ワイヤー/放電: 月別アーカイブ

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ワイヤー/放電の最近のブログ記事

こんにちは。yamagです。

今週は、和氣製作所の後半をお送りいたします。

前編は、こちらです→ http://www.sugoizo-blog.com/2009/09/-yamag.html


 

さて、それでは、誠度さんの紹介をしていきましょう。

 

誠度さんは、牧野フライス製作所の金型加工技術センターで働いていた経験があります。

話しを聞くと、ちょうど高速加工機が出始めのころでした。

当時、高速加工というと、技術情報は少なく、対応している工具やCAMも少なく、すべてが手探りの状態でした。

推奨される加工条件は、fpコンセプト。

工作機メーカーはじめ、工具メーカー、CAMメーカー、金型メーカー、、、 どこも最適な切削条件を見極めるのに懸命でした。

ある会社で「高速加工で金型を削った」などと話しが広まれば、自動車メーカーや工具メーカー、商社、競合メーカーまでもがその金型を見に行くほど、今でこそ当たり前の高速加工は、一目置かれるほどの高度な技術でした。

誠度さんは、そのような時代の中、工作機メーカーで高速加工の技術、ノウハウを身につけたのでした。

 

和氣製作所11

 

「加工の段差は絶対に作らない!」

「高速・高品位・高精度」

これは、誠度さんの一番のこだわりです。

機械加工は、加工パターンや使用する工具が換わると、前工程の加工面と一致せず加工段差が生じることがあります。

不思議と工具が小径になればなるほど、その段差は顕著に現れます。

要因はいろいろあると思いますが、段取り誤差、機械特性、空調設備など、現場環境によるものが一番大きいと言われています。

この加工段差を如何に小さく出来るかが、加工担当者の腕の見せ所になるわけです。

 

この加工の段差は、大きければ大きいほど後工程(磨き作業)においての負担が大きくなり、それを消そうとすればするほど、当然ですが加工面品位の劣化に繋がります。

誠度さんは、この加工段差をなくすため、連日連夜、機械に張り付いてテストカットを繰り返し、その要因をひとつひとつ解決していきました。

実際に加工されたものを拝見させていただきましたが、確かに加工段差は見当たりません。

間違いなく工具交換しているのに、まったくその形跡を見つけることができませんでした。

これが、誠度さんの職人技。

真似のできない技術なのです。

 

和氣製作所16

 

この技術を要求されたものが、上の画像、燃料電池セパレータの金型加工です。

工具段差を最小限に抑え、さらにZの寸法精度を±0.0015で加工するといったものです。

誠度さんは、言います。

「当初は「この精度を切削加工で可能なのか・・・」と不安もありましたが、それ以上に可能にしたいという気持ちが上回っていました。気持ちで勝ちました(笑)」。

少しでも食い込んでしまうと、最初から加工し直しになってしまいますから、精神的にも相当大変だったと思います。

でも、この経験は誠度さんを成長させてくれたようです。

さらに誠度さんは、続けます。

「この燃料電池の仕事を経験させていただいたおかげで、私自身がマシニング加工の永遠のテーマだと思っている「工具段差を無くすための追求」「Z寸法の高精度加工」などの技術が少しは身についたのではないかと思います。まだまだ未熟ですが・・・」

誠度さんの技術レベルは、このようにして、日々向上しているのです。

 

和氣製作所17

 

僕は、誠度さんの高い技術力を数行で紹介してしまいましたが、これは本当にすごい技術なのです。

機械加工は、工作機械を導入し、NCを勉強すれば、誰でも加工でできるようになります。

工具の種類は豊富ですし、今のCADCAMは、オペレーションが簡単なので3D加工もそれほど難しくないでしょう。

しかし、それはあくまでも「形」を削り出すだけの話。

「製品」を作ることとは違います。

 

「外注費を抑えるために自社で工作機を導入したが、結局、上手く削れずに外注している」という話をよく聞きます。

内製比率を上げて、利益を上げていくのが企業の目標ですから、それは決して悪いことではありません。むしろ、当然のことでしょう。

僕が言いたいのは、設備しただけでは、”本物のものづくり”はできないということです。

その外注先には、日々の加工経験で培った、目に見えない高度なノウハウがたくさんあり、それがあるからこそ高精度な高品質な「製品」を作ることがができるのです。

発注するメーカーは、そこにプライスレスの価値を感じてほしいと思うのです。

 

話しは変わりますが、

この金型(入れ子)、なんだか分かりますか?

 

和氣製作所13

 

ヒントは側面の3つ穴形状。

おそらく、だれでも一度は使ったことがあると思います。


和氣製作所14

 

実はこれ、あの自動販売機専用アイス、セブンティーンのアイススティックなんです。

分かりました?

 

和氣製作所15 

 

まさか、こんなところでセブンティーンアイスに遭遇するとは思ってもみませんでした。

セブンティーンアイスは、近所の家電量販店の入り口あるので、行くとついつい買ってしまいます。

ちなみに僕と息子はいつもチョコミント。女衆は、「限定」ものに弱いようです(笑

先日も買いましたが、食べた後、まじまじとスティックを見て入子線を確認してしまいましたよ。

子供らにも見せて、その場でプチ金型教育(笑

みなさんもセブンティーンアイスを買ったら、和氣製作所さんを思い出して入子線を探してみてください。

 

和氣製作所12 

 

さ、話しを戻します。

和氣製作所では、昨年、厚木工場にCNC旋盤を導入しました。

汎用旋盤だけでは、できない仕事が増えてきたからです。

CNC旋盤は、段取り換えをしなくてもワンチャックで複雑な加工ができます。

今までは、汎用旋盤加工の後に専用治具を作ってフライス加工をしていたため、材料費や工数が多く掛かっていましたが、この機械を導入したことで工数短縮、コスト削減を図ることができました。

あとは、このマシンに誠度さんの技術のスパイスが加わり、、、

どのような加工物が出来上がるか、もうおわかりですね。

 

この厚木工場には、CNC旋盤のほかに大型のワイヤー放電加工機があります。

マキノのU86と言って、最大ワークはなんと

1220×910×500 まで対応可能だそうです。

この近辺ではなかなか設備しているところがないため、加工依頼は多いのだそうです。

もし大物のワイヤー加工の案件を持っている方がいましたら、是非、和氣製作所に相談してみてください。

 

今回の取材は、本社工場のみでしたが、厚木工場には、誠度さんのお兄さんがいらっしゃるということなので、また何かの機会にお邪魔させてもらおうかと思っています。

 

和氣さん、お忙しいところ貴重なお時間を頂きまして、ありがとうございました。

これからもその高い技術力と熱いものづくり魂で日本の製造業を盛り上げてください。

これからも応援しています!

 

今回、紹介した和氣製作所の技術に興味にある方は、直接、お問い合わせ頂くか、

seizo-ouen@gs-field.netへご連絡ください。

 

有限会社和氣製作所
[本社工場]
〒146-0082 東京都大田区池上3-4-11
TEL 03-3755-4521
FAX 03-3755-4637
[厚木工場]
〒243-0303 神奈川県愛甲郡愛川町中津835-2
TEL 046-284-2130
FAX 046-284-2131
http://www.waki-ss.com

こんにちは。yamagです。

 

おかげさまで当ブログは、今月9/3にめでたく一周年を迎えることができました。

ここまでやって来られたのもすべて皆様のご協力、ご支援があってのことです。

心より感謝しております。ありがとうございます。

景気の行方はまだまだ見えませんが、これからも日本の製造業が盛り上がって行ける様、

がんばって活動を続けて行きますので、皆様、どうぞ引き続き、応援よろしくお願い致します。

 

では、早速、今週の記事です。

 

 今週は、東京都大田区にある?和氣製作所を紹介します。

 

1970年創業。

従業員は5名。

射出成形、ブロー成形の金型をはじめ、各種部品加工や治工具などを製作されています。

 

設備は、

汎用フライス 1台

NCフライス 1台

マキノ V33  2台 

ワイヤー加工機 2台

大型ワイヤー加工機 1台

森精機 複合CNC旋盤 1台

など、です。(詳しくは、HPを参照ください)

 

東京蒲田駅から池上線で二駅、池上という駅で降り、徒歩10分程度のところに工場はあります。

辺りは住宅街で、最初、住所を間違えたのかと思いました。

住所プレートを頼りに歩いていくと、いかにも大田区の町工場らしい雰囲気の玄関が見えてきました。

出迎えてくれたのは、今回、取材の段取りを取ってくれた和氣誠度さん。

若くてイケメンな和氣製作所社長の息子さんです。

 

僕は工場に入ると必ず見てしまう所があります。

それは、床です。

切り子が靴の裏に刺さるのが嫌だからではないですよ。

工場の床の状況を見れば、その会社の仕事に対する姿勢が感じられるからです。

さて、和氣製作所さんの床は。。。

さすがです!

隅々まで掃除されていてとてもきれいでした。


和氣製作所01

 

和氣製作所は、ここ大田区の本社工場と、もうひとつ厚木にも工場があります。

厚木工場の方が新しく(3年前)、ここ本社工場は、25年前に開いたそうです。

それぞれの工場の棲み分けは、厚木工場がワイヤーカットと複合旋盤加工。

本社工場は、金型製作となっています。

 

和氣製作所03

 

さて、それでは、和氣社長について書いていきましょう。

 

和氣社長は、独立前、大手メーカーの製造工場でフライス加工を担当していました。

あるとき、長年勤めていたその工場が遠方へ移転することとなり、工場と共に引越しをするか、退職するか、という人生の岐路に立たされました。

そして、その話しを聞いた近所のある町工場の社長に「うちへ来ないか」と誘われます。

和氣社長は、独立したい気持ちもあったので、5年間という約束でその会社に入社しました。

それから、5年後の1970年。

当時250万のフライス加工機1台を月賦で購入し、部品加工業をスタートさせました。

 

和氣社長は、やはり職人です。

汎用フライスで100分の1の単位を切削音とハンドルの重さ、切り子の色などを見て、容易に加工してしまいます。

「俺は、アナログの人だから」と笑って言いますが、そのアナログ技術が素晴らしいのです。

デジタル技術の世の中になっても、必要不可欠な技術。簡単に真似のできないとても価値のある技術なのです。

 

和氣製作所03

 

和氣社長は、時代の流れを敏感に感じ、これからはNCの時代だと、早いうちからNC加工機を導入しました。

しかし、アナログな和氣社長は、デジタルなものを使いこなせる自信がありません。

そこで、若き頭脳、誠度さんの登場です。

「俺はできないから、せがれに任せる」とNC関連はすべて誠度さんに任せました。

これは正しい判断でした。

「俺はデジタルはわかんねぇ。この腕があれば食っていけるさ。」と高慢になっていたら、今の和氣製作所はなかったかもしれません。

時代の流れは早く、技術も環境も日々進化していきます。

この時代の流れを敏感に感じ、如何に早く乗ることができるか。

そして、それを確実に取り込めるかどうか。

会社の存続は、経営者の手腕に掛かっています。

 

後編へとつづく。。。

 

有限会社和氣製作所
[本社工場]
〒146-0082 東京都大田区池上3-4-11
TEL 03-3755-4521
FAX 03-3755-4637
[厚木工場]
〒243-0303 神奈川県愛甲郡愛川町中津835-2
TEL 046-284-2130
FAX 046-284-2131
http://www.waki-ss.com


 

こんにちは。yamagです。

間が空いてしまいましたが、かいわさんの紹介後半に行きたいと思います。

が、その前に報告です。

前半では、触れませんでしたが、実は、かいわさん、経済産業省が主催する「ものづくり日本大賞」に

「限界を超えた超薄肉、超微細プラスチック製品を金型製作・成形加工で可能にする技術を確立」

という案件でエントリーされていまして、先月7月10日の結果発表で、見事、経済産業大臣賞を受賞されました!

http://www.meti.go.jp/press/20090710010/20090710010.html

かいわさん、おめでとうございます!

やはり、あの超薄肉、微細形状が成形できる技術は、とても真似できないすごい技術だと思います。

これからもこの高度な技術で素晴らしい製品・金型を作り続けてください。

今後の更なるご活躍を期待しております!

 

では早速、後半を書いていきます。

 

かいわさんのこのすごい技術は、その特徴のある教育方法によって生み出される加工技術だけでありません。

微細な形状や薄肉形状を成形するための型構想にも特徴があります。

試作品や開発製品が多いので、残念ながら公開することはできませんが、成形時に金型本体に掛かる負荷が少ない為、型持ちが良い、ミスショットが無い、ということで有名なのだそうです。

成形の品質は、金型の構造や射出条件で変わります。

一般的にショートやヒケが出ないようにするには、金型に入れ子やガス逃げなどを設け、トライ成形をしながら最適な射出条件を見極めていきます。

しかし、かいわさんの場合、射出条件による調整はまったくしません。

射出条件は一定のまま、安定した品質で成形できるまで金型のみを調整していきます。

完成度の高い金型を作って、いつ、だれが、どんな時に成形をしても、同じ品質で製品が取れるようにしているのです。

金型作製の工数は掛かるかもしれませんが、品質の安定した製品を長い期間供給することができるということは、お金では買えないお客さんからの信頼を得ることができるのです。

 

かいわ01

 

かいわさんのすごい技術には、もう一つ大きな特徴があります。

それは、精密加工をする工作機はすべて地下に設置されているということです。

地下ですよ、地下!

なんか秘密基地っぽくていいですよね(笑

地下室は、温度管理がしっかりとされ、温度、湿度は常に一定となっています。

何故、地下に入れたのか聞いてみますと、温度管理が容易ということ。

それと外部からの振動を避けるためなのだそうです。

外部からの振動。

自動車(主にトラック)の走行による振動です。

その振動の大きさは、地上と地下ではかなり違うのだそうです。

μ単位の加工ですから、やはり少しの振動でもNGなのですね。

地下室に入れることによるメリットがもうひとつあるのだそうです。

それは、最適な加工条件を見極めやすいということだそうです。

温度や湿度、振動などの不安定な要素が一定になる、つまり、その要素は考慮する必要がないので、本来の切削条件だけに集中できるということです。

確かに、考察する項目が絞られるので、結果が出し易くなりますよね。

こうやってみると、かいわさんの地下室は、やっぱり秘密基地になっているのですね。

 

かいわ02

 

かいわさんは、会社の規模より技術で勝負していきたいと言われていました。

高い誇れる技術をどれだけ持っているか。

広報もたしかに大事だが、それだけではないと言います。

高い技術を持っていると口コミで評判は伝わって行くものです。

かいわさんは、そういう技術力の高い会社を目指しています。

 

社長様は、各地で技術セミナーもやられています。

僕も取材に伺ったときに、いろいろなことを教えてくださいました。

社長様の技術の知識はとにかくすごいです。

話し方も上手でとても分かりやすかったです。

社長様は、「基本原理を考えてごらん」とよく言います。

成形バランスやガス抜きなど、基本原理をしっかりと考えれば、解決策は必ず見つかると言います。

型持ちが良く、ミスショットがない、という基本原理に基づいて作られたかいわさんの金型は、そのことを証明していると思います。

 

かいわ04

 

かいわさんは、世界一を作ってもあまり意味がない、と言います。

高品質なモノを作って初めて評価される。

ものづくりは、世界一よりも高品質。

お客様から出てきた図面に対してどれだけ品質よく作れるか。

素人が凄いという技術ではなく、玄人にすごいと言われる技術。

それを常に意識しているのだそうです。

 

かいわ05

 

さて、前半で紹介したこの微細クワガタ。

今後のこのクワガタ技術をどう発展させるか、いろいろと考えているのだそうです。

また、それをあ〜しようか、こ〜しようかと、考えているだけでワクワクしてくるのだそうです。

本当に、社長様はこのような技術開発が好きなのですね。

日本の誇れる技術屋さんです!

また、かいわさんの新しい技術が見られ日を楽しみにしています!

 

最後に、社長様のもうひとつの事業を紹介します。

HPにもリンクが張られていますが、ルックアップというメンズファッションコーディネーター買物代行サービスを経営されています。

こちらの経営は、社長様の単なる趣味というわけではありません。

何故、金型業以外の経営をやるかというと、違う業種分野からも本業務の経営のヒントをもらえるからなのだそうです。

金型だけを集中していると他のよその情報はあまり入ってきません。

まったく別の分野の情報が、問題の解決のヒントになることもあるそうなのです。

いろいろな経験されているかいわさん。

今後、金型事業も代行サービス事業も、益々発展されていかれることと思います。

これからも応援しています!

 

今回、紹介しましたかいわさんの技術にご興味のある方、微細クワガタを生で見たいという方、会社見学は大歓迎ということですので、是非、お気軽にご連絡頂ければと思います。

お問い合わせは、かいわさんへ直接して頂くか、もしくは、seizo-ouen@gs-field.netへご連絡ください。

 

株式会社かいわ
〒409-0012
山梨県上野原市上野原3796
TEL 0554-63-5551
FAX 0554-62-3866
代表取締役 山添重幸
http://www.kaiwa-net.co.jp/


こんにちは。yamagです。

さて、いよいよ今週の水曜日7/8、横浜関内にて「応援ブログ」の発足式が行われます。

平日にも拘らず、たくさんの参加申し込みを頂きまして、誠にありがとうございます。

当日は、開場5:30、開宴6:00となっております。参加される方は気をつけてお越しください。

皆さまとお会いできることを楽しみにしております。

尚、当日のパーティーの模様は、後日、画像をたくさん載せて報告しようと思っていますので、今回、都合がつかなかった方や遠方の方は、そちらの方を楽しみにしていてください。

よろしくお願い致します。


では、早速、今週の記事を久しぶりにyamagが担当致します。




今週は、山梨県上野原にあります『株式会社かいわ』さんを紹介します。


まずはこの画像をみてください。
このクワガタ、射出成型品なのですが、どのくらいの大きさだと思いますか。


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な、な、なんと、これ全長2.6ミリ なんです。
このクワガタの画像は、かいわさんから送られてきたものなのですが、驚くのはその大きさだけではありません。
実はこの金型、入社2年半年の女性社員によって作製されたものなのだそうです。
まだ経験の浅い社員がこれだけも物を作り出してしまうというかいわさん。
さて、その教育方法とはどのようなものなのでしょうか。



1966年創業。
現在従業員は、15名。
業務は、微細精密金型作製及び射出成形です。
超微細加工に拘り、家電、医療を中心とした細密製品を作られています。


場所は、山梨と神奈川のほぼ県境。
ここ富士市からですと、東名高速御殿場ICで降りて、東富士五湖有料道路を経由、中央道に乗り約2時間弱で着きます。


主な設備です。
・三次元測定器 ミツトヨ
・投影機 ニコン
・マシニング 東芝F-Mach443
・NC-EDM マキノKE-55
・NCワイヤー マキノU32-K
・射出成形機 ファナックs-200j50B
他、多数あり。
詳しくはHPを参照ください。


 

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かいわさんの社員は、皆、若いです。
金型屋というと、大概、勤続うん十年というベテラン、職人さんがいると思いますが、ここかいわさんには、そういう職人という人は存在しません。
社長さん曰く、
「職人(プロ)というのはどうしても自分に対して限界を作ってしまう。経験の浅い者は、限界を知らないからどこまでもがむしゃらに仕事をこなす。」
と、敢えて職人のいない職場づくりをしているのだそうです。
更に社長さんは言います。
「未経験者は限界を知らないからぐんぐん伸びるし、固定観念がないから突拍子もないアイデアがどんどん出てくる。それが問題解決の近道になったり、新しい技術になったりする。」
確かに、仕事を始める前に「これは無理だろう」と線を引いてしまうことはありますよね。
経験値が高ければ高いほどそういうことは多くあると思います。


それじゃ、経験者や職人はダメか。というと、そういうことではありません。
豊富な経験値は物事を的確に判断するためには必要ですし、今のかいわさんの若い社員たちも経験値を積まれてプロになっていくわけですから、決して経験値の高い人や職人が良くない、ということを言いたいのではありません。
「自分の限界を作らすにがむしゃらに出来るかどうか」
「固定観念を捨て、いろいろな発想が出来るかどうか」
ということを社長さんは伝えたいのです。


 

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さて、気になるかいわさんの教育方法について書いて行きましょう。

社員教育というと、誰か経験値の高い人を教育係として半年なり1年なりつけて教育をしていくというのが一般的だと思いますが、かいわさんの教育方法はそのようなやり方ではありません。


まず、本人が使う加工設備の取扱説明書を端から端まで何回も読ませることから始まります。
これは、相当大変な作業だと思います。
本当に「この機械を覚えたい」とか「機械が好き」という熱意がないと、この分厚い取扱説明書は読破できないでしょう。
いわば、この試練を乗り越えられない人は、「その機械を限界まで使いこなすことができない」「使いこなすだけの熱意がない」と判断されるということです。
厳しいようですが、機械を安全に限界まで使いこなすためには、必要な試練だということです。


取扱説明書の読破が終わると、いよいよ機械での実作業です。
もちろん、すぐに実務というわけにはいかないので、実習という形で自分の好きなように機械を使わせるのですが、この実習期間がなんと半年もあるのです。

もちろん、事故や怪我の恐れがある機械は使用前に説明し教えます。


社長さんは、
「半年くらいその加工設備で遊ばせる(自分の好きなように使わせる)と機械の限界値、特性を体が覚える。安全に限界値を超えて使いこなすためには必要な期間だ。」と言います。
え、えっ!機械の限界値を超えて使いこなす?!
そう、機械の特性を極めるとその機械の限界値を超えた性能を引き出すことができるのだそうです。
かいわさんのこれら超精密な製品は、このような教育を受けた機械の骨の髄まで理解しつくしている社員の方々によって作られているのです。


つづく。

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株式会社かいわ
〒409-0112
山梨県上野原市上野原3796
TEL 0554-63-5551
FAX 0554-62-3866
代表取締役 山添重幸
http://www.kaiwa-net.co.jp

『株式会社モルテック』さんの後半です。


モルテックさんのもうひとつの売りとして、金型体験研修があります。
金型を触ったことのないお客様に対して、実際に金型を触ってもらい、知ってもらい、より良いモノを作っていきましょう、というコンセプトでやられています。
この金型体験研修は、景気に関係なく申し込みが多いんだそうです。
無料でやっているので直接利益にはなりませんが、お客様と共に成長し、そして一緒に利益を出して行きたい、という気持ちで取り組まれています。


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金型の知識を持っている製品設計者は多くいると思いますが、実際に金型をバラシ組みしたことがある製品設計者は、ほとんどいないのではないでしょうか。
教育ソフトで金型の機構は知っているけど、実際の型は触ったことがない。
そんな設計者は多いと思います。
金型は、触ってみなければ解りません。
スライドや傾斜などは、実際に動きをみると感動ものです。
教育用のアニメーションなんて比じゃないです。
金型を触られたことのない製品設計者の方は、

是非、一度、仕事を持って(←ここ大事w)モルテックさんの金型体験研修を受講して頂きたいと思います。


 

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<最新の成形機>


社員さんのスキルアップにも力を入れています。
工場の奥に眠っていた昔の汎用旋盤を引っ張りだしてきて、ピカピカに磨いて使えるようにし、切削加工の基本である旋盤加工の研修を始めたんだそうです。
この研修には、「考えるものづくり」「自身の綺麗レベルを上げる」という2つの目的があるそうです。


 

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<これが噂の旋盤>


バイト作りから始まり、どうやったら綺麗な加工面が得られるか、自分自身で試行錯誤し、まず自身の中での最高のものを削り上げる。
これが「考えるものづくり」
それを熟練者が評価し、バイトの作り方を指導。
指導を受けた作業者は、より綺麗なものを削ることができるようになり、そして自身が今まで知らなかった「綺麗」を知ることができる。
これが「自身の綺麗レベルを上げる」です。


 

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<なんか一番落ち着く場所でした。工場内には、このようなノスタルジックな場所もあります。>


「考えるモノづくり、綺麗なものを追求する」
決められたことをただこなすだけでなく、どうやったら今以上に早く綺麗に作ることができるか。
これからの時代にはそのようなスキルが絶対に必要だと思います。


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モルテックさんは、今後、提案型の金型づくりをされていくそうです。
お客様に依頼された金型をただ作るだけなく、より良い製品が作り出せるような金型作りを提案していく。
あるいは、お客様と一緒に金型を作っていく。
良い製品作りには、良い金型作りが欠かせません。
モルテックさんの高い技術力と提案力があれば、魅力のある素晴らしい製品を作り出すことができると思います。
これからも素晴らしい綺麗な金型を作り続けてください。
モルテックさんの更なる発展を願っております。


 

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<今回、僕が撮った中で一番好きな写真です。モルテックさんの雰囲気が一番よく出ている一枚です。>


今回、紹介致しましたモルテックさんの技術にご興味のある方は、
直接、お問い合わせ頂くか、
もしくは seizo-ouen@gs-field.net へご連絡頂ければ、ご紹介致します。
どうぞお気軽にご連絡ください。


株式会社モルテック
〒211-0051
神奈川県川崎市中原区宮内2丁目6番9号
TEL 044−777−6744
FAX 044−755−3183
代表取締役 松井宏一
http://www.moltec.co.jp/index.html


最後に、
モルテックさん、お忙しい中、貴重なお時間を頂きまして誠にありがとうございました。
いろいろなお話を聞かせて頂き、大変勉強になりました。
またお伺いさせて頂きますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
一緒に元気な日本を作っていきましょー!

今週は、富士市にあります『有限会社オーエム技研』さんを紹介します。


創業 1999年。
金型部品や試作部品などの部品加工を業務とされています。


従業員は4名。
全員が何でもこなせるとという強みを持っています。


設備です。
マシニング オークマMX-45VA(560×460×450) 2台
ワイヤー ファナックα-oiA(320×220×250)
放電加工機 ソディック EPOC−3 320×220×250
放電加工機 マキノ EDGE3 450×300×320
レーザー溶接機 テクノコート TL-150
放電被覆・肉盛装置 テクノコート マイクロデポ
CADCAM 4台


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オーエム技研さんで主に加工されている部品は、金型の入れ子というものです。駒ともいいます。
取材にお伺いした時に削っていた入れ子は、細いフィンがいくつも立っている、、、そうですねぇ空冷エンジンをイメージしてもらえるとなんとなく分かってもらえますか?
その細いフィンが迷路のように複雑に入り組んでいる形状を削っていました。
おそらくφ2やφ1ぐらいの工具で荒取りをしていくような加工だと思います。
更にそのフィンは立ちも深いので、ぱっと見、「放電加工でしょ」というような形状なのですが、基本的には放電レス、NC加工だけで仕上げていくのだそうです。
小径加工のノウハウを相当持っていなければできない業ですよね。


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この直彫りした薄いフィン形状にも、形状変更が入る場合があります。
形状が膨らみ方向の場合、通常、溶接で肉盛りしたりするのですが、このような薄い形状に通常の溶接盛りをすると広範囲に熱が伝わり歪みが出てしまいます。
そこで活躍するのが、レーザー溶接
レーザー溶接は、小さく盛れ、熱による変形、歪、が殆ど発生しないので、このような細かな形状には最適です。
オーエム技研さんも昨年このレーザー溶接機を導入しました。
実際にレーザー溶接された駒を見させてもらいましたが、なるほど、薄っすらときれいに肉盛りされていました。


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金型部品などで溶接というと「肉盛り」が一般的ですが、オーエム技研さんでは、検査治具部品や形状確認用部品、試作部品などに「継手」としても使っています。
パーツごとに削りだし、それらのパーツをレーザー溶接で組み付けます
この工法を確立してからは、かなり需要も増えてきたそうです。
最近、特に多い案件は

「5軸加工形状を工法を問わないから早く安く作ってほしい」

というような物だそうです。


 

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この工法で仕上げた物の中からひとつみさせてもらいました。
手のひらサイズの大きさだったのですが、これは見事でした。
5軸加工で出来なくはないですが、たしかに時間や段取りが掛かりそうです。
もし削り出しに拘らず、早く安く作りたい複雑な形状がありましたら、

一度、オーエム技研さんにご相談されてみてはいかがでしょうか?


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オーエム技研さんの今後は、
先ほど紹介しましたレーザー溶接を用いた部品加工を拡大していきたいとのことです。
レーザー溶接を使った技術は、まだまだ未開の地にあると思います。
小径加工のノウハウと4人の職人技術があれば、更に新しい技術を生み出していけると思いますので、頑張ってください。
これからのオーエム技研さんの発展を願っております。


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今回、紹介致しましたオーエム技研さんの技術にご興味のある方は、
直接、お問い合わせ頂くか、
もしくは seizo-ouen@gs-field.net へご連絡頂ければ、ご紹介致します。
どうぞお気軽にご連絡ください。


有限会社オーエム技研
〒416-0946 静岡県富士市五貫島995-1
TEL 0545-66-2777
FAX 0545-66-2778
http://spcc3wd9.web.officelive.com/default.aspx


最後に、
オーエムさん、お忙しい中、貴重なお時間を頂きまして誠にありがとうございました。
いろいろなお話を聞かせて頂き、大変勉強になりました。
またお伺いさせて頂きますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
一緒に元気な日本を作っていきましょー!

【 生産性アップへの取り組み例 】

こんにちは、彦です。

有力な工作機械を購入するだけで仕事がついてきたかつての佳い時代とは異なり、設備ならばどこの国でも購入できる今日。

設備の所有よりも、その使いこなしが企業のチカラの差を生む時代となってきました。

今日は、"現場へのPC配備"と"稼働実績の集計システム"を通して生産性アップに取り組んでいる新潟県の株式会社ループラを紹介します。


・株式会社ループラ(新潟県豊栄市)
株式会社ループラは、従業員は20名、マシニングセンタが10台、放電加工機が4台稼働する精密ゴム金型メーカです。

固まっても柔らかく、ある程度の変形を許容できるゴムの特性上、ゴム金型には樹脂金型のような抜き勾配の制約がありません。

パッキンの金型製造をメインとする同社の場合、アンダーカットを含む金型の比率は高く、抜き勾配がないどころか、アンダーカットも当然のように存在します。

対応策として放電加工はもちろんのこと、切削送りが極低速のヘール加工を多用。その一方で、ミーリングによる高速加工も行うため、加工担当者には加工に対する幅広い知識やノウハウ、感性が要求されます。

しかし、要求されるハイレベルな加工技術の一方で、同じプレートサイズでも金型1面あたりの単価が安いといわれるゴム金型。 

50人・100人の会社ではできないオリジナルな方法で競争に勝っていくことを目指して、1)現場へのPC配備と、2)NC加工機の稼働管理システムの活用によって生産性アップを図りました。


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図1 同社製金型による製品例

各種シールパッキン(O-リング、X-リング、Y-リング、U-リング)やガスケット、オイルシールなど工業用精密ゴム金型を中心に製作。



 

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図2 主要設備

マシンニングセンタ 三菱重工M-V5A×5台、M-V60C、M-V70C、M-V70DF、牧野フライスV55、V77、高速放電加工機 牧野フライスEDNC65S-A16MR、ワイヤ放電加工機 三菱電機DWC 90C/H、3DCAD/CAM シマトロン


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図3 パッキン類の金型は多数個取りが基本。ゴムの特性上、アンダーカット形状も多く、放電加工も多い。放電加工機には電極マガジン・電極チェンジャを装備。


1) 加工機毎にPCを配備

金型の生産性アップに不可欠な加工に対する担当者の幅広い技能習得のために、同社はまずNC加工機毎のPC配備に取り組みました。

DNCサーバーの役割も兼ねたPCを各工作機械に1〜2台ずつ設置し、以前のような"何か知っていそうな担当者"に直接聴いていた状態から、電子文書化を図りました。

Windowsの検索機能で簡単に検索できるWordやExcelで情報を蓄積するほか、グループウェアとWeb型の文書管理システムを連携させてあらゆるファイルを一元的に管理するようにしました。

目的の情報に的確にアクセスでき、知りたい情報を・必要なときに・誰もが・すぐに入手できるよう、担当者は加工を開始する前に過去の切削条件やトラブルの履歴を検索して、始める加工について"予習"する環境を整えました。

工場内に配置されたPCで情報の蓄積とその再利用、部門間のコミュニケーションを促進させています。


 

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図4 現場のPC


2) NC加工機の稼働監視・実績集計

ヘール加工という極低速の切削では、油性の切削油を使わざるを得ません。

実際、工具の損耗によって大きくなった切削抵抗による発熱でクーラントが発火したこともあります。

工具の能力を最適かつ安全に使い切っているか切削負荷を客観的に把握するために、稼働管理システムを使用して切削負荷の監視と機械稼働の集計を開始しました。

社員1人あたりの生産性をスタート時の2倍に高めることを目標に、安全で能率のよい加工条件を探求と、NC加工機の稼働実績を経営に活かすシステム化を推進してきました。

・工具の能力を安全に使い切る

1台目の導入から3年で全てのマシニングセンタに切削監視ユニットを装備。

稼働実績の収集と切削条件の分析を継続し、社員が工場の状況を科学的な分析をともなった状態で正しく簡単に把握できる「みえる化」の加速に取り組んできました。

得られた数値データによって、機械設備の運転時間・稼働時間を正確、かつリアルタイムに把握して、機械のコストと人件費を正しく算出して生産性の指標に活用できるようになったほか、生産性アップと時短を推進する際のグループごと・作業者ごとの目標設定や改善の動機付けにも活用できます。

客観的なものさしで生産性が測れることで、仕事への工夫や改善、仕事の絶対量が数値としてきっちり現れるので、社員のモチベーションにも好影響があったそうです。

稼働の"見える化"を加速

10人程度までの会社ならば、工場の負荷、機械の稼働率や作業者の仕事の濃淡は、社長自身が現場の雰囲気を感じつつ管理することもできます。

しかし同社は20人。

いくら社長自身が《現場で働きたい、機械を動かしたい》と思っても現場にいられる時間は限られてきます。

工作機械の稼働実態を正確なものさしで客観的に記録できるようになり、工場の能力を正確に把握できるようになりました。

経営面において、仕事の受注や納期をどのようにできるか判断したり、仮に機械の故障や加工のトラブルが発生したとき、それによる損失やスケジュールへの影響も具体的に把握できるようになったほか、加工費の見積り精度が高まって管理者・責任者のストレスが減るなど、工場管理者や経営者の迅速で正しい判断に役立っています。

設備投資についても、たとえば、《社長、設備がフル稼働なので新しい機械を買いましょう》と担当者から言われたとき、従来ならば抽象的な言葉でなんとなく会話していたのが、どういう機種を導入すると工場全体の仕事がどう変わるか、金型サイズも考慮しながらシミュレーションができるほか、シミュレーションの過程で導入しないで済む知恵も生まれるようになり、職場の活性化にも好影響があったそうです。

 

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図4 切削監視ユニット「FA-871」取り付け例

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図5 切削監視ユニット「FA-890」取り付け例

NC装置の主軸アンプと一時停止ボタンまたは非常停止ボタンに配線し、スピンドルモータにかかるロード信号を0.01秒ごとにサンプリング。

この信号の0.5秒間の平均値と最大値・最小値をデータ送信する。

過負荷を検知して送りを停止することで設備やワークのダメージを抑えたり,エアカットなど負荷が減った際に送り速度を高める制御も行う。

なお、最大16チャンネルのNC装置の接点情報を取り込んで、スイッチのON/OFFから「加工中」・「停止」・「異常発生」といった機械の状況を検知する「FA-890」もある。

いずれの切削監視ユニットからの信号も、PCの専用ソフトでリアルタイムに収集・分析される。

主軸の回転数と負荷(=工具負荷)を算出してグラフ表示するほか,最大負荷やエラーの履歴,主軸の回転時間,エアカット時間,DNC 転送回数,過負荷検出回数などを日・週・月ごとに集計できる。


【ワンポイント】 

一般に、このような稼働管理システムには、下記のような導入メリットがあるといわれています。

1)機械稼働の実績がデータとして残るため、トラブル発生時の迅速な原因究明ができる。

2)稼働実績データとスケジュール管理システムをつないで生産管理のしくみ全体を回す原動力にできる。

3)生産性が数値として見えることで、グループごと・作業者ごとの動機付けに活用できる。人事や給与を公平に査定する根拠としても使える。(社内体制・人事評価)

4)新しい機械設備が本当に必要か、その機械が生み出すバリューはどのようなものかシミュレーションできる。(銀行融資のプレゼンにも活用できる。)

5)根拠のある公正な数値にもとづいた適度な競争のある自由闊達な企業風土の醸成。「誰が正しいか」から「何が正しいか」で考える風土への移行。(機械稼働率の向上。派閥の解体効果も。)



 

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株式会社ループラ

〒950-3362 新潟県豊栄市高森新田80-2

TEL 025-258-5190(代)

FAX 025-258-4034

代表取締役 浜田 浩氏

loopla@wonder.ocn.ne.jp

事業内容 ゴム金型の製造・販売

会社設立 平成3年1月


今回、紹介致しました?ループラさんの技術にご興味のある方は、
直接、お問い合わせ頂くか、
もしくは seizo-ouen@gs-field.net へご連絡ください。


どうぞお気軽にご連絡ください。

今週は、静岡県富士市にある『有限会社 渡辺金型製作所』さんを紹介します。


昭和60年創業。
創業2年後の昭和62年に工場を新設。
現在まで23年間、射出成形型を作り続けています。


保有設備です。


・マシニング マキノV55 900×500×450

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・NCフライス マキノBN2-85 850×500×450

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・ソディック 600MC(グラファイト仕様)

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・放電加工機 ソディック A5R(高速鏡面仕上げ加工機)
 

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・放電加工機 ソディック A3R

・汎用フライス 3台
・精密平面研削盤 1台
・ラジアルボール盤 1台
・旋盤 1台
・CADCAM 2台
・ダイスポ 1台


作製型サイズは、成形サイズで350tまで可能だそうです。
射出成形型ならどんなものでも作製可能ですが、その中でも特に力を入れているのが、自動車のドア内張りやインパネ、リアパーシェルについている樹脂製のスピーカーカバーの金型です。

スピーカーカバーは、一昔前はプレストリムされたパンチングメタルという金属板が付いていましたが、最近ではほとんどが樹脂製になりました。

デザインや大きさ、パンチングの穴径、穴数は、車種やスピーカーメーカーによって違います。
開口率と言うのが重要で、金型の構造上塞がってしまう穴は、客先に問い合わせをするほどシビアな製品です。


 
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スピーカーのパンチング加工は、切削工具でNC加工することはほとんどありません。
グラファイト素材を使って、放電加工をします。
スピーカーの放電加工の場合は、普通の放電加工と違ってシリコン放電というものを使います。
放電された加工面が鏡面なことからピカ放電とも呼ばれています。
放電液の中にシリコンパウダーが入っていて、そのパウダーが&#;$※♂?○だそうです。。。
すみません、よく分かりません。。。

このシリコン放電は、特殊な仕様なのでここら近辺(富士・富士宮)で設備されているところはあまりないそうです。
渡辺金型さんのスピーカー型の評判を聞きつけて、県外からも依頼がくるそうです。


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社長さんは、独立前はプレス型メーカーにいたそうです。
その後、樹脂の試作型メーカーで樹脂型のノウハウを勉強し、現在に至ります。
今では金型加工は機械直彫りが当たり前ですが、一昔前の樹脂試作型はZAS鋳造がメインでした。
木や樹脂素材で型モデルを作り、鋳造します。
上型は、モデル(木型)→反転→反転(砂型or石膏型)→鋳造。
下型は、板厚分を抜かなければならないので、

モデル(木型)→反転→板厚調整→反転→反転(砂型or石膏型)→鋳造という工程になります。
板厚調整にはシートワックスというものを反転モデルに貼って製品板厚を抜いていきます。

・・・

話を戻します。


社長さんはその後の工程、鋳造し終わった金型の仕上げ/まとめを担当されていました。
鋳造された面の磨き、押出しピンの設定、スライドコアなど。
先週紹介した金型を構成する部品 をフライスで作製し、組み付けて、型まとめです。
現在は上下型とも機械加工なので、上型下型の合わせ面は多少の調整でピッタリ合いますが、鋳造物はそう簡単には合いません。
光明丹を付け、型を合わせ、強く当たっているところを擦り擦り、あっち擦りこっち擦りして、全面を均一にピッタリ合わせます。
その絶妙な擦り具合は、まさしく職人技です。

僕がやったらシーソーのようにカタカタになってしまうと思います。
この職人技術を持っているからこそ、スピーカーのような細かい金型でもバリなく仕上げられるのでしょうね。


今回お伺いしたときは、放電用のグラファイトの素材をバンドソーで切り出していました。
腕、マスク、真っ黒になって作業していた後姿を見てたんですが、何だろう、職人さんって後姿からも職人オーラを感じるんですよね。
やっぱ、かっこいいです。
僕も職人オーラを出せるような人間になりたいです。


 
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樹脂成形型なら何でも来いですが、今後は、もっとスピーカー型の技術を磨いていきたいそうです。
今までも難しいスピーカーをたくさん作製されてきたので大概のものはできますが、もっと刺激がほしい……とは言ってませんでしたが、今までにないような難しいスピーカー形状も挑戦していきたいそうです。
渡辺金型さんの更なる技術発展を願っております。


今回、紹介致しました渡辺金型さんの技術にご興味のある方は、
直接、お問い合わせ頂くか、
もしくは僕の方へご連絡頂ければ、ご紹介を致します。
どうぞお気軽にご連絡ください。


有限会社 渡辺金型製作所
〒417-0801 富士市大渕3718-35
TEL 0545-36-1397
FAX 0545-36-0750


最後に、
渡辺金型さん、お忙しい中、貴重なお時間を頂きまして誠にありがとうございました。
いろいろなお話を聞かせて頂き、大変勉強になりました。
またお伺いさせて頂きますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
一緒に元気な日本を作っていきましょー!



今週は、静岡県沼津市にある『有限会社 政典金型製作所』さんを紹介します。


昭和53年10月に設立されて以来、30年間、
射出成形金型を作製されています。

従業員数は3名です。


保有設備です。


・マシニングセンター マキノV33 600×400×350
 

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・ワイヤー放電加工機 マキノU53K 520×370×320

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・NC放電加工機 ソディックMARK-V

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・NC放電加工機 ソディックMARK-X

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・汎用フライス 1台

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・NCフライス機 2台
・ボール盤 1台
・成形研磨機 1台
・アルゴン溶接機 1台

・CADCAM 1台


作製型サイズは、成形サイズで200tまで可能だそうです。
特に箱物や精密ものは得意な分野だそうですが、
レンズ関係も数多くやられており、
「小物の射出成形型なら何でも来い!」という感じでした。
さすがですね!


自動車内外装部品では3Dデータ支給が当たり前ですが、
電装部品や家電部品は2Dデータ支給が多く、
公差を織り込みながらモデリングし、金型を作製されているそうです。
僕も何度か家電部品の2D→3Dをしたことがありますが、
公差を織り込みながらのモデリングは結構大変です。
高いCADCAM技術を持っていなければできないでしょう。


ある箱物の製品図を見せてもらいましたが、
これまた厄介な形状で、
直壁深いわぁ、スライド・傾斜多いわぁ、公差厳しいわぁ、で
ちょっと目を背けたくなるような難しそうな金型でした。
モデリングも多分、大変。
他の小物部品も見せてもらいましたが、
これも公差が厳しいものでした。
守秘義務があるので画像等は載せられませんが、
かなり難しい複雑な金型を作製されています。


話の途中で分かったのですが、社長さんは僕の出身高校の先輩でした。
(先輩といっても僕の方が随分と下ですが)
しかも同じ学科。
不思議なご縁です。
益々、応援したくなりました!


今後は、レンズ関係をもっと伸ばしていきたいということです。
もちろん技術の方も今以上に磨き、高精度・短納期の金型作りを目指していくそうです。
終わり際、社長さんは「技術・設備・信用はここら辺では負けない!」と仰られてました。
多くの難しい金型を経験してきたからこそ言える力強いお言葉だと思います。
政典金型さんの更なる技術発展を願っております。


今回、紹介致しました政典金型さんの技術にご興味のある方は、
直接、お問い合わせ頂くか、
もしくは僕の方へご連絡頂ければ、ご紹介を致します。
どうぞお気軽にご連絡ください。


有限会社 政典金型製作所

〒410-0836 静岡県沼津市吉田町14-6

代表:芹澤政雄

TEL 055-932-6035

FAX 055-932-6037

HP:http://www.seiten-ss.co.jp/


最後に、
政典金型さん、お忙しい中、貴重なお時間を頂きまして誠にありがとうございました。
いろいろなお話を聞かせて頂き、大変勉強になりました。
また、お伺いさせて頂きますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
一緒に元気な日本を作っていきましょー!

『杉山金型』

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今週は、静岡県富士市にある『杉山金型』さんを紹介します。


昭和57年8月創立以来、26年間、
射出成形の金型を作製されています。


従業員数は5名で、皆、職人さんと言った感じです。
保有設備は、かなりたくさんありましたよ。


主力設備マシニングセンター
・大隈豊和 MILAK-561V-5軸仕様(1000×520×560)
 

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・大隈豊和 MILAK-761V-3軸仕様(1540×760×660)

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・山崎マザック AJV32-405(1000×700×460)

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ワイヤーカット機の可動範囲は、700×400×400 と大きいです。
・シャルミーのROBOFIL 510

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・汎用放電機日立H-DS-10N

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・NC放電機三菱M-65E(600×400)

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・NC放電機三菱M-35K(300×200)

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・旋盤

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型合わせには不可欠な

・ダイスポ

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・ラム型フライス4台

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・平面研削盤4台

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・NC彫刻機1台
・ラジアルボール盤1台
・レーザースキャン2台
・CAD4台
・CAM4台


作製可能な型サイズは、1000×500 くらい、
成形サイズで言えば、300tくらいまでだそうです。


杉山金型さんで、主に手掛けているものは、
自動車のシフトノブの金型です。
守秘義務があるので、残念ながら画像は載せられませんが、

シフトノブの金型はめちゃくちゃ難しいです。
スライドと入れ子のパズルです。
普通の成形部品ならパッと見で、スライドや入れ子をイメージすることができますが、この製品は全く分かりませんでした。
型設計できる人もなかなかいないそうです。
なので、社長さんが忙しい中、時間を割いて設計しているそうです。
もしシフトノブの型設計ができる方がいましたら、是非、ご連絡をお願い致します。


杉山金型さんの凄いところは、もう一つあります。
それは、壊れそうな金型部品のスペアを作っておくことです。
量産中に何らかの原因で壊れてしまっても、すぐに修正し、量産計画の遅れを最小限に抑えることができます。
お客様の立場に立って常に経営されているということですね。
さすがです。
シフトノブの他にも、射出成形型でしたら大概のものは作製可能だそうです。


最近は、レーザースキャンにも力を入れているそうです。
手加工などで修正された成形品をレーザースキャン、CADデータ化し、現行金型に反映させるという技術です。
レーザースキャンは、ROLANDのPICZAとMercuryJがあります。

・MercuryJ

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・PICZA
 

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スキャン精度は、0.05mmと高いです。
軽いものはPICZA、重いものはMercuryJと使い分けているそうです。
レーザースキャンは、型修正以外でもいろいろと使い道はあると思いますし、金型屋さんではあまり導入しているところはないと思うので、これからの杉山金型さんの技術発展に期待しています。


今回、紹介致しました杉山金型さんの技術に興味のある方は、

直接、お問い合わせ頂くか、
もしくは僕の方へご連絡頂ければ、ご紹介を致します。
どうぞお気軽にご連絡ください。


杉山金型
代表:杉山一昭
〒417-0815 富士市増川字蒲原75-1
TEL 0545-38-2163

FAX 0545-38-3812


最後に、
杉山金型さん、お忙しい中、貴重なお時間を頂きまして誠にありがとうございました。
いろいろなお話を聞かせて頂き、大変勉強になりました。
また、お伺いさせて頂きますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
一緒に元気な日本を作っていきましょー!

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