大幅な手間と時間が掛かってしまいます。「変更した形状が各社で違う」なんて可能性も否めません。

ウォーマーの提案するこの一括発注では、発注メーカーはウォーマー1社への連絡だけで済むので、手間を大幅に削減することができます。さらに、3部品とも同じCADデータを使うので、コストダウンにも繋がり、発注側、受注側、双方にメリットがあります。

 

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さて、ウォーマーには自社商品がいくつかあります。

第一回目に紹介したのは、湯たんぽでしたが、その後、また新しいものが誕生しました。

 

↓こちら、エコパイポ(仮)

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このエコパイポ(仮)は、横浜テクニカルショウの心技隊のブースに参考出展されていました。

もしかしたら見られた方もいるかもしれません。

まだ製品化はされていませんが、 実用新案は取得済みです。

これから、量産の段取り、パッケージ、販売ルートの確保をしていく予定だということです。

製品化され、店頭に並ぶことを楽しみにしています。

 

もう一つ、自社商品があります。

こちらは、 1工場の製缶部門で作製されているものです。


warmer07.jpg←こちら、野球用ネット。

実はこれ、1工場の社員たちが、

「自分たちも何か自社商品を作りたい。作って売りたい。」

と言って、自ら始めたものだそうです。

ネットショップで販売しているのですが、このネットショップも社長に言われた訳でもなく、1工場の社員たちが自ら立ち上げて運営しているのだそうです。

 

 

warmer08.jpg毎日、与えられた仕事をただこなすだけではなく、このように率先して、自分たちで出来ることを探し、行動し、そして会社の売上げに貢献していく。

このような社員がいる会社は、他のどんな大きな会社よりも強いと思います。

社長、社員が一体になって会社を動かしているウォーマーは、これからどんな荒波が来ようとも絶対に乗り越えていける会社だと思います。

 

ウォーマー株式会社。

これからも応援していきたい会社です。

今後もまた機会を作って近況報告をしていきたいと思います。

 

今回ご紹介したウォーマー?の技術に興味のある方は、直接お問い合わせ頂くか、

seizo-ouen@gs-field.netへご連絡ください。

 

ウォーマー株式会社

代表 : 佐野 芳史

静岡県沼津市小諏訪44-2

055-923-5111

HP:http://warmer.co.jp/

ネットショップ(湯たんぽ):http://warmer.cart.fc2.com/

ネットショップ(野球用ネット):http://next8523.web.fc2.com/

 

チーム「職人魂」をご存知でしょうか?

今年の4月の大田区フェアに行かれた方はご存知かと思ますが、「職人魂」とは、大田区製造業の職人たちが、ものづくりの技と楽しさを伝えるために集まった職人集団です。

製造業漫画「ナッちゃん」の作者、あの、たなかじゅんさんも一緒に活動されています。

「職人魂」は、この大田区フェアにスターリングエンジンやアノマロカリスなど、おもしろい機械製品を展示されました。

その展示会の様子は、以前、彦さんがレポートしてくれたのでこちらをご覧ください。

http://www.sugoizo-blog.com/2009/04/13-1.html

 

?INGは、そのチーム「職人魂」のメンバーとして活動されています。

お伺いした時、出展されたスターリングエンジンがあったので見せて頂きました。

僕は、大田区フェアには行かなかったので、現物を見るのはこれが初めてです。

 

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スターリングエンジンは、空気の熱膨張を利用して動くとってもエコな機関なのですが、パワーが弱いことが欠点なのだそうです。

 

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機構模型も見せて頂きました。

右手のハンドルを回すと中央にある偏心リングが回って、ピストンが動くしくみになっています。

このリンク機構の滑らかで且つ精工な動き。

見ているだけでワクワクしてきます。

 

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通常、内燃機関ピストンエンジンのピストンには、ガスが漏れないようにシールするピストンリングという部品がありますが、このスターリングエンジンには、それがありません。

ピストンとシリンダにはわずかなクリアランスがあるだけ。ということなのですが、空気が漏れないクリアランスってどのくらいなのでしょう?!

僕には想像できません。

これが「職人魂」の職人技なのです。

 

チーム職人魂は、機構的にはあまり関係のないこんなところまで拘っていました。

 

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この脚。よく見ると蔦模様が彫られています。

 

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1本に付き3面、それを3本。すべて手彫りだそうです。

どの面の彫刻も乱れることなく、まるで機械で彫られたような精密な蔦模様。

これもまさに職人技です。

 

 

因幡さんは、チーム「職人魂」で、たなかじゅんさんと関わりがあることは先に書きましたが、実はあの製造業漫画「ナッちゃん」に登場するある人物のモデルにもなっているのです。

事務所から掲載されたその雑誌を持ってきてくれました。

 

そのシーンが、これです。

 

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読んだ方は分かると思いますが、大田区の腕のいい加工屋さん、平山君という人物のモデルとなっていました。

さすが、たなかじゅんさん。

因幡さんの雰囲気、よく出ています。

さて、この画にある平山君とナッちゃん。このふたりの慌て様が気になりますよね。

一体、このふたりはどのような関係なのでしょうか。

これは、現在、スーパージャンプで連載中の東京偏エピソード15「ナッちゃん、再会する」に出てくるシーンなのですが、まだ単行本にはなっていないので、今はこの雑誌でしか読めません。

このふたりの関係が気になる方は、この雑誌を手に入れるか、出版を待って読んでください。

 

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1ページ目を見ると、なんとなんとミナロさんの作った等身大ナッちゃんが載っていました。

漫画の世界2次元の世界から3次元の等身大ナッちゃんが作られ、それがまた2次元の世界に戻っていく。なんか不思議な感じがします。

等身大なナッちゃんの記事はこちら。

http://www.sugoizo-blog.com/2009/03/2009-3.html

 

 

 

さて、?INGの加工技術についてです。

主力のマシニングは、森精機のNV5000です。

 

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この高速加工機に付加2軸のインデックスをつけて5軸対応としています。

加工の内容としては、同時5軸加工というよりも、固定5軸の加工が中心となっています。

 

ちょうど作製されていた物を見せて頂きました。

5方向から加工しなければならない形状なのですが、このインデックスを使い、ワンチャック、つまり1段取りで加工をしていました。

インデックスが無ければ、5段取り分の工数と治具費用が発生してしまいます。

昨今の短納期と低価格の要求に対応できる確かな技術とノウハウが、?INGにはしっかりとあるのです。

 

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?INGは、今後もさらに厳しく要求される短納期、低価格に対応するべく、常に新しい工法を研究し、技術を磨いていくということです。

?INB社長のあの熱い思いを継ぎ、日本の笑顔のためにものづくりに情熱を燃やす?INGさんをこれからも応援しています!

 

今回、紹介した?ING、?INBの技術に興味にある方は、直接、お問い合わせ頂くか、

seizo-ouen@gs-field.netへご連絡ください。

 

株式会社アイエヌジー

〒146-0094 東京都大田区東矢口2-15-17

TEL 03-5741-1495

FAX 03-5741-1496

 

有限会社アイエヌビー

[本社工場]

〒146-0094 東京都大田区東矢口2-15-17

TEL 03-3756-2008

FAX 03-3756-2082

[羽田工場]

〒144-0044 東京都大田区本羽田2-12-1 テクノWING503

TEL 03-5735-1022

FAX 03-5735-1023


今週は、東京都大田区にある?ING(アイエヌジー)さんを紹介します。

 

2008年6月設立。

従業員は2名。

各種金型や治工具などの部品加工と自動加工機の設計から製作までを業務としています。

 

設備は、

マシニング エンシュウEV530

マシニング 森精機 NV500

NCフライス エンシュウ SEV-DX 

横フライス 静岡 VHR-G

旋盤 ワシノ 4.5尺

ラジアル、平面研削盤、ボール盤、タッピングマシン、他

です。

 

東京蒲田駅から東急多摩川線で一駅、矢口渡(やぐちのわたし)という駅で降り、5〜6分歩いたところに工場はあります。

工場は、3階建ての鉄筋コンクリートビル。

住宅街の中にあり、そこに工場があることに気が付かないほど、この街の情景に溶け込んでいます。

これが大田区の町工場らしさなのでしょう。

 

挨拶をして入っていくと、因幡さん(社長)が出迎えてくれました。

因幡さんは、8月に行った応援ブログの発足式に参加してくださったので、お会いするのはこれが2回目になります。

あの時は、限られた時間の中で、且つ僕自身舞い上がっていたので、ゆっくりとお話しすることができませんでしたが、今回は存分にお話することができました。

 

?INGは、先に書いたとおり、設立したばかりのまだ若い会社です。

しかし、それは法人格として若いというだけで、業務実績については長い歴史があります。

 

因幡さんは、起業する前、父親が経営する?INB(アイエヌビー)という会社で働いていました。

?INBは、1965年設立という歴史のある会社で、業務は主に自動機の設計から加工、組み立てまでを行っています。

25歳で入社した因幡さんは、その会社で加工の技術を磨き、ノウハウを学びました。

実は、この時から因幡さんには起業願望があり、

「将来は、自分で会社を興したい。会社名は、INGだ!」

と決めていたのだそうです。

目標があると、人は成長するスピードが速くなります。

与えられた仕事をただこなすだけのと、目標へ向かって考えながら仕事をするのとでは、その差は歴然です。

因幡さんは、自分のこの目標へと視点を定めて、技術をどんどん磨き込んでいきました。

そして、月日が流れ、職人となった因幡さんは、?INBの加工業務をそのまま引き継ぎ、ついに念願の?INGを立ち上げたのです。

 

因幡さんの父親、?INB社長もまた熱い人です。

?INB社長は、20歳という若さで独立。

各種部品の加工業から始まり、自動機の設計、加工、組み立てまでを行う会社へと成長させました。

?INBの会社案内(パンフレット)に載っている社長のモノづくりスピリットを感じさせる”物語”を紹介します。

 


 “INBの物語”

そのモノづくりは、1人の男の情熱から始まった。

1965年、その男は若干二十歳にして独立を決意する。

ただひたすらにお客様から求められるベストのモノを作るために、昼夜を問わず汗を流した。

誰にも負けない情熱を機械作りにひたすら費やした。

すべては、日本の笑顔のため。

 

半世紀近くたった今、そのモノづくりのスピリットは若い世代と融合し、積み重ねられてきたノウハウと、新しいアイデアで、さらなる高みへと進化を続ける。

すべては、日本の笑顔のために。


 

どうです。このモノづくりに対する熱い思い。

この熱い思いと、そして歴史ある確かな技術が、今の日本のものづくりを支えているのです。

 

つづく。

 

株式会社アイエヌジー

〒146-0094 東京都大田区東矢口2-15-17

TEL 03-5741-1495 FAX 03-5741-1496

 

有限会社アイエヌビー

[本社工場]

〒146-0094 東京都大田区東矢口2-15-17

TEL 03-3756-2008 FAX 03-3756-2082

[羽田工場]

〒144-0044 東京都大田区本羽田2-12-1テクノWING503

TEL 03-5735-1022 FAX 03-5735-1023


こんにちは。編集長のyamagです。
今週はミナロさんの紹介第3回目。

いよいよ最終回となります。

今回は、会社の紹介というよりも、みどりかわさんの精神論について書いて行きたいと思います。


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でもその前に、今年のNHKの大河ドラマ「天地人」の話しを少し。
初回視聴率24.7%、現在も20%台と昨年の「篤姫」に続き、高視聴率をキープしているので、観ている方も多いのではないでしょうか。
主人公は、上杉家・上杉景勝の家臣、直江兼続。
「利」を追求する戦国時代において、「愛」と「義」に生きた武将の話です。
生と死が隣合わせのこの時代、「愛」や「義」の重さは計り知れません。


直江兼続が生きた時代、名立たる戦国武将がたくさん登場します。
上杉謙信、織田信長、明智光秀、豊臣秀吉、石田光成など。。。
歴女はじめ戦国ファンには堪らないドラマでしょう。
キャスティングも素晴らしく、各キャラクターの特徴がよく出ていると思います。
NHK大河ドラマ「天地人」登場人物
http://www9.nhk.or.jp/taiga/cast/index.html

前半の主役である上杉謙信は阿部寛が、織田信長は吉川晃司が演じています。


さて何故、みどりかわさんの紹介にこの天地人の話題を出したかと言いますと、みどりかわさんの人柄が、このドラマに出てくる織田信長と上杉謙信の両者の性質に通じるものがあると思ったからです。
革新的な斬新的な行動力とカリスマ的存在。織田信長。
そして、私利私欲では戦わない義の精神。上杉謙信。
みどりかわさんは、この両者の性質を併せ持つ現代に蘇る戦国武将なのです。

上杉謙信 http://www9.nhk.or.jp/taiga/topics/catalog01/index.html
織田信長 http://www9.nhk.or.jp/taiga/topics/catalog03/index.html


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・「利よりも義を重んじる」
現代の日本人に失われつつある精神です。
ここ最近のニュースを見ていますと、大手企業のトップや政治家の人たちは、すでにこの精神が失われてしまっているのではないかと思えてなりません。
自国のため、国民のために考え動いている政治家はどのくらいいるでしょうか。
国民のために命を懸けることが出来る政治家はどのくらいいるでしょうか。
国民1億2千万人の生活と日本国の未来を担っているわけですから、そのくらいの覚悟を持っていなければ国を動かしてはいけないと思います。
明治初期の政治家 大久保利通は、国づくりの為に自分名義で借金をし、国家財源に充てていたと言います。
自己益よりも国家、国民のために人生を懸けた、まさに義の精神。
リーダーは本来そうあるべきです。


みどりかわさんは講演で、これからのリーダーは、「命を差し出す部下よりも部下のために死ねる長」でなければならない。と言われていました。
部下の悪口、不平不満を言っていてはいけない、リーダー自らが部下のために何ができるかを考え、改善し、責任のある行動をしていかなければいけないということです。
資本主義社会では、利益が優先されることは仕方のないことですが、義の精神をもった経営や行動をしていくことが、社員や部下のモチベーションを上げ、強い会社に成長させていくことができるのだと思います。


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・「金より仕事、仕事より先に人が居る」
以前、経営的に少し悩んでいた時期にみどりかわさんから頂いたことばです。
お金儲けを考えて行動すると、仕事は逃げて行く。それよりも人との繋がりを大事にし、己の技術を磨いていれば、自ずと仕事が集まり、結果としてお金がついてくるということです。
仕事や情報は人の波に乗ってやってきます。

その波を人の繋がりをどれだけ多く持つことができるか、今後の企業の成長に大きく影響する課題と思います。


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・「短い人生、他が為になにができる」
いつだったか深夜のメイルで、みどりかわさんに問われたとこがあります。
人のため、世のために何ができるか。
どう行動するか。
とても深くて簡単に答えることができませんでした。
哲学的な話しになってしまいますが、人にはそれぞれ人生においての役割があるのだと思います。
みどりかわさんが、会社を立ち上げ、製造業を面白く盛り上げる、学校で子供たちにものづくりの楽しさを教える。
それが、みどりかわさんの人生の役割なのだと思います。
今、置かれている状況や立場で何ができるのか。
それは大きなことでなくても良いと思います。

自分の家族、友達、従業員、身近な人たちを幸せにすることから始めれば良いのだと思います。


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ミナロさんは、この義の精神、そして斬新的な行動力でこれからも日本のものづくりの業界を益々盛り上げていくことでしょう。

応援ブログでは、これからもミナロさんのご活躍を応援していきたいと思います。

共に、義の精神で日本の製造業を盛り上げていきましょう!

-- 最後に--

みどりかわさんとお付き合いさせて頂いてから、たくさんのことを学びました。

今回ご紹介した精神論をはじめ、ものづくりに対しての考え方、会社経営のこと、日本や世界情勢のことなど、当初はあまりにも知らないことばかりで、自分はなんて小さい殻の中にいたんだろうと痛切に感じました。

みどりかわさんと出合ってからは、良い意味で世の中を見る目が変わり、自分の行動が変わりました。

あちこちへ行き人と会い、いろいろな本を読み、勉強しました。もちろん、みどりかわさんからもたくさん吸収しました。(まだ進行形ですが

この応援ブログを始めよう思ったきっかけには、みどりかわさんから教わったいろいろな教えが自分の中にあるからなのだと思います。

自分の中では言わば、「みどりかわ@ミナロ」は、「吉田松陰@松下村塾」なのであります。

織田信長といい、吉田松陰といい、志半ばで逝ってしまう方ばかりとダブらせてしまうのは、ほんとに申し訳なく思っていますが、みどりかわさんに対しては感謝の気持ちでいっぱいです。

これからもこの想い、この精神は変わらず、日本国製造業を盛り上げるために活動していきたいと思っています。

いつの間にか「編集長」という肩書きが付いてたyamagです。名刺でも作るかな(笑)
さて、先週はおかげさまの業務多忙に加え、頚椎の激しい痛みに見舞われて、まったく筆を執ることができませんでした。
病院で頚椎症と診断されたのですが、昔10代の頃にムチウチをやっていまして、その影響が出たのかもしれませ、、、え?老化? え、えぇ、そ、そうかもしれませんね。
日頃の姿勢が悪いとなりやすいそうなので、デスクワーク、とくにCADをやられている方は注意してくださいね。
ほんと寝返りもできないくらい痛いですから。


では、ミナロさんの続きです。


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さて、「ミナロ」という会社名。
この社名は、一緒に起業した3人の名前の一文字を取っているのだそうです。
『ミ』はもちろん、みどりかわさんですね。
他の2人の名前はシークレットです。 って、別に隠すことではないですが。
3人とも凄腕の職人さんです。
ノミを持たせたら、横浜一いや日本一いやいや世界一の自信が腕にはあります。(ノミという漢字は「鑿」と書くそうですが、絶対に書けません…)
でも、いくら技術力が高くてもそれだけでは会社を回していくことはできません。
営業して、技術をアピールして、認めてもらわなくては仕事はもらえません。
製品が営業してくれるなんていうのは、もっともっとあとの話です。
生まれたての会社は、営業活動が何よりも大事です。  あ、あとコネもね。


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しかし、単に営業しまくってもこの厳しい情勢の中ではなかなか新規客を開拓することはできません。
しかも、起業した3人には営業の経験がまったくありませんでした。
そこで、みどりかわさんは、営業活動はすべてインターネットに頼ることにしました。
今でこそ、HPは持っていて企業の情報発信はブログでというのが当たり前の時代ですが、当時はまだ「ブログって??」というような時代だったと思います。
製造業で、センスの良いHPを持っている会社はそれほど無かったと思います。
そのような時代の中で、早くからWEBツールに目を付け、可能性を感じていたと言うみどりかわさん。さすが、先見の明がありますね。
みどりかわさんは、「これからは情報発信の時代だ!」とホームページを兼ねたブログで、自社の情報をどんどん発信しました。(「ホームページを兼ねた」←ここ重要。静的なホームページと動的なブログを融合させたホームページはとても画期的です。)
ものづくり企業でこのような情報発信の仕方は、今までにない斬新なスタイルでした。
製造業というとどことなく閉鎖的、秘密主義的な感じで、製造現場を知られることはあまりありません。
もっとも客先との機密保持契約があるので、現場をオープンに出来ないのは当たり前なのですが。


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そのような業界の中で、製造現場の情報とものづくりに対する情熱を発信したミナロさんのブログ「ミナログ」は、ものづくりが好きな日本人のこころを掴み、アクセスは瞬く間に伸びていきました。
起業当時3社だったお客さんは、この8年間で、な、な、なんと!1000ユーザー!!にまで増えました。
その1000ユーザーの中には、企業だけでなく、大学や教授、陶芸家など、いろいろな分野の方がいるそうです。
メカニカルデザインで有名なあの方もいるそうですよ。


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ところで、唐突な質問ですが、皆さんは楽しく仕事をされていますか?
楽しくても楽しくなくても、皆さんそれぞれ想いや事情があり、今の仕事に就かれている訳ですから、僕がとやかく言う筋合いはないですけど…
でも、どうせ毎日仕事するのですから、楽しくやりたいじゃないですか。
「楽しく」というのは、べちゃくちゃしゃべりながらという意味ではありませんよ。
「ワクワクしながら」という意味です。
毎日忙しい業務の中で、ワクワクしながら仕事をすることは難しいことだとは思いますが、気持ちの持ち方次第でどうにでも変われる、と僕は思います。
ただなんとなく毎日の業務をこなしているだけでは、絶対に楽しく仕事をすることはできないし、成長もしません。
やはり、目標、目的を持つことが必要だと思います。
それは何でもいいと思います。
自分のスキルアップのため、一緒に仕事をしている仲間のため、取引先の仲の良い担当者のため、大好きな社長のため、などなど。
お金のため、でもいいと思いますが、お金の場合は満足度に限界がないので、いずれ不満に変わってしまう可能性があると思います。


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ミナロで働いている皆さんは、このワクワク感をいつも持ちながら仕事をしています。
基本的にミナロの皆さんは、ものづくりが好きなのでしょうね。
暇な時間を見つけては、自分の作りたいものを作っています。
また、会社も「仕事が暇な時は好きなものを作っていい」としているのだそうです。
何でも作れる設備が整っていますから、ものづくりが好きな人にとって、この環境は堪りませんよね。
自由に発想し、好きなものを作って、自分のスキルを上げていく。
楽しく仕事をすることは、本人も会社も成長させていくのですね。


ニュースやブログでも話題になりましたが、ケミカルウッドで作られた艶かしいスタイルの「なっちゃん」。
その前には、精巧なガンダムも作られています。
自由なものづくり製造業「ミナロ」。
これからもいろいろなワクワクするものを作り出し、製造業のすごさ、楽しさを伝えていく企業であり続けてほしいと思います。


つづく。。。


 

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<さてさて、次は何を生み出すのでしょうか!たのしみですね!>

大型連休の合間でありますが、すごいぞ!ブログは休まず掲載、今回は【彦】が担当いたします。


今回は、各種部品加工と治具の製作を手がける『株式会社ケイテックデザイン』(神奈川県厚木市)のレポートです。

 

「ケイテックデザイン品質」をモットーに、

  ・「1/100mmの加工精度」、

  ・「人の手技」、

  ・「神奈川・厚木発、地域密着ものづくり。顔の見える関係を大切にします」

 の3点をテーマに掲げる同社、先日の『テクニカルショーヨコハマ2009』( http://www.tech-yokohama.jp/tech2009/ 、2月4日(水)〜6日(金)の3日間、於:パシフィコ横浜)では、得意の精密加工部品のサンプルと、ラジコン飛行機向けを中心とした自社製スペシャルパーツを心技隊ブースに陳列、多くの来場者のみなさんが足を止めて見入っていました。


 

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<(株)ケイテックデザインが『テクニカルショーヨコハマ2009』で展示した精密部品の一部。一番大きな8コのツメがある一番大きな円形の部品がφ20。上の写真はそのまま見たところ、下は卓上ルーペの大きなレンズを通して部品表面を真上から見たところ。>


 

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株式会社ケイテックデザイン
http://www.ktech-d.com/
〒243-0801 神奈川県厚木市上依知1429-1


・MCと汎用フライスを最適活用

金属部品の試作および治工具の製作を手がける(株)ケイテックデザインでは、現在、2台の汎用フライス盤と3軸のマシニングセンタ、5軸のマシニングセンタの計4台の機械設備が稼動しています。

高い加工精度と仕上げの速さがセールスポイントの同社、製作数が1個か2個の仕事も数多くあります。

このような小さなロットでは切削開始までの準備時間が長いマシニングよりも手動式の汎用フライスを重用しています。

さらに、汎用フライスは粗加工や追加工にもフル活用。

汎用フライス盤とマシニングセンタを最適に使い分けて、精密部品を手早く仕上げています。


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<汎用フライス盤。NCデータの準備が不要なため製作数が少ない部品加工などにはむしろ能率的。粗取りや追加工、NCデータではなく手で加工することで得られる情報量の多さを活かして、新しい材料や新しいエンドミルを使う際の加工条件の見極めにも活躍。>


・有意義だった「あつぎテクノフェスタ2007」への参加

ケイテックデザインの工場がある厚木市は神奈川県のほぼ中央、日産自動車のテクニカルセンターをはじめ、NTTや日立製作所、ソニー、リコー、富士ゼロックスなどの情報通信関連の研究センターが集まる中核都市です。

厚木市では毎年10月に「あつぎテクノフェスタ」(主催:厚木市、厚木市商工会議所)が開催されています。

ケイテックデザインが今年2月のテクニカルショウヨコハマへ出展した経緯、さらに「神奈川・厚木発、地域密着ものづくり。

顔の見える関係を大切にします」という事業姿勢の背景をたどると、2007年に行われた『あつぎテクノフェスタ2007』への参加が契機になったといえそうです。

『あつぎテクノフェスタへの参加は、申込み期間に応募して出展料を払えばOKという一般的なものではなく"推薦制"。 

2001年にCAD/CAMを用いたNCデータのサービス会社として創業し、2004年1月に待望の機械設備を導入して現在の工場を立ち上げ、2006年には5軸加工機も追加して業務を拡張してきたケイテックデザイン。

その間の実績と将来性が評価されての出展ながら、「推薦された背景には"加工道場ブログ"によるマメな情報発信の効果も大きかったはず。

出展させていただいて、来場者とのFace to Faceのコミュニケーションに大きな価値を感じた。」(ケイテックデザイン・栗山 薫社長)そうです。

出展が認められると展示ブースが無償提供されるとともに、地域のケーブルテレビである「厚木伊勢原ケーブルネットワーク」(通称"あゆチャンネル"。由来など詳細は割愛します。)による生中継番組のテレビ取材にも出演できます。



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<2007年10月26日(金)〜28日(日)に厚木商工会議所で開催された『あつぎテクノフェスタ2007』。"技術で創る元気なあつぎ"がテーマの技術展で、厚木市内外の31(団体数)の企業、大学などが参加。なお、期間中は厚木中央公園を会場に「あつぎ商観技能まつり・ハイウェーネット物産展」も同時開催されており、家族連れや小・中学生の来場者も多数。>



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<地元のケーブルテレビ、通称"あゆチャンネル"による生中継。写真は本番直前の「笑顔の練習」のひとコマ。(中央が栗山社長) ライブ映像は、会場内各階に設置された大画面モニターや小田急線本厚木駅前にある「あつぎビジョン」で放映されるほか、厚木市ホームページなど、Webで広く配信される。レポーターや中継スタッフには地元にある湘北短期大学の学生をはじめ市民レポーターも活躍。>


【ご参考】
『あつぎテクノフェスタ』Webサイト(2008年版)
http://www.city.atsugi.kanagawa.jp/atf2008/

あつぎテクノフェスタ2007ライブ中継のようす( 厚木市Webサイト )
http://www2.city.atsugi.kanagawa.jp/jouhouit/atsugi_media/live/page_21475.html



・不況なんのその、自社ブランド商品も鋭意開発中!
加工と並ぶ同社のもう一つの事業の柱が「各種治具の設計・製作」。加工に必要な治具を社内で準備することから始まりました。

このほか、"こだわりの加工"の究極を目指すべく取り組んでいる「5軸加工」、鋭意開発中の自社ブランド商品については、それぞれ別の機会にレポートしたいと思います。


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<テクニカルショウヨコハマ2009で展示したラジコン用の特製オリジナルパーツ。高性能プロペラの製作も5軸加工機を活かしておまかせあれ! 栗山さん自身が大のラジコンマニア。本気で競技に参加するラジコン飛行機ファンはケイテックデザインに相談するのが吉。>


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<自社ブランド商品も鋭意開発中。改めてレポートします。>




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当ブログ4月19日掲載の「竜家.net」(http://ameblo.jp/gs-field/entry-10245681113.html )ではゴールデンレトリーバーのワンコ部長こと"下田チュッチュ"氏にご登場いただきましたが、ケイテックデザインにもいらっしゃいました。 

チワワのミント氏、肩書きはれっきとした「営業部長」です。 一般的なチワワの体重は3kg前後ですが、部長の体重は5kg。

メタボ傾向につき生活習慣の改善が必要ながらも、「並の営業マンより良い仕事をする」(栗山社長)そうです。

「おおむね会社に居て来客の皆様のお相手をさせていただいております」とのこと、ぜひお立ち寄りください!

今週は、神奈川県横浜市金沢区にある『?ミナロ』さんを紹介します。


ミナロさんは、TVやラジオ、先日お伝えした「人とシステム」などの情報誌や新聞など、多くのメディアで取り上げられているので、既にご存知の方も多いかと思います。
これから2回か3回(もしかしたら4回)に分けてミナロさんを紹介していく予定ですが、僕はこれらのメディアとは違う目線、ものづくり現場の目線から自分なりの表現で書いていきたいと思います。
ちなみに、この「人とシステム」、ミナロさんの考え方(精神論)がたっぷりと書かれていますので、こちらもぜひ手にとって読んで頂けたらと思います。
お問い合わせはこちらです。
NTTデータエンジニアリングシステムズ
?ミナロ



2002年8月設立。
今年で7年目、まだ若い会社です。
従業員は8名。
検査治具、樹脂モデル、アルミ加工を主な業務とされています。


設備です。
・OKK VM X1050×Y520×Z450
・EMC VM82 X820×Y620×Z370
・EMC AE-65? X2000×Y1000×Z300
・塗装ブース
・木工機械一式
・溶接機
・CADCAM 4台
・居酒屋ルーム


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社長みどりかわさんが起業したきっかけは、前に勤めていた会社木型屋さんの業務停止でした。
当時、自動車業界ではCADCAMやNC加工機の技術が発達し、試作レス化や金型直彫り化が急速に進んでいました。
それまで倣いモデルや反転モデルを作っていた木型屋さんの仕事は激減。
当然のように他社との価格競争が起こり、木型業界の受注単価は下がっていきました。
更に、モデルだけでなく、検査治具等もメーカーからのコストダウン要求が厳しくなり、益々、木型屋さんの儲けは少なくなっていきます。
当時のCADCAM設備は1,000万以上もする高価なもので、NC加工機など最先端技術を持っていた木型屋さんの設備固定費は大きく、仕事量の減少と受注単価の低下は経営状態を悪化させ、今までと同じやり方をしている木型屋さんは生き残っていけなくなりました。
現在の金型業界とまったく同じです。
みどりかわさんたちは、そういう情勢の中にいました。


 

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そのような情勢の中で解雇を余儀なくされたみどりかわさんたち。
就職先を探す従業員たちの中で、みどりかわさんには、このまま勤め人でいくか、それとも起業するか、二つの思いがありました。
経営者か労働者か。これは大きな選択です。

(経営者も会社組織の中では労働者という定義にはなりますが)
労働者の場合、会社の状態、もっと言うと経営者の気持ちひとつで、自分の働く環境が変わってしまう可能性があります。
逆に、経営者になれば、自分の考える通りの経営方針で会社を動かしていけます。
当然、その代りにリスクも責任も大きくなるわけですが。

しかし、起業するにはとてつもない勇気とパワーが必要です。
とくに、製造業の場合、機械設備がなければ仕事になりませんから、何千万という多額の借金をしなければなりません。
もし、仕事がなければ…失敗したら…と考えたら、とてもとても怖くて起業出来ません。
その恐怖に打ち勝つためには、入念な市場調査と、そしてこれが最も大事なことですが、お客さんや仲間の協力を得ることが必要です。
みどりかわさんには、一緒に仕事をしてきた素晴らしい仲間がいました。
同じ境遇で共に戦ってきた言わば戦友とも言うべき仲間2人。
みどりかわさんは、この情勢と今自分が置かれている状況を考え、経営者となり皆が働ける場を作る側に立つことを選択しました。
戦友2人は賛同。
そして、2002年8月。
戦友2人と共に横浜市金沢区にミナロを誕生させました。


つづく。。。

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